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2008/9 塾ジャーナルより一部抜粋

歯科医と塾経営には通じるものがある
両立を実現した塾長の熱意

  Juken School 代表 松永純 さん  
     

歯学部在学中に塾を開校、歯科医となって福岡へ、共同経営者の死をきっかけに塾経営を再開、歯科医と塾長の両立を実現…と、波乱の人生の中を着実な歩みで一歩一歩前へと進んでいる塾。それが、鹿児島県内に3教室を持つJuken Schoolである。代表の松永さんは現役歯科医として福岡の病院で患者を受け持ちながら、塾での生徒指導と経営ノウハウを大学院で受講、多業種経営者との情報交換という繁忙さを教育への熱意でこなす一見クールな熱血漢。その塾への思いを緊急取材した。

相互に補い合う部分を見つけ
歯科医と塾経営の両立をこなす

 鹿児島県南さつま市の中心部に開校した加世田教室と桜島を臨む鹿児島湾にほど近い鹿児島市小松原、谷山駅から徒歩3分ほどの場所にある谷山教室の2教室を持つJuken School。どちらも教室の壁や看板に、シンボルキャラクターであるゾウのイラストが大きく描かれており、場所がわかりやすいと塾生以外からも好評だ。

 加世田教室は開塾とともに開校したが、谷山教室は約一年前に開校した新しい教室。現地はここ数年に驚くほど開けた新興住宅地で、新築マンションなどの建設がラッシュとなっており、数年後には塾にとっても爆発的に成長するマーケットになると予想される場所だ。当然、大手塾も複数進出しているが、選択肢の多い中で選ばれるよう、あえてこの地に開校し、地域に信頼の根を張っていこうと、生徒指導や実績確立に力を入れ始めたばかりである。

 塾長の松永純代表は、大学で歯学を専攻した現役歯科医師。大学在学中に塾講師の仕事に携わり、そのときに知り合った知人とともに現在のJuken Schoolの前身であるJuken School 21を開校する。しかし、卒業後の一時期は経営・運営を他者に任せ、自身は福岡で歯科医業に専念していた。数年後、知人が亡くなったのをきっかけに、再度塾業界に進出を決意。今から8年前にJuken School加世田教室を開き、以降2足のわらじでの経営を続けているという。

 歯科医と塾の最も大きな違いは、10年後の顧客との出会いだというのが、松永代表の考え方だ。10年後に歯医者に戻ってくる患者は、再度の歯の痛みなどの失調を抱えて訪問するが、塾生が10年後に帰ってくる時は、塾で学んだことによって自分が達成できた夢を報告に来るのだ。人助けは同じだが、その数年後に結果を見る時は、再度の悩みと達成の喜びという両極にあることが、塾での指導を続けている一因だと、松永代表は語る。

 「それだけ異なるのに両立できているのは、相互に補い合うことができる仕事だからですね。歯学の学会で研究発表などを行う際には、塾で培ったプレゼン能力が活かされますし、歯科医として患者にかかわることで、苦しんだり、悩んだりしている人の立場に立つことが、以前よりずっとできるようになりました。これは患者でも生徒でも同じです」

 歯科医業は、病院での勤務医のために、患者の治療や病気の研究に専念できるが、塾のほうは経営者という立場があるので、指導のみに力を入れ続けることはできない。そのため、松永代表は現在、北九州市立大学大学院マネジメント研究科(MBAコース)で経営のノウハウを学んでいる。机を並べるのは、年齢も業種もさまざまな他社の経営者であり、指導するのも多業種の講師が壇上に立っている。同一業種だけでなく、こういった多くの業種の人間と触れ合い、情報を収集することが、松永代表の人間の幅をさらに広げている。

一人でも多くの生徒の幸せのために
さまざまな工夫を凝らした指導法

 指導するのは幼稚園年長児から高校生まで。主流となる中学生は一斉授業中心の指導を行っている。一方、高校生には市進予備校のウイングネットを使用しているが、それはひとつのツールと考え、講師と生徒との触れ合いを大切にしている。また、この市進コンテンツは最近中学部にも導入され、早くも人気を得ている授業である。個別指導は『プレミアム個別』と銘打ち、地域の他塾の個別指導の平均受講額より割高に設定しているが、その指導には責任を持つという意味で成績保証制度を導入。しっかりと結果を出すことで、信頼を得ているのである。

 「塾のニーズは、やはり生徒の成績向上ですが、数学の成績が伸びないと悩む保護者や生徒にとって、実は本当に望んでいるのは数学の成績のみを上げることではないんです。数学の成績を上げるのはもちろんだけど、自ら道を切り開き、夢に見た将来を闊歩できる人間になるよう指導する、そのプラスαのウォンツの充足が求められているんですよ」

※その必要性を満たすために特定のものを欲する「欲望」

 そのために必要なのは、基礎学力の徹底と思考方法の伝達による成績向上。それと同時に、モチベーションを高めて持続することができる人間力をつけるよう指導することだ。だが、これを身に付けるのに長時間塾で学ぶことは、逆に悪影響の可能性があるとして、Juken Schoolでは、自習室の出入りを制限している。自習室入室の予約制を導入し、生徒が時間を管理するタイムマネジメントを自身で行わせることで、限られた時間内に効率よく成績を上げたいという欲望を生徒に持たせ、学習へのモチベーションを向上させるのだ。これは、自らが非常に忙しく、時間を有効に使う必要がある松永代表の経験から得た指導法でもある。また、講師の人材研修も重視しており、ロールプレイと呼ぶ模擬授業を行わせ、良い部分、悪い部分をチェックするという方式で、常に良い教育サービスの提供ができるように工夫されている。

 自分の塾に頼ってくる生徒を一人でも多く幸せにしたい、そのためには教室展開よりもソフト面の充実が大切だと語る松永代表。指導に良いものなら即取り入れることができるという塾の利点を活かして、張り巡らせたアンテナからさまざまな情報を分析、導入している。こうした方法で育成された生徒は、卒業後講師となって戻ってくることも多く、現在の9人の講師の中で6人が卒塾生だ。

 塾業界は少子化とはいえ、現在の1兆円から1.5兆円産業に成長する力を内包してると主張する松永代表。今年夏には同じ鹿児島県内に湧水校を開校、塾内に教育関係資料を保護者や生徒が閲覧できるJuken School図書館を誕生させるなど、活発な松永代表のその動きは、遥かに見える桜島の火口ほどに熱い教育への思いを表現しているようである。

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