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中学・高校受験:学びネット

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比治山女子中学校・高等学校

 
  学びあい、夢を育てる
―― 高校3年生座談会 ――
1939年創立の比治山女子中学校・高等学校は「正直・勤勉・清潔・和合・感謝」を校訓に、独自の女子教育を展開している。学習・生活指導においても「競争」ではなく「和合」の精神が重視され、生徒たちはクラスメートや先生方との関わり合いのなかで人間的に成長し、みずからの夢を育てていく。その学校生活を、高校3年生に進級したばかりの旧生徒会役員7人が語ってくれた。(生徒会役職は昨年度)。

校 長: 鍵下 清哲
住 所: 〒734-0044 広島市南区西霞町5-16
電 話: 082-251-4478
交 通: JR広島駅よりバス「大学病院」行に乗車「出汐」または「大学病院」下車、JR横川駅よりバス「大学病院」行に乗車「大学病院」下車、JR西広島駅より「旭町」行乗車「旭町入口」下車
学生数: 中学校  505名
高等学校 684名 (2006.7.1現在)
ホームページ: http://www.hijiyamajoshi-h.ed.jp

 

座談会出席者(生徒会役職は昨年度)

岡田 茉奈美 さん(生徒会会長)
山添 左和子 さん(生徒会副会長・合唱部)
安達 桃子 さん(代議委員会議長)
金子 由佳 さん(企画運営部長)
髙 アラ さん(生活実践部長・放送部・ESS)
井伊 真奈美 さん(生活実践副部長)
今澤 芳美 さん(広報)

セーラー服にあこがれて

―― きょうは昨年度の生徒会役員の方々に集まっていただきました。 皆さんは中学から入学されたのですか。(髙さんを除く全員がうなずく) では、比治山女子中学を選んだ理由から聞かせてください。

山添 校風が「やわらかい」イメージだったし、塾の先生にも「いい学校だから」と勧められたからです。

安達 私の家は田舎なので(笑)、市内の中学へ行きたかった。片道2時間近くかけて通ってます。

岡田 私は逆に、家から10分と近かったから。ここの前を通るたびに先輩たちの楽しそうな姿を見て、私も行きたいなと思うようになりました。

金子 特定の宗教に基づく学校ではないので、馴染みやすいかなと思って志望しました。

井伊 親戚の叔母さんが比治山の卒業生で、「セーラー服がいいよ」と言われて(笑)。

今澤 私も制服にあこがれて入りました。

―― 髙さんは、高校からですか。

髙 はい。英語を勉強したかったので、中学の先生から「英語なら比治山」と勧められて、専願で英語コースを志望しました。

―― 外部中学からの入学者は多いのですか。

 私のときは、クラスで3人だけでした。最初は「いじめられるんじゃないか」と不安でしたが、皆がすぐに話しかけてくれたので、友だちになれました。

―― 他の皆さんは、中学入学当時のことを覚えていますか。

山添 第一印象は「瞑想の森」(学内の庭園)がきれいだな。それに先生方や先輩たちが優しかった。合唱部に入ったのも、初めに入部したクラブが自分に合わないような気がして悩んでいたら、合唱部の顧問の先生が誘ってくれたからです。そしたら、1年生は私だけ。先輩たちがとても喜んでくれました(笑)。

金子 最初の日、担任の先生が教室に入ってくるなり黒板に記号のようなものを書き始めて、「私はこういうものです」って言ったんです。何だろうと黒板をよく見たら、地図記号の「クワ畑」と「田」。桑田先生でした(笑)。おもしろい先生だなと親しみを感じました。

井伊 私の担任は、とても厳しい数学の先生でした。授業はいつも真剣勝負で、宿題を忘れようものならこっぴどく叱られる。だから必死で勉強しました。始めのころは恐い先生としか思えなかったのですが、わからないところを質問したら丁寧に教えてくれて、だんだん良い先生だとわかってきました。高校1年生のときに、先生が退職されるというので学年でお別れ会をしました。そのとき、涙が出てきて……。ほかの子たちも泣いてました。

岡田 私は行事が楽しいなと思いました。特に中学1年の夏休み。林間学校での「からまつウォーク」は、きつかったけど楽しかった。朝7時に出発して、森を抜けたり川を渡ったり、自然の中を20キロ歩きました。

今澤 正午までにゴールしなければいけなかったので、きつかったです。へとへとになってゴール近くまで来たとき、向こうの方で皆がスイカを食べているのが見えたので、喜んで行ったら、「ここはゴールじゃないよ」。どこかで道を間違えたんです。そこからは、スイカを食べたい一心で、走ってゴールインしました(笑)。

仲間とともに

―― 昨年の生徒会活動で、印象に残っていることはありますか。

岡田 何をやるのも大変でした。私たちは、できるだけ生徒の意見を反映させたいと考えて、文化祭の企画もアンケートで募りました。そうしたら、出てきたのは学校行事としてふさわしくないものばかり(笑)。皆の希望を調整するのに苦労しました。

山添 先生方と何度も話し合い企画を立てました。好評だった催しは、5人の先生に登場していただいて、「なぜ先生になったのか」を語ってもらうというもの。生徒たちから質問も出て盛り上がりました。

―― 山添さんは合唱部の方も頑張ってこられたのですね。

山添 ずっと続けてきて、昨年の全国高校総合文化祭・中国コンクールで銅賞を受賞することができました。比治山はクラブ活動が盛んで、テニス部やギター・マンドリン部、バトン部なども全国大会で活躍しています。髙さんの入っている放送部は、去年の全国高校総合文化祭で優秀賞を受賞したんですよ。

 自分たちでテレビ番組を制作して応募しました。今年も広島県で1位になれたので、8月に京都で開かれる全国大会に出場します。

―― 髙さんは取材もするのですか。

 テレビカメラをかかえて広島城の桜を撮りに行ったり、93歳のおじいさんにインタビューしたり、いろんなことを経験できました。番組づくりでも、意見の違う仲間たちと話し合って、協力しながら作業を進めることを学べました。

―― 皆さんはあと1年足らずで卒業ですね。進路を決めていますか。

安達 私は日本史や世界史に興味があるので、大学でも歴史を勉強したいと思っています。

山添 国語の教師を目指しています。できたら比治山に戻ってきたい。

金子 大学で経営学を学びたい。目標大学も決めているので、いまは受験勉強を頑張っています。

岡田 私はパソコンが好きなので、コンピュータ関係を目指しています。

 いろんな方面にアンテナを張り巡らせて多くのことを知りたいので、大学で国際関係学を勉強しようと思っています。

今澤 看護師を目指しています。

井伊 私は、薬剤師。うちは父が薬剤師で母が看護師。小さいころから医療系に進みたいと思っていました。

―― では最後に、未来の後輩たちへメッセージをお願いします。

今澤 高校になると選択科目が多くなるので、自分の好きな勉強ができます。自習室も自由に使えるし、勉強したいことを勉強できる学校です。

安達 友だちをたくさんつくって楽しい中高時代を過ごしてください。比治山は、友だちをつくりやすい雰囲気です。

岡田 そう。ありのままの自分で、すぐに溶け込める学校です。気負わずに楽しんでもらいたいと思います。

 英語を勉強したい人には、英語コースがお勧めです。英語の勉強を通じて新しい世界が広がります。

―― 皆さん受験勉強で忙しいなか、どうもありがとうございました。

 
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