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中学・高校受験:学びネット

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2015/1 塾ジャーナルより一部抜粋

セミナーレポート 自立指導型学習塾 番匠塾に学べ!
家で勉強できない生徒が塾で10時間勉強 中学生をやる気にさせる塾

     

番匠塾(福島県福島市)
塾長 番匠 啓太さん

32歳。福島県福島市出身。福島県立高校から明治大学に進学。大学時代から家庭教師や塾講師を始める。大学院卒業後福島に戻り、私立高校の社会科講師をしながら、自宅で塾を始める。教諭になったのを機に一時塾は休止に。2013年4月に自立指導型学習塾・番匠塾を自宅で開塾。昨年6月に校舎が完成した。

 中学3年生が1ヵ月で社会科の模試の偏差値が20アップ。学年99位から5位に。そんな劇的な成績アップを実現している塾がある。福島県福島市の「自立指導型学習塾 番匠塾」だ。それを可能にしたのは、生徒の圧倒的な集中力と勉強時間の多さ。番匠塾では、生徒が自然と勉強し続けられる環境づくりに工夫を凝らしている。また、中学生を本気にさせるコーチングを日々行い、生徒は生き生きと自信をつけている。

中学生・高校生に
自信をつけさせたい

 「高校教師をしていて感じたのは『最近の生徒は元気がない。自信を持っていないな』ということでした。これを変えたいと思ったのが、塾を始めたキッカケです」

 そう話すのは番匠塾塾長の番匠啓太先生だ。小学校の頃から学校の先生になるのが夢。大学院卒業後は地元の福島に戻り、高校の社会科教師に。ところが、自分の学生のときと今の中学生・高校生の印象が違う。朝から元気のない姿が気になった。

 「この塾の目的は、生徒に自信をもってもらうことにあります。小さな成功体験を積むことで、成長を実感する。中学生を対象にした塾ではありますが、高校合格がゴールではないのです」

 塾を立ち上げるにあたり、自立指導型の塾にしたのは、集団指導は無駄が多いと感じたからだ。学力の高い生徒は先に進みたいが、そうでない生徒にはきちんと教える時間が必要になる。本当に成績が上がるのは「自分で勉強したとき」だと、高校教師時代に痛感したことも関係している。

 「熱心に研究して作り上げた授業をしても、テストになると生徒は覚えていない。結局、自分で勉強し理解しなければ、知識は身に付かないのです」

 こうした反省をふまえ、自立指導型の塾としてスタート。同塾では生徒は驚くほど集中している。家では30分しか勉強ができなかった生徒が1日10時間勉強しているのだ。その姿に保護者からは「子どもが勉強したいと言っています。どうしたんでしょう」と驚かれるほどだ。

 当然、勉強の成果はすぐに表れ、1ヵ月で社会科の模試の偏差値が20アップ、入塾3ヵ月で模試5教科の合計点が89点アップと、大きく学力を伸ばす生徒が続出。

 「中学3年生の定期テストの点数は全員が上がり続けています」。生徒の快進撃は続いている。

●運営のポイント
自立指導型にすることで、学力差のある生徒を同時に指導することが可能に

セミナーに積極的に参加
5年のノウハウを1年半で

 なぜ、これだけ勉強に集中することが可能なのか。その秘密は「コーチング」にある。

 同塾では授業時間になると、生徒全員でコーチングホームルームを受ける。そこで生徒はプリント「夢実現シート」に「今日、塾に来てできるようになることは何か」「それができると、どんないいことがあるか」を書き込む。「最初に何をやるか、生徒に決めさせます。やることが明確になっているので集中できるのです」

 その後、生徒は勉強をスタート。約40分勉強した後、10分休憩して、また50分勉強する。使っている教材は冨永式学習メソッドの自学教材「ミラクルロード」だ。

 勉強が終わると、先ほどの夢実現シートに「今日学んだことがどう生かされるか」や達成度、集中度等を10段階で評価し書き込む。加えて、「Learn to teach」(の実践)の時間も設けられている。これは一人1分、今日学んだこと、一番印象に残ったことを隣の人に教え合う時間だ。

 「教室内は無学年なので、中学1〜3年生が同席しています。時には1年生が3年生を教えることもありますね。結構3年生が1年の時に習ったことを覚えていない。意外とそれがテストに出るんですよ(笑)」

 教えたことで学んだことが定着し、教えられたほうも先取り学習ができる。双方にメリットを生み出している。

 コーチングのノウハウは至るところで生かされている。例えばトランポリン。教室の一角になぜかトランポリンが置かれている。

 「人間は同時に2つの感情を持つことはできません。楽しくジャンプしながら、落ち込める人はいませんね。行動を変えることで、感情を変えてもらうためにトランポリンを置いています」。生徒には水を飲むようにも勧めている。教室にはウォータージャグを用意。レモンを搾った水を入れて、自由に飲めるようにしている。

 こうしたノウハウは、アンソニーロビンズが提唱するコーチングメソッドを日本流にアレンジしたクリス岡崎の「スピードコーチング社」から取り入れた。

 「話を聞くだけのコーチングではなくて、感情を重視しているメソッドです。これを学ぶことによって、生徒の性格やニーズに合わせたコーチングもできるようになりました」

 番匠先生は即アップミラクル協会セミナーにはすべて参加し、その他にも多くの勉強会を受講している。

 「去年は塾を始めるにあたって、コピーライティングや教育運営について学びました。こうしたセミナーに参加したことで、本来なら修得するのに5年間かかるノウハウを短縮して学べたと感じています」

 学んでいいと思ったものはすぐに取り入れて、合わないと思ったらすぐにやめる。それができるのは小さい塾だから。他にもせせらぎの音や鳥の声を教室内に流すことも始めた。無音の状態よりも集中力が増す効果がある。

 ユニークなのは毎授業後に生徒同士で交換する「サンクスカード」。生徒同士で「教えてくれてありがとう」等といったメッセージカードを渡している。

 「そうすることで心が満たされ、心が満たされると、塾が居心地のよい場所になる。塾に行くのが楽しくなるとやる気も上がります」

 さまざまなノウハウをうまく組み合わせることで、効果を最大限に引き出しているのが、番匠塾ならではの手法だ。

 今後は生徒数を増やし、広い教室に移ることも視野に入れている。

 「生徒が増えることで、地域に影響力を発揮できるようになりたいですね。生徒自身『勉強ができない』と思っていても、環境さえ整えば、絶対勉強はできるようになります。そうした体験を通じて、生徒に自信をつけてもらいたいと考えています」と番匠先生は力強く話した。

●運営のポイント
セミナーや勉強会に参加し短期間でノウハウを吸収
他塾のよいところは積極的に取り入れる

●指導のポイント
コーチングスキルを駆使
感情面にもアプローチし、生徒のやる気を引き出す

 

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