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中学・高校受験:学びネット

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駒込中学校・高等学校

 
  未来のSociety5.0で活躍する人材を
時代を見据え、革新を続ける伝統校の挑戦

 目まぐるしく変化する時代にあり、常に時代の先を見据えた教育を目指している駒込中学校・高等学校。近未来社会「Society5.0」を牽引する人間を育てるには、偏差値史上主義の価値感からの大転換が必要と、革新的な学校改革を進めている。 昨年度から、様々な才能を見出す新入試として「STEM入試」と「自己表現入試」がスタート。来春にはスピーキングの配点を高くした新英語テストも実施する予定だ。創立337周年を迎える、歴史ある伝統校の挑戦は続いている。

校 長: 河合 孝允
住 所: 〒113-0022
東京都文京区千駄木5-6-25
電 話: 03-3828-4141
交 通: 東京メトロ千代田線「千駄木」駅徒歩7分
南北線「本駒込」駅徒歩5分
都営三田線「白山」駅徒歩7分
都営バス池袋-草63-浅草寿町
「駒込千駄木町」(駒込学園前)下車
生徒数: 337名(中学校)
1,308名(高等学校)
ホームページ: https://www.komagome.ed.jp/
 

新しいタイプの入試で
多彩な才能を発掘

 昨年度から始まった「STEM入試」と「自己表現入試」で大いに注目を集めた駒込中学校・高等学校。これらの入試で入学してきた生徒の印象を、「自分の得意なこと、役割をよくわかっていると思います。リーダーシップを取る子もいれば、縁の下の力持ちとしてサポート役に回る生徒もいて、多彩ですね」と、河合孝允校長は話す。

 2020年度中学入試では、英語の新テストも実施する。テストの配点は筆記が40点、面接が60点。スピーキングの方が配点の割合が高い。英語の4技能を測るテストを中学入試でも導入し、聞く・話す力の高い生徒によりチャンスを与えたいという考えだ。

 同校の中学入試はこうした特色入試の他に、2科4科入試に加え、3科入試(国算英)や、公立中高一貫校の都立小石川や区立九段中に準拠した適性検査型入試なども実施。英語のテストは英検3級以上を取得している受験生が受験する場合、準2級以上ならテストを免除、3級はテスト結果に加算される。こうした新しい入試を導入することで、様々な才能を持った生徒を受け入れている。

海外大学にも合格
世界に飛び立つ駒込生

生徒たちにわかりやすく、
彼岸会について話をする
河合 孝允 校長

 2018年から中学校のコースが「本科コース」と「国際先進コース」の2コース制になった同校。高校からは本科コースの生徒は「Sコース」へ、国際先進コースの生徒は「国際教養コース」もしくは「理系先進コース」を選択する。

 国際教養コースでは、オールイングリッシュで「異文化理解」の授業を受けるなど、IB的要素を兼ね備えた国際カリキュラムが組まれている。語学力の向上はもちろん、論理的思考力やプレゼンテーション能力も養う授業も展開されている。このコースの集大成は3年間かけてまとめる「卒業論文」だ。この春卒業した国際教養コースの第1期生の卒業論文は、いずれも大学生以上のレベルと高い評価を受けた。

 この春の大学合格実績でも、国内大学では東京外国語大学や早稲田大学の国際教養学部を始め、国際系の学部に数多く合格。海外大学においてもニュージーランドのカンタベリー大学、韓国の延世大学に合格者を出した。国際教養コースでの学びが、大学での学びにも繋がっている。

 理系先進コースでは埼玉大学STEM教育研究センターと連携した「STEM講座」を実施。STEMの視点から身近な課題を解決する方法を探求する授業を行っている。また、ロボットコンテストなどにも積極的に参加。東京予選で優勝し全国大会に出場するなど成果を上げている。2020年の春には理系先進コースの第1期生が卒業する予定。どのような進路を実現してくれるか期待が高まっている。

 Sコースは、国際教養と理系先進の2つのコースの要素を含みつつ、主要5科目を総合的に学び、多彩な進路を対応するカリキュラムを展開。Sコースの上位グレードコースは「特Sコース」として編成され、希望の進路を実現している。

未来を生きるためのスキルと
人間性を育む心の教育

 「超スマート社会『Society5.0』※に備えて、学校教育の目的が大きく変わろうとしています。2020年度からの次期学習指導要領から、ICTを活用した学習活動の充実が一層求められます。今後はEdTech(エドテック:Education×Technology)により、タブレットやパソコンを使って、生徒一人ひとりに合わせた個別学習が始まります。勉強は他者との比較や競争ではなく、自分の学習の到達度が評価されるようになります。全国どこでも同一学年、同レベルの授業を一斉に行う教育はもう終わるのです」と河合校長は語る。

 すでに同校では、中高全員がタブレットを使ったICT授業に取り組んでいる。また、国際先進コースの中で英語準2級レベル以上の高い英語力を持った生徒を「スーパーイングリッシュコース」として、ネイティブとともに英語の授業を取り出して指導を行っている。

 「これからはAIに仕事を奪われる大失業時代がやってきます。その時どうやって生きていくのか。進学校や有名大学に進学した実績だけではなく、その人がどのようなスキルを持っているかが問われる時代になってくるのです。偏差値による優劣意識だけで勉強してきた子どもではなく、自分のやりたいことを貫き、オリジナルな自分を表現できる。そんな子どもが求められるのです」と、河合校長。

 人類の数億倍もの速さで情報処理ができるAIに対し、人間に求められているのは、AI等を使いこなしていくための能力と人間性だ。同校の始まりは1682年(天和2年)に上野不忍池の畔に設立された「勧学講院」。天台宗の教え「一隅を照らす」を建学の精神としている。どんなに時代は変わっても、普遍的な理念は変わらない。

 「仏教の教えでいう悪事は人間にとって辛く苦しいこと。それを己に受け止めて、好事(良いこと)は他者に与える。この利他の行為は慈悲の極みです。本校は天台宗の学校ですから、傷付いている生徒の駆け込み寺であるメッセージを送り続けます」

 事実、中学時代いじめから不登校になってしまった生徒も、駒込に入学してから毎日学校に通えるようになった。「これはどんな難関大学に入ることより、大切なことだと考えます」と河合校長。

 未来の社会「Society5.0」に向けた教育と、心の教育。その両方の教育に保護者から熱い視線が注がれている。2020年度からは中学校の制服も新しくなる。ますます駒込中学校・高等学校への注目度が高まりそうだ。

※注 狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society4.0)に続く新たな社会。サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)のこと

 
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