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中学・高校受験:学びネット

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2014/5 塾ジャーナルより一部抜粋

城星学園中学校高等学校

 
住 所: 〒540-0004 大阪市中央区玉造2-23-26
電 話: 06-6941-5977
FAX: 06-6944-2662
ホームページ: http://www.josei.ed.jp

 

< 校長と一期一会 >

城星学園中学校高等学校
宮脇道子校長

アシステンツァの心で生徒一人ひとりと向き合う

城星学園は、「扶助者聖母会(サレジアン・シスターズ)」を設立母体とするカトリックミッションスクール。「愛なくして信頼なく、信頼なくして教育なし」という創立者 聖ヨハネ・ボスコの信念に基づき、生徒一人ひとりの内面と向き合う全人間教育をめざしている。子どもの頃から信仰の道を歩んできた宮脇道子校長は、穏やかな笑みをたたえながら、「人は心のなかに大きな力を持っています」と語る。

イタリアで教育理念を深める

 宮脇校長が宗教の教師として城星学園に赴任してきたのは2006年。

 「最初、大阪のノリのよさについていけませんでした」と笑う。

 宮脇校長の出身地は大分県佐伯市。カトリックの家庭に育ち、イタリア人宣教師が創設したサレジオ会の教会に通った。そのころ、シスターは身近なあこがれの存在だった。やがて「自分も将来は誰かのために力を尽くしたい」と思い始め、高校は東京の系列校・星美学園に進学。シスターへの道を歩みだす。大学を卒業して8年間教職に就いた後、イタリアに留学。ローマのサレジアン・シスターズの本部で社会学と心理学、そして教育の源泉について学び、理解を深めた。

 ヨハネ・ボスコの教育法は、「予防教育法」と名付けられて世界中のサレジオ会系の学校の教育法となっている。

 「予防といっても悪くなるのを防ぐという意味ではなく、子どもが内面の力を発揮して、よい方向を選択できるようにすることです」。

 イタリアから帰国後に赴任したのが城星学園である。5年後の2011年に校長に就任した。

教育の基本は「共にいること」

 2012年4月、全教員で話し合い、「JOSEI力UP宣言!」をスローガンに掲げた。これは、「城星」の教育力をもって生徒の「女性力」をアップさせるというもの。豊かな感性と人間性を育むと同時に確かな学力を培い、自立した女性を育成する。

 「中学・高校の6年間はそれぞれの持ち前を成長させていく大事な時期。特に中学時代は内面の葛藤があり、難しい時期です」。

 そのため中学は1クラス25人の少人数編成とし、個々の生徒との関わりを大事にしている。「距離感を計りながら、教員全体で生徒を見守っています」。

 これが予防教育法の基本、「アシステンツァ(Assistenza):共にいること」である。ただそばにいるだけではなく、生徒の思いや願いを尊重し、生徒自身が大切にされていると実感できなければならない。

 例えば、中学では「生活記録表」が活用されている。生徒が1日を振り返って学習の記録や感想を記して翌朝に提出すると、担任はコメントを書いて返却する。ときには保護者が記入することもある。

 葛藤の時期を通り抜けて個を確立していくと、自分は何をしたいかが見えてきて、高校では進路目標に向かって学習に集中できるようになる。高校生は家庭学習用の「復習ノート」を使用し、翌朝担任に提出する。よく勉強する生徒は3年間でノートが何百冊にもなるという。「積み上げたら、肩の高さまであったことに生徒自身が驚いていたと担任から聞きました」と、笑顔の宮脇校長。

 生徒の進路は多様だ。しかし、どの道を選んでも「自分の幸せが、他者の幸せに繋がっていくような生き方をしていただきたい」。それが宮脇校長の変わらぬ願いだ。

< ホープ登場! >
興味を引きつけ関心を高める授業を展開

城星学園中学校・高等学校
数学科教諭 椿 麻規子 先生
英語科教諭 國見 純子先生
理 科 教諭 祖開 康彰 先生

 城星学園の教育目標は、豊かな人間性と感性を備えた自立する女性の育成である。学習面では、未來へと続く確かな学力を根付かせるために、工夫を凝らした授業が行われ、生徒の興味関心を高めている。

身近にある数学から学ぶ

 学生時代から数学が得意で、友達に教えてあげていた椿麻規子先生。「わかった!」と喜んでもらえることが嬉しくて、数学教師を志した。

 中学1年の最初の授業で、算数の好き嫌いを尋ねると、大半の生徒は嫌いと手を挙げるという。そこで数学に興味を持ってもらうために、実生活のなかの数学を紹介しながら授業を展開している。例えば、交差点の下に敷き詰められたタイル模様から図形へと導くと、生徒たちは抵抗なく受け入れる。テストでも図形分野の平均点は高い。

 高校の総合進学コースでは、各教科の学習を応用した「探究と創造」活動が夏休み最終週に行われる。「ナスカの地上絵」に挑戦したときは、相似を利用してグラウンドに巨大な絵を描いた。これは参加者だけでなく、校舎の窓から眺めていた生徒たちも大いに楽しんだ。「大阪府の重心探し」では、地図を切り抜いてバランスのよいポイントを探り当て、緯度と経度から地点を特定。重心は、大阪市住吉区にある小学校の運動場だった。後日、その小学校を訪問。小学校に手作りの「認定証」を贈呈するとともに、重心地点で記念撮影した。

 椿先生は「数学の楽しさを知ってもらいたい」と、高校の授業でもゲーム的要素を取り入れ、生徒の興味をそらない。

楽しみながら英語の土台を築く

 中・高校時代に英語で苦労した國見純子先生は、大学の授業で英語の論理を知り、目から鱗だったという。「中学のときに知っていたら」と悔しがった。そこで、英語が苦手な子どもを助けたいと教職に就いた。

 中学の授業では、音声を多く取り入れている。楽しく、テンポよく、がモットーだ。
「これどんな意味かな?」。先生が問いかけると生徒たちから次々と声があがる。クラス全体がひとつになって授業が進む。

 國見先生が黒板に教科書の文章を書くと、生徒に気合いが入る。音読を繰り返しているうちに、単語やフレーズがひとつずつ消されていくからだ。生徒は必死に覚えなければならない。50分間があっという間に過ぎていく。授業が終わるころには、全員が文章を覚えている。

 ときにはグループに分かれて、教科書に載っている劇を演じることもある。『鏡の国のアリス』では、生徒たちは休み時間を利用して、ハンプティ・ダンプティを段ボールで作ったり、アリスの可愛いエプロンを用意して、劇づくりに熱中した。

 高校になると英語は急に難しくなる。國見先生は「くじけないように、中学で楽しみながら英語の土台をしっかり築いてもらいたい」と話す。

理科好きを育てる実験授業

 理科の時間になると生徒たちは、白衣を着て理科実験室に向かう。祖開康彰先生の授業は、毎回実験と観察だ。

 中学1年の最初の授業は、大阪城の堀から汲んできた水を顕微鏡で観察する。1人1台ずつ操作してピントを合わせていくと、何やら動くものが。色や形、大きさもさまざまな微生物だ。見えた瞬間、生徒たちは大喜び。こうした実験を繰り返しているうちに、器具の取り扱いに慣れ、実験の準備から後片付けまで自分たちでできるようになる。

 祖開先生の専門は化学。「薬品の性質を教科書で勉強するより、目で見て手で触った方が記憶に残ります」と話す。したがって高校の化学の授業もほぼ毎回実験がある。

 女子校ゆえ、理系に進学する生徒は多くはないが、卒業生が遊びにくると「理科の授業が楽しかった」と言ってくれる。

 祖開先生が顧問を務める理科部も人気だ。かつて中学から教えた生徒のなかには、大学が休みになると、理科部の実験を手伝いに来てくれる生徒もいる。将来は研究者をめざしているという。

 城星学園の理科室で、未来の科学者が育ちつつあるのかもしれない。

 また、理科部では毎年「青少年のための科学の祭典」に参加しています。

 
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