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2008/7 塾ジャーナルより一部抜粋

全国研修大会

  2008年5月11日(日) / 於 東京国際フォーラム
主催 経済産業大臣認可 全国学習塾協同組合
 
     

 去る2008年5月11日(日)、東京国際フォーラムにおいて、全国学習塾協同組合による全国研修大会が行われた。

 司会は、同組合の玉城邦夫専務理事が取り仕切り、谷村志厚副理事長の開会の辞、森貞孝理事長の開催の挨拶から幕を開けた。協賛団体の紹介の後に、社団法人全国学習塾協会から、伊藤政倫会長が協賛団体代表挨拶に立ち、「和田中学の『夜スペシャル』(杉並区立和田中学で、放課後進学塾講師が有料授業を行っている。生徒の成績差や個別指導の必要性などの問題も残っており、マスコミの注目度も高い)が効果を上げ、各科目のスペシャリストとして塾が必要と、公教育内部から声が上がっています。学校側から塾への連携打診も多く、文部科学省も予算立案や全国都市に学校支援活動を要望するなど、動き始めました。また、生活保護受給家庭をはじめとする低所得家庭に、塾に通うための学習支援金を支給する意見が政府から出ております。塾側としては、こういった動きに力を貸すためにも、きちんとした体制を整えて臨まなければいけません」と語った。

 今回のメイン講座となるのは、円周率4万桁暗誦記録を持つ友寄英哲氏の「驚異の暗記術」「創造脳の開発とチャレンジ精神」。そして、元内閣府特命担当大臣(少子化・男女共同参画)、現衆議院議員猪口邦子氏の「新・英語習得法」と「これからの日本と少子化対策」。ともに非常にわかりやすく、また聞く者の興味を刺激する内容の講座で、列席者全員が時にうなずいたり笑ったりしながら、集中して聞き入っていたのが印象的であった。

驚異の暗記術・創造脳の開発とチャレンジ精神

円周率4万桁暗誦(ギネスブック認定)
元目白大学非常勤講師 友寄 英哲 氏

 小さい子、特に小学生までは丸暗記を簡単に行います。遅い早いはあっても、できないことはほぼありません。

 しかし大きくなると、丸暗記が難しく感じられてきます。私も高校時代を迎えた17〜18歳の時期に、いきなり暗記力が下がり、丸暗記ができなくなって苦しみました。どうすれば暗記できるか、解答のないまま町を歩いていた時、ある大道芸人に出会いました。

 彼は路上に黒板を置き、ランダムに数を書いては瞬時に覚え、それを暗じていたのです。その数およそ20〜30桁以上。驚くほど早く、正確な暗記でした。芸をしながら彼は自らが書いたと思われる冊子を販売していました。それは「誰でも暗記ができる」ことを中心に書いた内容の本でした。もちろん即購入し、読破したものです。この本との出会いが、私の一生を変えたと言っても過言ではありません。

 それからは驚くほど暗記ができるようになり、自信も戻りました。そして数年後、新聞に『円周率五千桁暗記』という記事を見つけたのです。これに触発され、では、自分は八千桁の暗記ができるのではないかと思い、始めてみました。覚えるごとにやる気が増し、暗誦も一万五千桁、二万桁と増やしました。三万桁で一度壁にぶつかりましたが、最終的には4万桁を暗記。54歳のときに世界新記録として認定され、1988〜1995年度のギネスブックに登録していただきました。

 さて、この驚異の暗記を支える記憶法ですが、実は日本の明治時代からあったごろ合わせが基本です。明治の開国当初、アメリカからの来訪者は、日本の朝の挨拶として「おはよう」とごろの似ているオハイオ州の名前を使いました。数字もそれと同じ。0123456789をそれぞれ、レ・イ・ニ・ミ・シ・ゴ…というように、よく似た発音の50音に置き換えて覚えるのです。例えば、平成・昭和・大正・明治の各元年を西暦下2桁で羅列すると、88251167となります。この数字を先ほどの発音で置き換えると「ハハニゴイイムナ」、少し言い方を変えれば「ははにごういいむね(母二号良い胸)」になり、覚えやすくなります。

 また、暗記は数字だけではありません。人と対峙するときは相手の名前と顔を覚える必要があります。その時は、何度も名前を会話の中に入れ、顔と名前が完全に一致するようにします。名前を連呼することを不快に思われないように、会話の間は笑顔を絶やさないことも大切です。

 成人になれば、さまざまなシーンでスピーチを頼まれることも多いと思います。メモを見ずにスムーズに話したい時、利用できるのが人体パーツ法です。額は「にんじん」、耳なら「大根」という話の冒頭部を体を使って記憶し、スピーチの際に行き詰まりそうになれば、その部分に触れることで思い出すようにしておくのです。

 地名も現代人が苦手とする暗記のひとつです。四国4県の暗記を例に挙げると、愛媛・香川・高知・徳島の最初の文字を取った「えかこと」をある文章の最初の文字に置き換えて覚えます。「えきの・かいさつ・こわして・とおる」「えほん・かって・こどもに・とどけた」など、いろいろなバージョンが考えられますね。「えがおの・かわいい・こうしの・ともより」でもいいでしょう(笑)、自分の覚えやすい文章にすればいいのです。

 注意事項など、いくつもの文章を覚える際には、頭文字結合法が有効的です。よく小学校の先生が「非常時には『オカシ』を忘れるな」と生徒に指導しているのを聞きます。オカシとはお菓子ではありません。非常時に必要な「押すな・駆けるな・しゃべるな」の教訓の頭の文字をくっつけたものです。それを利用すれば、かなり長文の事項でも簡単に覚えられます。

 全く関連性のないものを単純に覚えるなら、文章に変換するのが早い方法です。テレビ・空・コップの3つなら、「テレビが空を飛んでコップが爆発した」などですね。この時、できるだけありえない話を作るほうが、インパクトがあって覚えやすいでしょう。

 暗記の弱点は、覚えても次々と忘れてしまうところです。これを克服するには、タイミングを量りながら繰り返し行うことです。また、集中する時間は短くして、何度も回数を増やすほうが効果的です。私は電車の通勤時間を使い、駅から駅までをひとつのタイミングとして繰り返しました。これらは、私が習ったり本から学んだことをすべて試し、そこで浮かんだ自分のアイデアを加えては工夫し、再度試すという繰り返しから自ら模索した方法です。

 こういった繰り返しをバカバカしいと笑う人もいましたが、人が一生懸命行うことにバカなことはないのです。しかも、こういった方法は、脳の活性化を導いて老化を防ぎ、アイデアや発想力を膨らませます。実際、私は70代で20代の脳を持っていると医師から言われました。

 暗記法で大切なのは、目標に向かう「やる気」、楽しく実践する「遊気」、繰り返し行う「根気」、人に何かを言われても気にしない「平気」この4つの気を大切にし、自分で自分の限界を決めない、挫折しても諦めないことです。これは、暗記だけでなく、多くの勉強の成功につながる方法でもあると私は確信しています。

新・英語習得法

元国務大臣 元上智大学教授
日本学術会議会員 衆議院議員 猪口 邦子 氏

 私は、国連本部や国際民主化・選挙支援研究所理事などの実績から、よく人に『どうすれば国際人になれるのでしょうか』という疑問をぶつけられます。その答えとしては、紳士淑女であることが必須条件と話しています。

 紳士とは、弱者に対し、絶えず優しくある人です。満員の電車で自分が座っていた時に、妊婦が乗ってきたら、席を譲ることができますか。「譲りたいけど恥ずかしい」「言い出す勇気がない」という人は、決して国際人になれないでしょう。これは日本人に多く見られ、大人が率先して行わないから、それを見た子どもも恥ずかしがってしまう。ですから、子どもたちを国際人に育てるには、まずは大人が見本を示すことが大切なのです。

 一方で、平等、民主主義者であることも大事です。フェアプレイ精神を尊重し、自分の非を認めること。ただし、自分の尊厳にかかわるような謝り方をしないこと。また、愛国心も豊かで、話術が巧みであることなども重視されます。特にコミュニケーション能力とも称される話術は、国際的な場の技術として高く評価されます。これらのことができていれば、英会話ができなくとも、別の言語地域から来た紳士として評され、間に通訳を入れるだけで国際人として扱われるのです。

 しかし、英語が世界的に共通語として認識されているのも事実です。これは、歴史でも証明されていますが、筆記用具を発明した国が言語の世界を支配するということの現れです。世界中の情報を載せ、一瞬で遠く離れた国の情報を引き出して読むことができる筆記用具とは、現代社会においてはインターネットに他なりません。その基本ソフトとして、アメリカ・マイクロソフト社のウィンドウズ95が先駆者となったのは揺るがない事実です。これによりネット世界は英語が中心となり、情報社会の現代では、英語が共通語となったのです。

 この英語を修得するには、やはり暗記が基本となります。特に日本語はアルファベットを使わない言語ですから、まず覚え、そして慣れることが優先事項になるのです。単語を覚えるのはもちろんですが、音読もそれと同時に毎日行いましょう。英語の発音では顔の筋肉の使う部分や動きが異なりますから、徐々に慣らすことが大切です。

 また、反復練習も必須です。本気で修得するなら、その回数は凄まじいものになるでしょう。例えば「りんご」は「APPLE」ということを理解し、暗記したら、その後に1,000回は書くのです。これにより反射的に単語や単文が出てくるようになります。

 こういった練習は、規則性を持つことも必要です。記憶したはずのものを忘れているのは脳が反乱を起こしているからです。この反乱を起こさせないために、教科書を1ページ覚えて書き出す、次の1ページを覚えて書き出す、元のページに戻って…という、規則的な繰り返しが定着につながります。さらに毎日時間を決め、日々の規則性を持たせるとなお効果的です。

 さて、このように英語を修得しても、次にそれを使用する場所で、どのように振る舞うかで国際人として認められるかが決まります。そのためには、英語修得と同時に、自分の心理的状態をベストにする必要があります。そのため、規則的な努力を続けて良い状態を保ちましょう。また、演説するのであれば、その内容はしっかり理解し、書いて暗記しておくと、話す相手への説得力が違ってきます。理解した内容について自ら考え、模索することが、交渉での成功を導く鍵になるのです。

 また、どのような場面でも解決志向型の考えを持つことも大切です。特に21世紀型の世界的視野を持つ思考で、自分の主張に対して噴出してくるであろう問題について、いつでも解決できるよう考えていることが、他者からの信頼を得る力になります。

 他者との交渉や話し合いなどに必要な情報、またはその場で得た情報などは、管理する技術も問われます。私の場合は、情報を暗記して整理するために、何度も読み、暗記します。また、書類などの紙情報はA5サイズに折って保存することで、管理しやすく紙も丈夫になり、破損による情報の紛失を防ぎます。電子情報は携帯電話にストラップ代わりにメモリースティックを常備することで、PCのある場所でならどのような時でも情報を引き出せるようにしています。

 こういった努力は日々の工夫や積み重ねが大切ですが、それを決して他者に見せてはいけません。あたかも普通に振る舞うことで、知識を自分の持ち味にし、他者の知識を見せてもらうこともできるのです。こうして互いに補完し合い、連帯感を国を超えて持つことができる人こそが現代社会で求められる国際人の姿です。

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