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中学・高校受験:学びネット

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星翔高等学校

 
  大阪唯一の工業四科を持つ
近畿唯一の多学科総合高校

モノレール、私鉄、JRと大阪で重要な3路線のアクセスに恵まれながら、閑静な住宅街や自然の豊かな土地に星翔高等学校はある。工業技術系4学科と普通科・国際科の2学科で6学科3コース制の学びを内包する、大阪で唯一の工業四科を持つ多学科総合高校である。技術取得、学力の充実はもちろんのこと、外部履修を取り入れた土曜講座や、様々な分野を網羅し、目的別8系列で指導を行うキャリア教育科目など、彩り豊かな指導方針に溢れている。この指導で、生徒それぞれが自分の目標である『星』に向って『翔く』ことができるよう、適性重視の実践教育が行われているのだ。


校 長: 楠本 義一
住 所: 〒566-0022 大阪府摂津市三島3-5-36
電 話: 06-6381-0220
交 通: 阪急京都線「正雀」駅より徒歩10分・「摂津市」駅より徒歩7分、JR京都線「岸辺」駅より徒歩15分・「千里丘」駅より徒歩15分、大阪モノレール「摂津」駅より徒歩10分
学生数: 1,176名 (2012.9.1現在)
ホームページ: http://www.osaka-seisho.ed.jp

─教育目標─
翔け希望大学へ!
翔けモノづくりへ!
翔け全国大会へ!


 

5つの特徴を持つ実践教育で
生徒それぞれの適性にあった進路を

 星翔高等学校は昭和初期より大阪の地で、工業高校として多くの技術者を育成してきた実績ある学校である。戦前、戦後、昭和から平成へと続く時代の流れとともに、普通科・国際科を設置し、男女共学への道を歩んできた。多くの学校では普通科や国際科の人気が高く、学校案内などの広報誌でも、工業系は後回しにされがちである。しかし、星翔では、後も先も無く、同じように両方の生徒を育成したいという意味で、パンフレットにも工夫が凝らされている。中綴じの両面を表紙にし、どちらから見ても表だと考えられる装丁にできあがった一冊は、センターに教育の特色を連ねて両方の学科をつなぐ形でデザインがされている。

「中央ページにあるのは、星翔の実践教育の5つの特徴です。適性を見た進学サポート、生きる力の育成、資格取得のフォロー、全国レベルのクラブ、思いやる心の成長。この5つを基本にした、大阪で唯一の工業四科を持つ私学高校であり、近畿で唯一の多学科総合高校であることを誇りにしております」

 そう語る楠本義一校長は就任8年目を迎える現在の学校改革のリーダー。文部科学省は今回行う教育改革の中で、生きる力育成のためのキャリア教育に重点を置いているが、星翔では楠本校長のアイデアで、4年前から外部履修の土曜講座(有料・任意)や職業体験といったキャリア教育をいち早く導入した。また、新入生には技術と同時に社会人としての常識も培うために、学習態度・マナーや人権教育などを取り入れた新入生研修、生徒同士で協力することの大切さを学びコミュニケーション能力を伸ばすキャンプを実践し、意識改革にも努めている。

生徒すべてがより良く成長するように
願いを込めた7つの星で学科を表す

 多学科高校の特徴となる工業技術系の4学科と普通科2コース、国際科1コースを、星翔は学校名でもある星で表している。

 工業技術系(男子のみ)は機械工学科・電子機械工学科・電気工学科・電子工学科の4つの星。世界的にアジアの発展がうなぎ上りとなっており、近い将来各国の通貨相場も上昇すると予想される現在、国内で育った技術者が今後の日本を背負うことになるのは明白である。そのため、近年では『子供に手に職をつけさせたい』と願う親が多い。そういった保護者や生徒にやる気を出させるため、星翔では、『星翔ジュニアマイスター制度』を設立した。各個人の技術取得への取得した資格・合格した検定試験などを点数化して、規定以上に達した生徒には認定証と副賞が授与される。これを受賞することで本人には自信が芽生えてさらに上を目指し、周囲には良いライバル心を持たせて、学科全体が伸びていくことができるのだ。

 普通科・国際科はコースの数で3つの星で表される。普通科(男女共学)特進コースでは目標大学へチャレンジする学力を養う。総合コースは就職を目指す生徒も多いため、24年度入学生より英会話・IT・ビジネスなど生徒の目標別に8系列に分けたキャリア教育科目系列を創設。まだ将来の目標をはっきりと決めていない生徒には、キャリア総合系列の項目が用意されており、対象を広く探すことができるようになっている。講師は学内の教員だけでなく、専門学校から招聘したり、リタイアした技術者や資格所持者による講義を実践する予定で交渉している。

 国際科(男女共学)はスポーツコース。男子はバスケットボール・バレーボール・卓球・硬式野球、女子は駅伝・サッカー・柔道のいずれかに所属し、世界で戦える実力をつける。既に女子駅伝は競歩では日本記録、ジュニア世界大会で12位という記録を残しており、今後の成長が期待される。

「工業系は上級職人を意味する『MEISTER』を目指し、普通科・国際科は自分たちの夢である『MY STAR』を目指す。これが7つの星の意味となっています」

 そして7つの星に育まれた力で、個々の目標である『様々な』という意味の七色の未来を培う。それが星翔高等学校の生徒たちの目標である。

募集定員を上回る生徒数増加をふまえ
次の段階へとステップを上がる

 近年の募集定員は440名。これは楠本校長の言葉によると、かなりの冒険だったと語られる。しかし、結果はそれを超える数の生徒も集まりだし、楠本校長の就任時の生徒数よりも、在籍生徒数は500名近く増加した。

「男女共学を始めた当初は、女子生徒がなかなか集まりにくいという状況がありました。そこで、女子生徒には一定以上の成績で合格すれば入学金を免除にする優遇制度を付けたのです。最近では、その制度に当てはまらなくとも入学したいという生徒も増え、安心しております」

 女子生徒の数が安定してきた今、次のステップは特進コースの生徒数増加だと楠本校長は語る。そのために楠本校長が考え出したのが、3つの『翔け』を含む教育目標だ。有名難関大学にこだわること無く、自分の行きたい大学を目指すという意味で『翔け希望大学へ!』工業系には『翔けモノづくりへ!』国際科には『翔け全国大会へ!』と呼びかけている。この充実した教育目標を基盤に、何か案を設けて、特進コースへの入学希望者を増加させたいと現在企画中だ。

 受験は3科目受験で焦点を絞りやすくし、就職率も80%を超え、100%を目指しているので安心した学生生活が送れる星翔高等学校。これからの進化に期待のかかる注目校である。

 
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