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中学・高校受験:学びネット

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金蘭会高等学校・中学校

 
 明治38年創設。長い歴史の中で各界で活躍する女性を多数輩出してきた金蘭会中高。伝統と現代性を兼ね備えた女性の育成をモットーとする同校では、いま、女性の先生方が大活躍している。学習・スポーツ・養護の3分野で生徒を率いる三人のホープに話を伺った。
 

常により良い指導法を実践する
英語教育の若きマイスター


英語科教諭 中垣 優子 先生

 中垣優子先生は就任4年目。大学卒業後、オーストラリアで語学指導のキャリアを積み、帰国。その後、大学院で外国語教育を専攻し、英語教員を目指した。わかりやすく、常に新しい指導法に挑戦すると評判の英語教諭だ。

「英語の指導法については、教師になってからより積極的に勉強するようになりました。様々な指導法を勉強して、良いと思ったものは授業に導入しています」

 指導法の討論会や英語指導で定評のある灘高の木村達哉氏が主催する勉強会「チーム・キムタツ」にも参加。幅広いスペシャリストの授業法を学び、それらを授業に取り入れている。この春には、優秀な教員を顕彰する同校の「授業マイスター」第1号にも選ばれている。

 2009年にデジタルボードと電子教科書を導入。密度の高い授業を展開している金蘭会。

「英語のデジタルツール導入もそうですが、生徒を伸ばすために良いと思うものをどんどん取り入れ、授業の可能性を広げていきたいと思います」

目指すは日本一!
強豪バレーボール部を率いる女性監督


家庭科教諭 倉岡 芳子 先生

 金蘭会といえば、全国レベルのクラブ活動も有名だ。中でも昨今、躍進を遂げているのがバレーボール部。監督を務めるのは家庭科教諭の倉岡芳子先生。3年前に監督に就任。その年、全国大会へ初出場。いきなり全国3位という偉業を達成した立役者である。

「金蘭会は良い環境が整っています。ですから、より高いスキルを求めていけるんです」と手ぶりを交えてパワフルに話す。

 指導のモットーは、基礎の徹底。日々の練習でも、1時間はたっぷりと基礎練習に充てるという。

「練習は平日3時間。他校に比べて少ないです。でも、短いからこそ効率よく成果を出そうと生徒は工夫をします。勉強時間に関しても厳しいですよ。練習があるから勉強できないという言い訳は一切させません。5分10分の隙間を使い、効率的に勉強するよう徹底した指導をしています」
倉岡先生の就任以後、部員たちの定期テストの成績は、平均で30〜40点も上昇したという。

「こだわりはチームの和です。陰口悪口は絶対ダメ。精神年齢は常に上であれ、そして教室でもリーダーシップをとれる人間になりなさいと部員には言い聞かせています」

 昨年は大阪府内全ての大会で優勝し、全国ベスト8。今年も大阪新人戦優勝、近畿大会で準優勝と高いレベルをキープするバレーボール部。

「目標は全国優勝です」ときっぱり言い切る。「私はできない目標は言いません。保護者の方々からも試合を見る度に上手くなっていると言われます。この夏は狙いますよ」

 夢の全国優勝への期待が高まっている。

養護教諭が進める「食育」と
ホッとする空間づくり


養護教諭 堀居 祐子 先生

 女子校ならではの穏やかな校風を支えているのが、養護教諭の堀居祐子先生。
8年間、看護師として病院勤務の後、大学に進学。かねてから希望していた養護教諭と保健師免許を取得し、同校に赴任した。医療現場にいたプロとして、いま一番力を入れているのが「食育」だという。

「思春期の女の子は、どうしても外見を気にしてしまいます。ダイエットと称して朝食をきちんと摂らない生徒も少なくありません。そういう食生活の乱れが原因で体調不良を訴え、保健室に駆け込んでくる生徒もいます。そこで校長とも相談して、これからは食育指導に力を入れていこうと考えています」

手始めが歯科指導。健康の基本は口から、ということで、同じ福島区内にあるライオン歯科衛生研究所と連携して、口腔科学の講習会を予定している。

「女子校ですから、やさしい、ホッとできる空間を心がけています。元看護師ということで、看護の道に進みたい生徒から相談を受けることもよくあります」

 

 
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