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2016/5 塾ジャーナルより一部抜粋

生徒本人の“行きたい”と思う意欲を重視して
無理のない指導で合格を目指す

     

個別指導塾 志学塾 代表 巽 文則氏

 公立高校の授業料無償化制度導入に伴い、公立志向が強くなっている奈良県。ただし、大阪にも近いために受験範囲も広く、教育熱心な地域であり、私立中学受験者も数多い。その奈良県宇陀市で40年以上にわたり個人指導塾を続け、地域の生徒や保護者から厚い信頼を寄せられている塾がある。大阪の都市部から近鉄線で1時間弱の緑豊かな住宅地。しかも多数の個人塾がライバルとして周辺に存在する中で、塾長である巽文則氏はどのように受験生と向き合って合格へ導き、人気を集めてきたのだろうか。

本当にその学校に行きたい!
そんな意欲を持つ生徒の背中を押す

 奈良県宇陀市。大阪まで近鉄線で1時間の距離で、中学受験を狙う生徒は、県内だけでなく大阪府内の私立中学をターゲットにすることができる。志学塾に通う小学生の中でも中学受験に挑戦、成功した生徒が毎年出ており、確実に実績を上げている。2015年度には定員に対し、約2倍の受験倍率となった大阪南部の人気校・上宮太子中学校や奈良県内でも屈指の人気校であり、2015年度には7倍の受験倍率を誇る聖心学園中等教育学校にも合格実績を出している。

 「無理に受験を勧めるのではなく、生徒自身の『行きたい!』という気持ちの後押しをするのが、志学塾の中学受験の在り方です」

 巽塾長は学生時代には家庭教師のアルバイトを、のちに志学塾を開塾してからも、医学系進学を狙った大手予備校に請われて講師を並行して続けていた経験もある実力者。どのような子どもにも子どもに応じた指導ができる自信があると語る。

 その巽塾長が率いる志学塾では、中学受験に限らず、高校も大学もすべて、まずは生徒自身の意欲があるかどうかから始めている。私立中学の中には小学4年生からを対象に、体験授業やクラブ体験などを行う学校も多い。何度も訪問する間に先輩との交流やクラブのやりがいなどを感じ、「行きたい」という気持ちが高まっていき、受験を申し出る生徒もいる。彼らは入学するための努力だけじゃなく、入学後も努力し続けることができる意識を持っている。そういった生徒の意欲を後押しし、合格へ導いていくのが、巽塾長の受験指導の際の理念である。

 進路指導は、巽塾長自らが行う保護者・生徒との三者面談で年数回行うが、このときにどれだけ受験情報を得ているかが、保護者が塾に対して望むことでもある。このとき、ネットや口コミで得た情報だけでなく、塾長自ら各地の学校見学や説明会、授業体験や文化祭などのイベントにも積極的に参加し、自分の目で情報を見て確かめているのも志学塾の特色である。また、私学受験では大阪などの県外の学校を受験する生徒もいるため、時には受験当日に学校まで一緒に電車に乗り、生徒が道に迷ったり、電車を乗り違えることのないように、会場まで送り届けることもある。

疲れた、眠い…
生徒の状態に合わせた変化する授業で
確実な実力定着を

 志学塾では授業の9割を巽塾長が担当。塾長が英語指導を得意とするため、指導は英語・国語・算数(中学生以上は英語・国語・数学)に概ね特化している。小学生は進路選択が幅広いため、公立中学入学準備、中学受験のそれぞれに対応したコースを用意している。また、他塾にも通っているものの、ついていけなくて苦しむ生徒のために他塾のフォローの授業も行っている。

 この巽塾長の考えのもと、志学塾では全学年において、個々の実力をしっかりと把握した上で、学校の教科書や副教材準拠のテキストやプリントを作成し、基礎学力の補充を徹底。同時に学習習慣を身に付けさせる。

 また、最近の小学生は他の習い事を並行していることも多い。スポーツなどの体を使う習い事で疲れ切ったり、寝不足で集中力が持続しないこともある。そういった理由で授業に向き合えないと判断した場合は、授業中に10分程度の休憩時間をあえて取らせている。少し休むことで回復した生徒は、その日に与えられた課題をきちんとこなし、理解して帰宅できるのだ。

 「金魚鉢の金魚にエサを与えたとき、元気な金魚ならすぐに気づいて、自分のものにしようとエサを吸収しますが、病気や体力のない金魚は側にエサがあっても食べることをしません。人も同じで、心とからだが疲れていては、どれだけ教えても吸収できないのです。そのため、休みを取らせたり、その日の状況を見て、進む範囲を決めるなどしています。調子がよければ大目に進め、よくなければ、ひとつの課題だけでもしっかり身に付けさせるのです」

 生徒個々の成績だけでなく、その日の状態までを把握して千変万化に対応する指導だからこそ、どんな生徒も挫折することなく、各々の目標達成に向けて進む実力を身に付けていくことができる。

挫折しても諦めない!
塾長の姿勢が生徒の心をつかむ

 塾舎は閑静な住宅街の中にある一戸建て住宅。緑豊かな環境に加え、塾舎そばには地域住民の憩いの場である公園もある。和風に整えられた庭先では、塾のキャラクターとして国民的ヒーロー・ウルトラマンの石像が生徒たちを出迎えてくれると小学生を中心に人気が高い。内部は寺子屋のような雰囲気の畳の教室が4部屋あり、各教室には巽塾長手作りである幅広の木製机が備え付けられている。また、手元が隠れる程度の高さのブースも設置されているため、生徒たちは他の生徒の顔が見える適度な緊張感を保った空間で、自分の実力に合わせた指導を受けられる。

 駅から徒歩で10分以上かかるため、塾生のほとんどが地域在住の生徒だが、毎年春に数万枚のチラシを発行する他は、口コミで生徒が途切れることなく集まってくる。

 「40年以上塾を続けることができている秘訣は、『細く、長く、諦めない前向きな姿勢』での運営です。例えば、生徒募集が定員に満たなかったとき、焦るのではなく、自分に新たな何かを行うことができる充電の時間ができた、と考えることで、次のことに取り組む力が湧いてくるのです」と、どこまでもポジティブな考えを話す。

 今後は他の物件でも空き時間に教室を展開するなど、新たな事業を模索している巽塾長。 今は何をするにも体力が必要であると、空き時間に腕立て伏せやスクワットなどでの筋トレを自身に課しているという。時折、得意分野の英語の活用法を織り交ぜたブログも更新しており、そちらでも塾長の考えを垣間見ることができると評判である。

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