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青山学院中等部

 
  知的好奇心を引き出す「教科センター方式」
好きなことに夢中なれる3年間
 人工知能が人知を超え、今までにない社会変革が起こると言われている未来。そんな未来において人々と協力し合い、グローバルに活躍できる人を育てたい。その思いを実現させるため、新校舎を完成させた青山学院中等部。教科ごとの専門ゾーンを設ける新しい教室運営システム「教科センター方式」は、生徒が自分から学びたいという気持ちを引き出し、自主性をも伸ばしている。そんな同校の今の姿を取材した。

部 長: 敷島 洋一
住 所: 〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25
電 話: 03-3407-7463
交 通: 東京メトロ各線「表参道」駅より徒歩7分
生徒数: 763名
ホームページ: http://www.jh.aoyama.ed.jp

 

生徒の表情が明るい!
探究心を引き出す新校舎

 2017年3月、新校舎の第T期工事が終わり、昨年12月には図書館と新礼拝堂が完成。ステンドグラスが美しい壮麗な礼拝堂には、夏にはパイプオルガンが設置される。今年の秋までにテニスコートや人工芝のグラウンドが完成すれば、すべての工事が終了。同校が追い求める理想の教育環境が整うことになる。

 この新校舎を作ったのは、最先端の教育システム「教科センター方式」を実現させるためだ。同校では、生徒は教室で先生を待つのではなく、授業毎に各教科の専門教室に移動する。移動中はクラブ活動の先輩に挨拶したり、違うクラスの友達と話したり…。クラスメート以外とも活発に交流する様子が、学校全体をはつらつと弾ませている。ガラス窓からは陽の光がふんだんに差し込み、生徒の表情は以前にも増して明るくなった。

 何より中学生の瑞々しい好奇心を刺激しているのが、専門教室に隣接しているオープンスペース「メディアスペース」だ。各教科の先生たちが掲示物に工夫を凝らし、その教科の魅力を発信。その分野に関する本も数多く置き、グループワークができる机と椅子も設置。生徒の「なぜ?」「知りたい!」の気持ちにすぐに応えることができる。

 学校説明会で小学生男子に大人気なのが、カブトムシの飼育をしている東の庭だ。新校舎の6階には東西南北の各方角に庭がある。南の庭には生徒からアイデアを募り、ビオトープもつくる予定だ。

 「生徒たちは掲示してあるものを本当によく見ていますね。2、3年生の作品を1年生が見て、次の学年で何を学ぶのかを知り、刺激を受けているように思います」と教頭の浦田浩先生。学びへの興味を引き出す仕掛けが学校中にあふれている。

チャットルームで
外国人大学生と英会話

敷島 洋一 中等部部長

 英語が得意な生徒が多いイメージの同校だが、「中学で初めて英語を学ぶ生徒もいっぱいいます」と浦田先生。同校では早くから4技能に特化した英語の授業を展開しており、定期テストにもリスニング問題が毎回出題されるなど、コミュニケーションツールとしての英語教育に力を入れている。

 毎年夏休みには「オーストラリア・ホームステイ」を実施。ホームステイ先の子どもと一緒に中学校に通い、英語のレッスンや授業に参加する。

 「中1から英語を勉強し始めた生徒もオーストラリアでの体験がきっかけで、高校で1年間の海外留学、海外大学進学へと視野を広げていきます」

 青山学院大学とのつながりを活かし、同大学で学ぶ交換留学生たちと週に1回、ランチをとりながら英語で会話する「チャットルーム」も開いている。浦田先生は「チャットルームは度胸をつける場ですね(笑)。英語をもっと話せるようになりたいと思ってもらえたら嬉しいです」と話す。

 同校は2017年、韓国の「梨花女子大学付属中学校」と姉妹校提携を締結。3月には希望する生徒が韓国の同校を訪問した。英語が母国語ではない生徒同士が英語で交流し、史跡も訪れるなど思い出をつくった。今後、英語圏以外の国々の学校とのグローバルプログラムをさらに広げていきたい考えだ。

熱中できる時間を
友達と共有する3年間

 中等部では中高大の連携を様々な場面で活用している。放課後に自習ができる「スタディルーム」では、大学生が来て学習を手助けしてくれる。

 「勉強を教えてもらうだけでなく、教員志望の大学生が自分の専門についても話してくれるので、その話を聞きたくて利用する生徒もいます」

 中等部出身の大学生も多く、大学進学時の学部選びはどうしたらいいのか、他大学進学を希望する場合にはいつからどのような準備をしたらよいかなど、貴重な体験談を聞ける場所になっている。

 「本校の特徴は、中高一貫でありながら中学と高校が別に設置されていること。中学3年生の段階でリーダーシップを経験し高等部へと進学する。中だるみがありません。中等部では知的好奇心を育てつつ基礎学力をつけ、高等部になったらしっかり勉強と向き合う。その切り替えができていると思います」

 中等部から青山学院大学に進学する生徒は約75%。以前は医学部や芸術系学部など同大学にない学部の大学に進むことが多かったが、最近は難関国公立大に合格する生徒も増えている。

 「中等部出身者は大学に行ってから伸びますね。GPA(大学の成績評価)3・5以上の最優秀者の比率は中等部出身者が高いというデータが出ています。中3の『卒業生の話を聞く会』に先輩たちが来てくれることがあるのですが、医師や公務員、メーカー勤務やスポーツ選手など本当に様々な仕事で活躍しています。そうした彼らの共通点は、中学時代に熱中できることや一生の友達を見つけられたこと。夢中になれる時間を共有できるのが、この学校の良さでもあると思います」

 多感な中学時代、人としての根幹をつくっているのが、聖書の時間や礼拝による「心の教育」だ。礼拝の時間は2時間目と3時間目の間。1日の中で一番良い時間に行っている。「この前、3年生の送別会で2年生が『神様から送られた自分の賜物、個性や才能を大切に伸ばしていってください』と伝えていて、『ああ、学校の大切にしていることがちゃんと届いているな』と思い、とても嬉しくなりました」と浦田先生は嬉しそうに話す。

 ますます注目が高まり、さらに人気が集まりそうな同校。来年の入試日は日曜日と重なるため2月3日となる。

 
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