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中学・高校受験:学びネット

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百合学院中学校・高等学校

 
  20年先を見据えて夢を咲かす 独自の教育『ブルーミン20』
カトリックの精神に基づき「他人を思いやる豊かな心」を大切に育てつつ、一人ひとりの夢実現にむけた多彩な教育プログラムによって高い成果を上げている百合学院。昨年度より就任した新校長のもと、20年先を見据えて行われる独自の教育『ブルーミン20』では、「たがやす」「種をまく」「そだてる」の3つのステップで個性を伸ばす指導が徹底される。自習室「ブルーミングルーム」の開設、スクールバスの運行など、学習環境の充実を図る新しい取り組みも始まっている。

校 長: 田口 文明
住 所: 〒661-0974 兵庫県尼崎市若王寺2丁目18番2号
電 話: 06-6491-6298
交 通: JR宝塚線塚口駅よりスクールバス運行(徒歩18分)、阪急神戸線園田駅より徒歩12分、阪神・JR尼崎駅より阪急園田行き市バス「聖トマス大学前」下車すぐ。
学生数: 中学校 181名
高等学校 263名 (2009.7.1現在)
ホームページ: http://www.yuri-gakuin.ac.jp

 

心をたがやし知を育てる
充実の環境で咲かす夢

 色とりどりの季節の花に満ち、美しいマリア像が生徒たちを見守る百合学院中学校・高等学校。キャンパスを取り巻く街路樹や、生徒たちの憩いの場となっているポールプラザの高い木立は、校名にふさわしい「ゆりの樹」だ。手のかたちをした葉の緑が鮮やかで、初夏には白い花をつけるという。
昨年4月に就任した田口文明校長は、まず『素直な心で、ありがとうとごめんなさいが言える人になろう』という目標を掲げた。折りしも地域では『爽やかあいさつ運動』が始まり、近隣の人びととも笑顔のあいさつ。「百合学院の生徒は気持ちよくあいさつしてくれる」と上々の評判だ。始業時には必ず顔を見て「お願いします」と言ってから礼をする「分離礼」も徹底している。

 「服装をはじめ、見た目の身だしなみをきちんと指導していこうという方針も立てました。生徒たちは思いのほか素直に実践してくれる。礼節を身につけると、驚くほど他人の話を聞くようにもなりました」と田口校長は満面の笑顔で目を細める。

 第1目標が早くも達成された次の目標は、基本に返って『もっと勉強しよう』というもの。「10分でも30分でも多く勉強しよう。勉強に集中すると必ず結果は出るはず。勉強する習慣づけを行うことが大事なのです」。

 新たに自習室「ブルーミングルーム」2室を設け、毎日15時50分から18時30分まで開放。教員は数名でチームを組んで、生徒の指導にあたり、中学生には英語・数学の復習プリントを提供する。積極的に自学自習する励みとなるよう、出席スタンプの押印といった工夫も行われている。

 昨年度末、教員とその授業について生徒による4段階評定とコメント記述の調査が行われた。
「なかには厳しい意見もあります。苦い薬にも、励ましにもなるでしょう。いい面は伸ばしてほしい。改善すべき点は改善して生徒に還元したい」
指導者側もその研鑽に努めている。教員と生徒との信頼関係は強く、百合学院の一つの特色でもある。

最適の進路をみつけだす
多彩なキャリア学習

 百合学院中学校では、英数国の3教科を習熟度別に学ぶクラスを編成。15〜25人の少人数制で、それぞれのレベルに合わせた授業を展開し、学力の強化に力を入れている。「英語で表現しよう」「テレビニュースをつくろう」「君も科学者になろう」など7つのテーマから興味ある講座を選択する「STEP TIME」(選択授業)、イングリッシュキャンプ、英語によるパソコン学習など、教育プログラムは実に多彩だ。

 中学1年次から高校まで6年間行われる「百合学院的人間学のススメ(総合学習)」も、独自のプログラム。これは、環境破壊、国際問題、福祉など、現代社会の課題について各教科の授業や講演会を通じて学び、学習成果を「クリスマスの集い」で発表する。歌、劇、プレゼンテーションなどのパフォーマンスで発表し、表現する楽しさを体験しながら問題意識を高めていくのだ。

 高校では、各自の目標を定め、3つのコースに分かれる。
国公立大学、難関私立大学への現役合格を目指す「スカラー」は、先取り授業や7時間目導入などで学力強化を図る。大学での学習を通じて研究・プレゼンテーションを行う特別プログラムは、進路選択やモチベーション向上にとっても貴重な体験として好評だ。

 「自己探究(IE)コース」は、インターンシップや大学の先生を招いての特別講座などを通じて、自分の個性や潜在能力を発見・開発し、進みたい学部・学科を見つけて最適の大学進学を目指す。4年制大学を目指す「進学U類」、4年制・短期大学を目指す「進学T類」の2つのカリキュラムで細かな進路指導が行われる。企業探究プログラムでは、仮想の就職活動、新入社員研修を行い、実在の企業へのフィールドワークをふまえて、企業から出された課題に取り組み自分たちの企画のプレゼンテーションを行う。企業や施設での体験プログラムが多彩に用意されていることが大きな特色だ。

 さまざまな表現法を学び、芸術系大学や四年制大学などへの進学を目指す「創造表現(CE)コース」は、他校にはない独自のコース。言語、音楽、演劇、美術、舞踊などジャンルの枠を超えて“表現すること”を総合的に学び、各分野のプロの活動家を招いてさまざまな表現方法を体験したり、鑑賞したりする機会も豊富に設けている。「引っ込み思案の生徒が、発表会で堂々と自己表現している。とても感動します。若い人には計り知れない能力があり、驚くほど成長する。その姿を見ると嬉しい」田口校長の口調は熱い。

 

英語からスポーツまで
全国レベルで活躍中

 自分という畑をたがやし、たくさんの出会いの種をまき、20年後を見据えた夢をつぎつぎと咲かせていく百合学院の“ゆりっ子”たち。個性を伸ばし、表現力を養う独自の教育プログラムにより、さまざまな分野での活躍が高い評価を得ている。例えば関西の英語弁論大会で高校1年生が優勝し、暗誦大会では中学1年生が第2位に。「百合学院的人間学のススメ」で高校2年生が取り組んだ「国際理解―シエラレオネの貧困を考える」が、外務省主催「第4回開発教育・国際理解コンクール」実践授業例部門で入選。自己探究(IE)コースの「企業探究プログラム」では、証券会社、ハウスメーカー、家電メーカー、放送会社などの課題に挑み、全国大会で5年連続優秀賞に輝いている。

 全国大会出場のバドミントン部、個人のシンクロナイズドスイミングやフィギュアスケート、バトントワラーなど、全国大会・世界大会で優秀な成績を残している生徒も多い。
一人ひとりの夢の実現へ、さまざまな分野での活躍が期待されている。

 
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