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中学・高校受験:学びネット

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水戸短期大学附属高等学校

 
  国公立大合格者64名を出した“文武両道”の躍進校
例年、国公立大学の合格者を約50名出してきた同校だが、今春の入試で、その数字を初めて64名まで伸ばした。その中には簿記や情報処理など高度な資格を生かして国公立大へ進学した生徒もおり、多様な大学入試制度に的確に対応している。また、県内でも有数のスポーツ推進校であり、スポーツ技術を生かした進学や、プロスポーツ界へ卒業生を送り出すなど、“文武両道”の教育で注目を集めている。

校 長: 田中 睦啓
住 所: 〒310-0851 茨城県水戸市千波町464番地
電 話: 029-241-1573
交 通: JR常磐線水戸駅北口から、関東鉄道バス(千波車庫、平須、石岡、鉾田各方面行き)6番乗場乗車「千波坂上」下車
学生数: 1168名 (2005.7.1現在)
ホームページ: http://www.suitan.ed.jp/

 

徹底した受験指導

高校入試においても、依然と公立志向の強い茨城県で、着実に実績を上げているのが水戸短期大学附属高等学校、通称“SUITAN"である。創立47年目を迎える同校は、もともと商業高校としてスタートを切ったが、次第に時代の要請に応えるうちに進学校として頭角を現してきた。現在は医系、理工系の国立大と、最難関の国公立文科系を目指す「特別大学進学SSコース」をはじめ全4コースが設定されている。

「特別大学進学SSコース」では1年次で必修科目をほぼ終了させ、2年次より(1)医学・理工専攻コース(2)最難関・国公立文系専攻コースに分かれて授業を行なっている。通常の7時間授業に加え、土曜も午前中に主要教科の授業を行うため、授業時間数は公立校より1週で5時間多い。教師陣はSS専門チームを編成し、夏期・冬期集中ゼミナールや、放課後の独自ゼミナール、夏期休業中には進学ゼミ合宿を実施している。また、生徒は大手予備校の衛星放送講座を自由に受講できるなど、徹底した受験指導を行なっている。

「特別大学進学S・Aコース」は、国公立大、難関私大の受験を目指すコースで、習熟度別クラス編成による学力アップを図る。課外ゼミや衛星放送講座はSSコース同様受講できる。努力次第でSコースの生徒がSSコースへ移ることも可能。入学時の選抜試験で5教科の平均が5割強の成績でAコースに籍を置いていた生徒も、入学後、学力を上げ2年進級時にSコースに移った生徒もいる。

「進学Sコース」の生徒は全員、中学校の校長からの推薦を得て、同校に進学してきた高度なスポーツ技術を備えた集団だ。全国大会出場を目標に、日々プレーの向上を目指している。硬式野球部では春、夏の甲子園出場を果たし、サッカー部はこれまで4度、全国大会に出場している。野球部からは読売巨人軍へ入団した鴨志田投手、サッカーではFC東京所属の塩田選手などJリーグへの入団者を多く輩出している。その他、柔道、アイスホッケー、ゴルフなど15クラブが活動中。大学運動部からの注目も集めている。

「経済情報コース」は、同校唯一の商業科コース。情報処理、簿記会計、工業簿記などの検定試験において上位級取得を目指す。この春の入試では、簿記1級の資格を取得した生徒3人が静岡大、山口大、香川大にそれぞれ合格している。普通科に比べ人気が低い商業科だが、過年度では横浜国立大へ合格した生徒や、中央大に進学し、現在、公認会計士を目指し頑張っている生徒もいる。“SUITAN"の商業科は茨城県内随一の実績といってよい。

学力、技能、アスリートを支える充実の施設

受験指導を支える上で、欠くことができないのが充実した施設の数々だ。県内最大の100インチモニターを備えたサテライトルームは、大手予備校の人気講師陣によるサテライト講座の受講を可能にし、インタラクティブシステムにより、講師に質問をすることもできる。また、受講できなかった生徒や、復習受講を希望する生徒のために、サテライト講座の録画取りを視聴できる自習室も用意されており、ヘッドホンとモニターにより講座ごとの視聴がいつでも可能。コンピューター管理された蔵書から好みの本を選び出し、自主学習できるなど、生徒に人気のスペースとなっている。

経済情報コースの技能アップに欠かせないのはマルチメディアルームだ。200インチの大型プロジェクターと50台のパソコン、光ファイバーネットワークによる校内LANの設備は、キーボード操作から高度な情報処理技術の習得にふさわしい環境を提供している。

生徒の旺盛な好奇心を満たす図書室には、文学書はもちろん、各種参考書や検定問題集がジャンル別に幅広く置かれ、全国の大学、短大、専門学校の受験情報誌のライブラリーも充実している。

スポーツ施設面では将来アスリートを目指す生徒のために、常に練習可能な空間を確保しなければならない。同校の全天候型グラウンドはテニスコート、フットサルコートがそれぞれ2面と、周囲を囲むスケートロードを持つ。野球とサッカーの練習場には校内グランドとは別に、総合グランドとクラブハウスを確保。思う存分練習に打ち込める環境だ。そのほか基礎体力養成に欠かせないトレーニングルーム、体育館とは別に柔道場、レスリング場、剣道場、卓球場をそれぞれ持ち、スポーツライフを強力にバックアップしている。

 

国際理解教育に力

同校では約20年前から国際理解推進委員会を設け、国際理解教育に力を注いできた。諸外国の異文化に触れ、国際感覚を養うことは国際社会の一員としての人材育成につながるとの考えから、例年、EU諸国への修学旅行とイギリスでのホームステイ研修を実施している。

今年3月、希望する生徒約15名が約2週間イギリスでのホームステイ研修を受けた。現地では、受け入れ先の家庭から語学学校に通いながら、生活文化を体験する。出発の半年前から行なわれる、生活習慣や語学、地理に関する事前学習やオリエンテーションは、訪問先の事情通になるだけでなく、英検、TOEFLE、TOEICといった資格検定にも効果的だ。「最初のうちは言葉が通じなかったけれど、研修の終わりに近づく頃には言葉を理解できるようになった。人間の慣れる力はすごいと思う」と参加した生徒から感想が寄せられているという。

一人ひとりが目標を持った活気あふれる高校

スポーツクラブの活躍が華やかな同校だが、文化部の活躍も見逃すことはできない。現在、簿記部、写真部、美術部など6部が活動中。簿記部は全国高等学校IT簿記選手権大会の北関東大会で団体優勝、上位10位以内に同校の生徒が4人を占めるなど、県内でナンバーワンの実力を誇っている。写真部も全国高校総合文化祭に2年連続出場するという活躍ぶり。美術部も数々のコンクールで受賞、入賞を勝ち取っている。

難関大学を目指す、スポーツ技能を高める、将来を切り開くスキルを身につける。まさにあらゆる方向に生徒たちのエネルギーが向かっているが、その目標の達成に最適な環境を提供していく"SUITAN"の努力はは今後も変わらず続くだろう。

 
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