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2015/11 塾ジャーナルより一部抜粋

今、一番熱い!!医療系大学の市場

第5回 
獣医学部入試の特徴と対策

私立大学医学部に入ろう.COM 平野 晃康
名古屋セミナーグループ 医進サクセス室長を経て、 現在は私立大学医学部 に入ろう.com代表。医 療系・難関大学個別指 導塾CMP代表。私大医 学部受験の指導と正し い入試情報の普及に努 める。入試情報誌「私大 医学部入学試験を斬る 2013」(名古屋セミナー 出版)を編集・執筆、医療 系データブック(大学通 信)にコラムを寄稿。

 今回は女子を中心に根強い人気があるにもかかわらず、その入試対策についてはほとんど語られていない獣医学部入試を解説します。医療系コースを設置すると、特に募集していなくても1年に1〜2回は問い合わせのある獣医学部入試ですが、募集人数や枠について、あまり知られておらず、筆者も医学部予備校の室長時代は何度か汗をかいた覚えがあります。

@獣医学部入試の募集人数

 さて、獣医学部の募集人数内訳は左表〈表@〉のとおりです。AO・推薦入試が161名に対して一般入試が624名ですから、推薦入試で合格する人が約20%いることになります。また、推薦入試は国公立大で低く、私大で高くなっており、私大の入学者のうち28%が推薦入試による合格者です。さらに、評定平均値〈表A〉を見てみると、国公立では4.3以上を要求(岐阜大・東京農工大では不要)されますが、私大では北里大・酪農学園大・日本獣医生命科学大の3校で3.5以上と国公立大より低く、麻布大では評定平均値の制限がありません。また1浪でも受験できるものもあります。

A獣医学部の難易度と配点(国公立大)

 国公立大獣医学部は推薦入試の定員が少なく(各大学とも定員が3〜5名程度)、国公立大学に合格するには、一般入試を突破しなくてはいけません。

 その一般入試は、センター試験と二次試験からなっており、二次試験は数学・英語・理科からなっています。後期で面接・小論文を課す大学がありますが、前期にはありません。

 センター試験のボーダーライン〈表B〉をみると、軒並み80%を超えており、東京大理科二類は別としても、北海道大で88.2%、鹿児島大で86%と、かなり高得点が必要なことが分かります。

 しかし、当然、合否の決定は二次試験との合計点で行われます。その下のセンター・二次配点〈表C〉を見てもらうと、センターと二次の配点比率は大きく2種類に分けることができるとわかります。例えば、北海道大、帯広畜産大、東京農工大、大阪府立大のようにセンター配点と二次配点が近い大学と鹿児島大や山口大のようにセンター試験に大きく偏って配点されている大学です。配点が近い大学ではセンターで高得点を取ってボーダーラインを突破しても、二次試験で得点を取る力が伴っていないと合格することは出来ません。

 一方、センターに点数が偏っている大学では、センター試験でボーダーラインを突破すればかなり合格に近づきます。センター逃げ切りができるのです。

 次に、二次試験ですが、岐阜大学は数学が出題されません〈表D〉。したがって、数学はセンター試験で必要とされるTAUBまででよく、しかも、あまり難しい問題は出題されません。ですから、可能な限り英語と理科に力を掛けるべきです。また、数学が出題される大学でも、北海道大と大阪府立大以外はVが入らず、難問は出題されません。ですので、TAUBの中で特にポイントとなる部分だけに注意して勉強すると良いでしょう。

 共通に言えるのは、英語で差がつきやすいこと、理科の生物は比較的難問が出やすいことです。生物系の学部全体に言える事ですが、専門家が作問するため、生物は比較的マニアックな問題が出やすくなるのです。したがって、物理・あるいは化学での受験がお勧めです。また、医療系大学は英語ができる人が圧倒的に有利です。この記事を書く前日にも、数学が得意で偏差値70を軽く超えていた学生が、京都大学で数学で大失敗して不合格になったという話を聞きました。数学はとにかく標準問題が解ける事、英語理科で失点をしないこと、これが合格への鉄則です。

B獣医学部の偏差値と配点(私大)

 私大の偏差値と配点は以下の通りです〈表E〉。どの大学も数学はVが入らず、TAUBの範囲までです。また、理科も1科目だけですので、かなり絞った勉強が可能です。

 難易度について、数学はそれほど難しくなく、一般的な私大の問題と言う感じです。軽くひねってありますが、チャートのような網羅系の問題集を一通りやったことのある人なら、どこかで見たような問題ばかりでしょう。私大でも合否を分けるのは英語と理科です。

 理科では生物は避けた方が良いかもしれません。生物は新課程になってから化学・物理との難易度の差が問題視されている科目で、とびぬけて得意でないのなら、生物を回避して化学か物理のどちらかに取り組んだ方が良いでしょう。


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