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中学・高校受験:学びネット

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片山学園中学校

 
  富山に新風、学習塾が中高一貫校を
 
来春、学習塾がつくる、全国で3番目の中学校が富山県に誕生する。中学開校の3年後には高等学校開校も予定。富山県初の中高一貫教育がスタートする。設立母体は学校法人片山学園。北陸3県に学習塾を展開する、株式会社「富山育英センター」のグループ法人である。片山学園の片山浄見理事長は「塾の強みを生かし、生徒の能力を最大限に引き出していきます」と意気込みを語る。

校 長: 橋本 尚則
住 所: 〒930-1262 富山県上新川郡大山町東黒牧
電 話: 076-431-5003 (学校設立準備室)
交 通: JR「富山」「砺波」「高岡」「魚津」各駅よりスクールバス運行予定 JR「富山」駅前地鉄バス「富山国際大学」行き「福沢口」停留所下車(約30分)富山地方鉄道「上滝」駅大山町有バス「富山国際大学」行き「津毛」停留所下車(約9分)
ホームページ: http://www.katayamagakuen.jp/

 

全国8会場で入試を実施

 同校の開校予定地はJR「富山」駅からバスで20分ほどの高台に位置する。周辺には富山国際大学や大企業の研修センターが建つ、学術文化地域である。背後には立山山麓を控え、眼下に富山平野を一望できる。なだらかに広がる斜面には、周りに樹木を配した洋風家屋が点在し、高原の別荘地を思わせる。
  片山理事長は「澄んだ空気と清涼な水。恵まれた自然環境が、子どもたちを健やかに育てます。寮も完備していますので、都会の子どもたちにも入学してただきたい」と話す。
募集定員は男女合わせて80名。全国から生徒を募集するため、「一般入試」に先駆けて来年1月8日(土)に、札幌・東京・名古屋・大阪・福岡の5会場において「国内入試」を実施する。なお「一般入試(前期)」は1月16日(日)に富山・金沢・福井の3会場で、「一般入試(後期)」は2月6日(日)に富山会場にて実施される。

マニフェストで決意表明

 学校開設は、片山理事長の15年越しの夢でもあった。
「塾では時間的制約を受けながら、子どもたちに勉強の楽しさを教え、能力を引き出してきました。しかし十分な人間教育を施すにはより時間が必要です」。
  同校では生徒一人ひとりの人間性を育む「全人教育」を目指す。開校に当たりマニフェストを公表。学校教育にかける決意を表明した。内容は「全人教育の実践」をはじめ、「英・数・理の週30時限授業」「東大20名・医学部医学科20名合格」「文武両道」の全4項目。
なかでも、定員80名から「東大20名・医学部医学科20名合格」は高い注目を集めている。富山県全体でも東大合格者は年間50名ほどだからだ。片山理事長は、富山では中学と高校の教育が分断されているため、子どもの能力を伸ばしきれていないと言う。
「塾のノウハウを生かし6年間徹底的に学習指導しますので、必ず実現できます」と言い切る。

国公立中学の3倍の授業

 教師陣は全員、育英センターの「教育のプロ」によって構成される。いずれも塾生から高い評価を得ている人気教師である。
「今後採用する教師も、育英センターで十分な研修を積ませた後に本校へ配属します」。同校教師に求められる「塾の心」を身につけるためだ。すなわち、時間を厭わず指導に徹するサービス精神である。
授業は、独自の中高一貫カリキュラムによる。マニフェストに掲げているように英数理の3教科は夜間授業を含め、それぞれ週10時限授業を予定。これは国公立中学のおよそ3倍にも上る。
寮生に対しては、育英センターの教師が平日の夜間に寮へ出向いて授業を行う。通学生も部活動終了後、学校の教室で塾の授業を受講。いずれも塾の費用はかからない。かといって、授業料や寮費に含まれているわけではない。授業料・寮費とも比較的低く設定されている。
「塾がつくる学校だからこそ、できること」と片山理事長は胸を張る。
  中学2年次で中学の全課程を修了。中学3年と高校1年で高校の課程を修了させる。高校2年では大学の教養レベルの授業を行い、高校3年からは本格的な受験勉強に入る。
「東大だけでなく、ハーバードやスタンフォード、MITなど、国外の名門大学を目指せる学力や国際性を養成します」。

クラブ活動には優れたコーチを

 心身ともにバランスのとれた人格を形成するために、学校行事も欠かせない。夏は川釣り、冬はスキーなど、立地条件を生かした四季折々の体験学習。ボランティア活動や農作業を通じた地域の人々との交流。弁論大会や海外研修など、多彩なプログラムを用意している。
授業では、将来への夢や職業観を育てる「特別講座」も設定。医師・弁護士・芸術家・スポーツ選手など、各界の最前線で活躍中の方々が、一定期間連続して授業を行う。
  マニフェストに「文武両道」を掲げている通り、クラブ活動にも力を入れる。グラウンドは通常の約3倍。約2ヘクタールの広さを確保し、野球・ラグビー・サッカーなど様々なクラブ活動をサポートしていく。
「将来は甲子園や花園のような夢の舞台で活躍させたいですね」。
  夢を実現するために、優れたコーチも招聘する予定だ。

新しい時代のエリート

 校舎はイギリスのイートン校をイメージし、クラシカルにデザインされている。レンガ色の外壁が高台の自然と調和し、落ち着いた雰囲気を醸し出す。
内部は理科実験室やコンピュータ・視聴覚室をはじめとして、最新の設備がそろえられる。華道や茶道用にも本格的な設備を整え、情操教育に役立たせる。
教室とワイドな廊下は普段、可動式のパーテーションで区切られている。ゲームや軽い運動時には仕切りを取り外し、広々としたオープンスペースとなる。
併設の寮は、自立心を養うために個室が提供される。各室とも約10畳分の広々とした空間を確保し、冷暖房も完備。快適性は他に類を見ない。十分なセキュリティも施されている。寮監のほかに寮長一家も住み込み、24時間、子どもたちを見守る。
寮生活では、規則正しい生活が身につく。また先輩・後輩と生活を共にすることで人と人とのかかわり方を学び、人間的にも大きく成長できる。「多くの子どもたちに寮生活を体験してもらいたい」と片山理事長。同校では、寮を全人教育の場として位置付けている。
最後に片山理事長は熱く語った、「6年一貫教育のあらゆる機会を通じて、高い知性だけでなく、人間としての思いやりも備え、社会貢献に対する強い使命感を持った、新しい時代のエリートを育てていきたい」。

 
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