座談会に参加いただいた皆さん:
高3生 千葉 佳奈子さん/大西 佑里さん
高1生 安西 李姫さん/阿部 さくらさん
中3生 手塚 菫さん/時枝 真歩さん
── 千葉さんは高校入学、手塚さんは中学入学ですが、和洋を選んだ理由は。
千葉 ダンスができる高校を探していて、学校説明会で、校長先生からダンス部のお話を伺い、魅力を感じました。
手塚 私は入試の時に和洋に決めました。緊張して、受験教室がわからなくなった時、先輩に丁寧に案内していただき、優しい方がいっぱいいる学校だなって。
── 高1のお二人は内部進学ですが、中高一貫生側の気持ちとしては。
阿部 「受験なくていいよね」と、公立の友人に言われて、悔しくて勉強しました。
安西 受験期の友人は習い事も半年ほど休みますが、私は大好きなバレエを続けられました。中学では、みんなのびのびと好きなことをできたと思います。
和洋だから体験できることは
阿部 「礼法」の授業が楽しいです。茶道も学べ、よその御宅に行ったとき、「礼儀正しいね」と言われて嬉しかった。
時枝 「邦楽」で学ぶお箏が弾けるかどうか最初は不安で。今は大好きです。
大西 中3のブリティッシュヒルズ語学研修が良い思い出。昨年はオーストラリアの姉妹校から1ヵ月間、交換留学生が滞在し、お別れ会では皆が泣いてしまうほど、深く交流できました。
手塚 中2の理科実験のカエルの解剖が、最初は複雑な気持ちでした。「ヒトの代わりにカエルで勉強させてもらっているんだよ」と聞き、カエルのためにも勉強しなきゃ、と思い直しました。
安西 体育大会の百足競争やチームごとの応援合戦、合唱コンクールなどクラスで団結する行事が本当に楽しい。1位を目指して皆で燃えて、「こんなに真剣にやるんだ」ってビックリしました。本番はすごい一体感があります。
── 意見交換する場も多いとか。
安西 「生徒総会」では多様な意見を採り入れ、良い案を考えていきます。生徒会議長を務めたのは良い経験でした。
── 手塚さんは美化委員長として、自主的に清掃範囲を広げたそうですね。
手塚 一人ひとりの美化への意識を高め、学校全体を清潔に保つのが目標です。
── 時枝さんは体育委員会委員長をしているんですね。
時枝 学校をひとつにまとめる役でもあるので、安全で楽しい体育大会を目指すよう頑張ります。
── 阿部さんは併設中学から、ファッションテクニクス科への進学ですね。
手塚 授業内容は、中学の家庭科より、かなりレベルが高いんですか。
阿部 レベルは高いけれど、基礎から学ぶので、すごくわかりやすいですよ。ミシンは一人一台。今はスカート製作の採寸です。高3ではウエディングドレスに挑戦します。
── 将来の希望もファッション系ですか。
阿部 今はそう考えています。専門科目は週5時間。普通の大学にも進学できるカリキュラムだと思います。
── 個性的な生徒さんが多そうです。
阿部 器用というより根気があり、諦めない人が多く、勉強も平均点が高い。専門的だから無理と考えずに、物作りが好きで極めたいという人はファッションテクニクス科にぜひ来てください。
── 中3のお二人はいよいよ高校のコース選択の時期に入りますね。
手塚 高校の先輩が、中学部でお話しする説明会に参加して、気持ちが引き締まりました。普通科ならどちらのコース(特進・進学)にいくかも考えないと。
時枝 理系の先輩から「数学は苦手だけど理科は好き」というお話を聞き、数学が嫌いなだけで文系を選ぶというのは考え直そうかな、と思いました。 |
── 和洋は理系に力を注いでいますね。
手塚 数学の先生に質問できる「朝マス(注 毎朝実施の始業前数学自習教室)」とか、勉強の環境が整っています。
時枝 テスト前の放課後、先生に質問によく行きます。どの教科の先生もすごくわかりやすく教えてくださいます。
── 高3のお二人はダンス部と吹奏楽部の部長さん。夏に向けての目標はありますか。
千葉 8月のコンクールでの全国優勝を目指し、全力でぶつかっていきます。
── 和洋のダンス部の魅力とは。
千葉 振り付けをすべて自分たちで創作します。新しい動きを自分で生み出し、見たことない面白い形ができていく、そうした発見がすごく楽しいです。
大西 吹奏楽部は7月のコンクールで金賞を目指して、練習に励んでいます。
── どんな部活動生活でしたか。
大西 私は中学では英語部で、高校から吹奏楽部に入りました。楽器も初心者で、楽譜を読むのも大変なところからスタートして、地道に必死に頑張ってきたので、すごい充実感があります。
時枝 高校の部活って、勉強と両立させるのは大変ですか。
大西 やりたい部活動を続けて、生活を充実させたほうが、限られた時間の中、勉強にも熱心になれると思います。
千葉 私も部活後1時間ぐらい、図書館の自習スペースで勉強するのが好きです。成績も高1の時より伸びました。
「和洋らしい生徒」とは
手塚 ほんわかしている子もいれば、活発な子もいて、でもハメを外さない。
時枝 すごく優しい人たちばかりです。
阿部 友達同士いつでもお互いのことを考えているところはあると思います。
千葉 品の良い明るさがあると思う。
大西 吹奏楽部の先輩がすごい努力家で、人として尊敬できるような人でした。厳しさの中にも優しさがあって、ずっと学び続けたい憧れの存在です。
安西 個性豊かで、それぞれ頑張っていることや好きなことを持っている。尊敬できる先輩やお友達がたくさんいて、すごい刺激を受けています。ずっと仲良くしていきたい方たちと出会えて、和洋に入って本当に良かったです。
── ありがとうございました。
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