学びネットは、中学、高校受験のための情報ページです。学校紹介や塾経営にお役立て下さい。

〜みんなが参加し、知恵を集める学びの場『楽校』
生徒の期待するスクールライフを実現〜
広域通信制高等学校・単位制・普通科
さくら国際高等学校

　映画『サマーウォーズ』の舞台にもなった長野県上田市。この自然豊かな地域に本校舎を置くさくら国際高等学校は、広域通信制・単位制の高等学校である。「ほっと安心できる環境で、焦ることなく自分のペースで成長し、社会へ強く羽ばたける人間を育成したい」と語る荒井裕司学園長のもと、いろいろな理由で翼を傷めた生徒が、個々の感性を引き出すカリキュラムにより、もう一度学ぶことの楽しさを思い出せるように、教員全員が全力で指導に当たっている。

生徒の個性と意志を尊重して育成する
全国第一号教育コーチング認定校

　さくら国際高等学校の学習は、完全習熟度別カリキュラムによるコース制が基本となっている。年間通じて週３日〜５日通学する通学型コースと、通学が不可能な生徒を対象にした集中スクーリング型コース。どちらも単位制で３年以上在籍・74単位以上修得・特別活動などに30単位時間以上出席で卒業となるため、一般的な留年はない（普通科からの転入は、在籍していた高校の単位が加算されるので、重複授業を受ける必要はない）。

　単位はレポート作成やスクーリング出席、テストで修得。指定日にスクーリングができない生徒には、特別補充スクーリングも予定される。また、全国から生徒を募集しているため、距離的な問題で本校舎への通学が不可だったり、一人で学習することが困難な生徒を対象として、全国各地にある学習相談センターで学習支援が受けられる。

　同校のもうひとつの特徴が、日本青少年育成協会主催の教育コーチング全国第一号認定校ということだ。教員一人ひとりが教育コーチングの理念に基づいて、カウンセリングマインドで指導、卒業後にも自立するまで支援を続けていくという、愛情をもった教育で生徒に接し続けている。

　この生徒の心を尊重した指導理念に、賛同するフリースクールや塾は多い。そういった教育機関との連携をさらに強く大きくして、『新しい教育のカタチ』を広げたい、というのがさくら国際高等学校の今後の目標である。

国際交流や地域に開かれた学校で
コミュニケーション能力を育成

　不登校の生徒の多くが、大きな壁として認識している人とのコミュニケーション作りにも、さくら国際高等学校では大きな時間を割いている。

　上田市の豊かな自然と伝統を利用し、農業体験や陶芸、伝統芸能、そば打ち、歴史的遺産を巡る市内散策、祭りや地域活動の参加、ボランティア学習といったさまざまな体験学習には人との関係が不可欠。また、チームワークが必要なクラブ活動も盛んで、サッカー部・野球部・卓球部・陸上部・将棋部は全国大会に駒を進めている。さらに、かつて地域の文化の中心であり、情報発信の場であった学校本来の形を取り戻すべく、ＮＰＯ法人や地域の活動団体とも交流。すべての世代が気軽に立ち寄れる開かれた学校とし、生徒の精神的自立を促している。

　校名の通りに国際交流も盛んだ。２つの姉妹校がある台湾への修学旅行や東京国際学園（さくら国際高等学校の母体校）の生徒との協同で建設するラオスの小学校への訪問だけでなく、ニュージーランドやカナダ・アメリカへの留学なども積極的に行われ、生徒は異なる文化や言語の中で、大きな『感動』と『出会い』を体感する。

　こうして育成された生徒の多くは、キラリと光る個性を確立し、卒業後の夢に向かって歩いていくことになる。また、４年制大学や短大、専門校とその進路も幅広い。中でも４年制大学は、東大をはじめとする最難関国立大や難関私立大である早慶上智などへ、多数の合格者を出している。最も特徴的なのは医学部に進学する生徒が多いことで、ひたむきな生徒の学習欲をしっかりと引き出す教育に、多方面から注目が集まっている。