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中学・高校受験:学びネット

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開智中学校・高等学校

 
  国公立大学の合格者が急増
1993年の開校以来、大学入試を見据えて徹底した教育方針を打ち出し、「伸びる学校」として注目されている開智中学校・高等学校。その大学合格実績は年々急上昇、特に平成17年度の合格者数は、前年の1,5倍にものぼり、数年内にも県下屈指の進学校としての地位を確立する勢いだ。一体なぜそのように伸びるのか、詳しくお話を伺った。

校 長: 西下 博通
住 所: 〒640-8481 和歌山市直川113番地の2
電 話: 073-461-8080
交 通: JR六十谷駅より徒歩5分または和歌山バス「垂井」下車すぐ
学生数: 中学校  437名
高等学校 997名 (2005.7.1現在)
ホームページ: http://www.kaichi.ed.jp/

 

医・歯・薬学部に68名合格!

「伸びる学校」として近年人気が定着している同校は、さらに躍進を続けており、平成17年度は前年を大きく上回る大学合格実績を出した。京都大、大阪大、神戸大をはじめとする国公立大学には146名(うち現役135名)が合格し、関関同立大167名、早稲田・慶応など難関私立へは39名。また、超難関といわれる医・歯・薬学部には68名が合格という驚異の数字だ。注目すべきはその数字よりも、生徒たちは入学時には、トップクラスの成績ではなかったという点にある。中には偏差値が20以上も伸びた生徒もいる。

「生徒を伸ばす学校として、保護者の信頼は年々高くなっていますね」と土井和正法人
本部長は自信をのぞかせる。

生徒は併願ではなく、専願が多く、最近では少子化にもかかわらず、この評判を聞いて出願する中学校の数が増加しているという。和歌山市内の学校であるといっても、JR天王寺から55分、最寄りの駅から5分という非常にアクセスのよい場所にあり、大阪市内からでも充分通学できるためだ。

中高6年一貫教育でゆとりある学習

開智中学校に入学後は、6年一貫教育が行われ、名称も1年生〜6年生という呼び名で統一される。高校からの入学者とは完全にクラスを分け、中学5年生で6年間の履修内容を終え、6年生の1年間は難関国公立大学に焦点を絞った演習中心の授業が徹底して行われる。

中学・高校ともに授業時間は週6日、60分×6限(土曜日は3限)、2期制で、夏休みは24日間と授業時間数を確保しているため、先取り学習も決してハードなものではない。中学1年生〜3年生まではむしろさまざまな刺激を受け、それぞれの個性を十分に伸ばすことに重きがおかれ、毎年和歌山や京都などに1泊2日、4年生では北海道に4泊5日で体験学習を行ったり、カルタ大会、耐寒登山、人権学習、演劇鑑賞会など行事も多く設定されている。

一方高校では、外部生は入学時より国公立大学を目指す「T類」と難関大学を目指す「U類」に分かれる。

U類には、クラブ活動と学習を両立させたい生徒が入学してくる。開智高等学校は、男子・女子バレーボール、女子バスケットボール、男子・女子硬式テニスなど全国レベルのクラブが多く、非常に活発だ。しかし中には、このようなハードな練習やスケジュールをこなしながら、U類の授業にはない科目を自力で学習し、国公立大学に合格した生徒も数名いる。

高い指導力を持つプロ教師集団

常勤の教員は現在約80名、平均年齢は33歳と若い。開智では開校時より生徒から信頼される真のプロ教師としての指導力の向上を目指し、研鑽してきた。当時は熟練の教師もいたが、引退となり、彼らから学んだ若い教員が中心となっている。具体的には授業においては、研究授業や公開授業を行ったり、生徒による「授業評価」を実施することで、より質の高い授業を実現している。そして創意工夫を重ねる授業の上に、きめ細かく面倒をみていることが大きな特徴だ。

「どの教員も誰に言われるまでもなく日頃は夜8時頃まで生徒につきあい、高校3年生の担当教員などは、生徒と2人3脚で受験に臨んでいるため、正月も朝7時から夜7時頃まで補習などを行っています」と土井本部長。

最新鋭IT教室

同校の12,000坪の敷地内には、中学、高等学校それぞれ専用に授業棟や体育館などがあり、1,000名以上収容できる大ホールや多目的な小ホール、蔵書数45,000冊を誇る図書館などがある。また、最新の施設として昨年には授業や生徒の自主的な学習に活用できる「マルチメディア教室」と、階段式大教室「プラセットホール」が完成した。

「マルチメディア教室」は、大学入試センター試験対策としてのヒアリング学習や映像やインターネットなど、文字通りマルチメディアな学習プログラムを体験できる。また「プラセットホール」は有名講師を招いて特別講義を行ったり、学年ごとの保護者会を開いたりするなど多目的に活用する。

「生徒たちが1日で過ごす時間は学校が一番長いのだから、快適で、最良の教育環境が必要です。開校後も積極的に施設整備に力を入れてきました」と土井本部長は強く語る。

このほか、開智では、仏教をベースとした「感謝の心」を建学の精神の柱とし、品位品格を備えた豊かな人間を育むことを教育目標に掲げている。挨拶や礼儀作法、言葉使い、身だしなみといった生活指導には十分気を配っているため、それが学習面にも良い影響を与え、進学実績を大きく伸ばす要因の1つにもなっている。

「登下校時の生徒の姿を見ていただけたら、開智のことがよくわかると思います。最寄り駅から徒歩5分ですが、生徒たちは本当に礼儀正しく立ち番の先生方に大きな声であいさつをして登校しています。この姿を見ればきっと、品格ある良い学校だと思っていただけると思います」と土井本部長は締めくくった。

 
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