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2004/09 塾ジャーナルより一部抜粋

学習塾発「中高一貫校」開校へ
学校法人 片山学園 片山学園中学校(仮称)

  「教育特区」への取り組みが活発だ。今春、日本で初めての株式会社による「朝日塾中学校」の開校は、塾業界の活性化の起爆剤となった。今、新たに学習塾による「中高一貫校」が、開校に向けて着々と準備が進みつつある。新設校の開設は地域の活性化につながるため、地元の期待も大きい。
今回は、来春開校の「学校法人片山学園中学校」(仮称)・「株式会社ウィザス高等学校」、再来春開校予定の「学校法人湯梨浜学園」の3校を取材した。
民間教育ならではの発想と工夫を盛り込んだ学習塾立「中高一貫校」が、今後どのように発展していくか、その動向から目が離せない。
 
 

30年ぶりに私立中学校が誕生 富山県初の中高一貫校を目指す

 富山県は公立志向が強く、昭和45年に藤園女子中学校が廃校になって以後、私立中学校は開設されていない。来年4月に開校予定の片山学園中学校(仮称)は、県内で30年ぶりの、県唯一の私立中学校となる。   
中高一貫校の設立という長年の夢を実現させつつあるのは、富山県を中心に北陸3県に学習塾「富山育英センター」を展開する片山浄見氏。実現に至るまでの道は険しく、2度の断念があったが、夢をあきらめずモチベーションを保ち続けた。来年4月中学校開校に続き、平成20年には高等学校を開校する予定である。

挫折を乗り越え、夢の実現へ

――中学校開設に至る道は、平坦ではなかったと伺っていますが。
片山 平成7年と平成11年の2回、開校まであと少しというところで計画を中断しています。中高一貫校設立は長年の夢でしたが、資金不足という厳しい現実の前には断念せざるを得ませんでした。「やはり難しいのかなあ。何がよくないのだろう」と、自分の力量を疑ったり、悩んだりしました。
しかし、夢を持った以上は是が非でも実現させたいと、執念に近い思いを持ち続けたことが夢の実現につながったのだと思います。
何事もそうですが、何も事を起こさなければ、何も起きません。それには必ず失敗がつきまといます。失敗を恐れていては、何も成し得ないのです。何度も失敗したその一つひとつが、成功への鍵になりました。
  忘れてならないのは、周りの人の協力と励ましです。猪突猛進の私を職員、スタッフはよくサポートしてくれましたし、全国の塾の代表の皆さんにもずいぶん励ましていただきました。非常に勇気付けられました。

――少子化による学校の統廃合が進んでいます。この時期に、新たに学校を開設されるのはなぜでしょうか。
片山 学習塾でも、きちんとした教育はできますが、人間を育てるという意味では、学校は子どもと接する時間が塾とは比較になりません。確かに、少子化の時代になぜ、という声はあります。しかし私は、こんな時代だからこそ、特色ある学校が必要だと思うのです。
  文部科学省の指導で、ゆとり教育が推進されていますが、特に理数科の教育がないがしろにされている状況です。日本の経済力や活力の下支えになっているのは、教育なのです。その教育力が低下したのでは、日本の将来はないに等しいのではないでしょうか。
  私は、この教育力アップのためにも、特色ある教育の場をつくり、優れた人材を送り出したいと考えているのです。

中高一貫の特色を最大限に生かして

――具体的に、どんな学校にしたいとお考えですか。
片山 この学校の特色は、理数科・英語教育を重視するところにあります。従って、学習時間も当然多くなります。英語は週7時間、数学は週6時間。公立が週28時間のところ、本校では週35時間授業をします。
寮生は寮でプラス2時間半、通学生も放課後、育英センターの塾に来て特別指導が受けられます。これらの補習や発展的学習を合わせると、学習時間はほぼ公立の倍になる計算です。

――中高一貫校ならではのカリキュラムですね。
片山 高校入試がありませんから、効率的な教育が可能で、真のゆとりと充実が生まれるのです。中高一貫校の特色を最大限生かして、極端に言えば6年間でやることを3年間でやってしまいます。余った時間は、高校の場合、経済学や法律、医学の勉強に当て、大学から先生を呼んで講義してもらうこともします。高校3年生の1年間は演習を徹底的に行い、難関大学合格を目指します。
  もちろん、スポーツや人間形成にも力を入れ、文武両道の教育を進めていきたいと思っています。

――教員の確保はどのように。
片山 育英センターの教師の中から、教員免許を持った精鋭が就任します。代表が同じというだけで、法人は別ですから、いったん育英センターを辞めて、再就職する形になります。
生徒と様々な場面で真摯に向き合い、同時に社会人でもある教師だからこそ、トップレベルの指導が出来ると自負しています。

30年ぶりの私立中学校開校

――30年ぶりの中学校開校に、地元の反響は大きいのでは。
片山 皆さん異口同音に、「特色ある中学校が今までなかったのが不思議だ」「こういう学校が出来ることで、県の教育のレベルアップにつながればいい」と言われます。
  富山県は教育県と言われていますが、残念ながら今まで、中学を選ぶ選択肢がありませんでした。
  7月に第1回目の学校説明会を開催したのですが、全国から保護者が300人ほど来られました。「将来どういう学校にしたいですか」「文武両道を目指すのですか」などと熱心な質問が出てきて、大いに盛り上がりました。
 
――開校を控えて、今のお気持ちをお聞かせ下さい。
片山 純粋に学校法人として学習塾が作った中学校は、本校が全国で3番目になります。17年前に鹿児島に池田中学校、15年前に高知の土佐塾中学・高等学校が開校して以来のことなのです。
ここに至るまでには、紆余曲折がありました。だんだん建物が建ち上がっていき、こうして学校説明会を開催するところまでこぎつけ、いよいよ実感が湧いてきました。来年2月9日(土)の竣工式に向かって、学校をつくる喜びと緊張感で、武者ぶるいしているところです。

――開校への意気込みが伝わってきます。ありがとうございました。

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