中学・高校受験:学びネット

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青稜中学校・高等学校

 
  自ら動いて、世界は初めて動く
自主性・能動性・主体性の原動力
学びの衝動は「経験」と「挑戦」から

 その兆しは秋の体験入学からあった。一日の参加者・1000人越えは昨年の3倍だ。青稜中学校・高等学校の中学一般入試は2月1、2日午前午後の4回。うち1日午前の受験者数は前年比150%、新中1は1クラス増設した。「保護者から『大学受験に向けて学校は何をしてくれますか?』と聞かれても、ウチの第一声は必ず『何もしません』です」と語るのは伊東充募集広報部部長。その後に伝える言葉がある――「子どもが動いて、初めて世界が動き出しますよ」。

校 長: 平野 敏政
住 所: 〒142-8550東京都品川区二葉1丁目6番6号
電 話: 03-3782-1502
交 通: 東急大井町線「下神明」徒歩1分
JR京浜東北線「大井町」徒歩7分
JR須賀線「西大井」徒歩10分
りんかい線「大井町」徒歩7分
生徒数: 533名(中学校)
1,009名(高等学校)
ホームページ: http://www.seiryo-js.ed.jp
 

早慶上智79名!
挑戦が生む充実と献身

 今春の合格実績は、国公立大学30名・早慶上智79名・GMARCH理科大211名。理科教員が『薬学系とか医療系にも合格者がいっぱいいるのに学校案内に掲載されない!』と拗ねています」と苦笑する。「東大にも結構な数の生徒がチャレンジしたんです。ある意味、好き勝手やった学年。例年以上に笑って卒業していきましたよ」と伊東先生の表情も清々しい。

 卒業式の翌日「合格体験談」が開かれた。難関大から中堅大、そして浪人まで「自分の受験体験を語りたい」卒業生が高2生の前で熱弁を奮った。「『先生、失敗談もいかがですか』と売り込む卒業生もいます(笑)。反省も含め『後輩に役立つことを伝えたい』と。能動的に受験をやり切ったからこその充実感がある。すごく熱い会ですよ」

 在校生は「来年は自分があそこで話すんだ!」と奮い立つそうだ。

 高2の修学旅行コース「沖縄」に「ポーランドのアウシュビッツ」が加わると、40名の抽選枠に80名が希望。懇願した生徒は両手じゃ足りず、アウシュビッツに関するレポートを書き、学年主任にアピールした生徒も片手分はいたとのこと。厳正な抽選で落ちた子たちは、恨み節でなく、選出方法の改善を学校に要求した。曰く「後輩にはこんな思いはさせたくない。熱意のある子をちゃんと行かせてあげてほしい」。

 同校の学校見学は予約不要の随時。良い面も悪い面もすべて見て決めてほしい、と「学校のリアル」を見せている。「何より生徒が生き生きとして、学校を面白がっている、楽しいと感じている姿は十分に伝わると思います。『ウチの財産は子どもだなぁ』と実感します。逆に言うと他は何もない(笑)」

「希望進路」「全力部活」
「経験学習」「挑戦は正義」

平野 敏政 校長

 昨年から学校案内のデザインが大胆と評判だ。今年は表紙を青稜の「いま」を表すキーワードで埋め尽くした。ひときわ大きな文字で「希望進路」。「ウチが生徒にやらせていることすべての理由がコレです。子どもたちを預かる以上、一番こだわっています」と伊東先生。

 「一貫してやってきたことは、生徒たちが自分のキャラクターを見つけて、その中で自分にとって最高峰の挑戦をすること。小さくまとまらず、もっと大胆に人生選択できる仕掛けを考えるのが我々の課題。現代の子にマッチした『気持ちの奮い立たせ方』を育てる環境づくりをしていきたいです」

 もう一つ目立つキーワードは「挑戦は正義」。海外英語研修も東北ボランティア研修もアウシュビッツも、「『楽しそうだから』『友達が行くから』と、たとえ不謹慎でも、挑戦のキッカケになるなら動機は何でもいいんです。軽い気持ちで参加した分、大きな衝撃を受けることもある。だから『肩肘張らず自然体で参加しておいで』が青稜流」。

 全国高校教育模擬国連大会参加、外国語スピーチ大会優勝など学校外での活躍も盛んだ。

 「教員はイベントを紹介するだけ。『やりたい人、手を挙げて』とは言いません。生徒から『せっかくだから、やりたい』と自然発生的に手が挙がることがほとんど。そうなればプレゼンの練習にも付き合いますよ」

 鉄道自動車部は「ペーパージオラマグランプリ」3連勝、ダンス部も全国大会優勝校だ。でも「顧問が『勝て』とか、学校も『この部に力を入れています』とは一切言わない」。体育会系も文化系も、実績に関係なく部費の配分はフェア。序列もなく互いにリスペクトし、皆が思いきり頑張れる。それが「全力部活」のキーワードに結晶した。

生徒と教員がともに挑戦し
山を築く、世界を彩る

 職員室での会話から「コレ生徒にやらせたら面白いのでは?」という企画や、「こうした方が効率良くない?」という生徒からのアイデアが、実現・実用化するスピードは他校の追随を許さない。「生徒と教員、どっちが偉いわけでもなく、あるのは経験の差だけ。不完全な人間がともに学校をつくってきた」、青稜独自の風土がそこにある。

 「ただウチのスピード力は最先端に向かっているものではない。私学の教育に期待されるのは、他者より抜きん出るアドバンテージですよね。でも僕らは、生徒たちが人生のスタートラインに立つ時、足元にある裾野をとにかく広げてあげたい。彼らが自らの『山』を積み上げる土台、人生観や経験値を盤石にしてあげたいんです」

 来年度から50分授業が45分に、最大7時間授業になる。「経験学習」のキーワードで括られる行事や、その準備で授業内容が途切れがちなので、細分化し、より効率の良いカリキュラムに変えるという。2カ月間の英語留学も中3に門戸を広げた。

 「青天の霹靂となる経験はできるだけ早い時期に体験させたい。その分長い時間をかけて自分の進路を再構築できますから」

 不確実な時代を生きる子どもたちに、学校はどんなメッセージを発信するのか、伊東先生に聞いてみた。

 「『自分の世界を何色にするの?』と語りかけていくと思います。自分の周りにある世界をバラ色にするか否かは、自分の気持ちや行動によって全く変わります。自分を見つめ直す、周りを見つめる、じゃ君は何をする?」

 もう一度学校案内の表紙を見返す。中心の青稜生のシルエットの背後に隠れていたキーワードが目に飛び込む。「自分で考え、自分で決める」

 
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