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中学・高校受験:学びネット

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青稜中学校・高等学校

 
  東大・京大各1名、東工大6名、国公立大57名合格!
個性を互いに協調させて伸ばし合いながら
自らの役割を知る「希望の種(たね)」たち
 堅実な大学進学実績が信頼を集める進学校として、海外でも認知を広めている青稜中学校・高等学校。かつての「押さえの学校」というイメージを突き破り、帰国生入試制度・教育システム・国際プログラムなど一気呵成に進化させてきた。「今は深化させる段階。でも現状維持も満足もしません」(伊東充募集広報部長)。子どもたちが来る社会で有用な人材になるために――「学校」にはどんな役割、可能性があるのか? 教育現場の最前線で日々問い続け、挑み続ける同校に迫る。

校 長: 平野 敏政
住 所: 〒142-8550 東京都品川区二葉1丁目6番6号
電 話: 03-3782-1502
交 通: 東急大井町線「下神明」徒歩1分、 JR京浜東北線「大井町」徒歩7分、 JR須賀線「西大井」徒歩10分、 りんかい線「大井町」徒歩7分
学生数: 486名(中学校)
1,037名(高等学校)
ホームページ: http://www.seiryo-js.ed.jp/

 

「希望の種」が多様な人生を芽吹かせる

 青稜中学校・高等学校の愛すべきシンボル「豆」のキャラクター。生徒からの公募で「ふたばさん」と命名され、ついに着ぐるみまで現れた。教室ではこんな会話が交わされる。「先生、ふたばさんの中には誰が入っているの?」「中は、希望がつまっているよ」。失笑しながら生徒たちは妙に納得してくれる、と微笑むのは伊東充募集広報部長。「生徒たちは多様な『希望の種(たね)』。学校の外に出たときに芽が出ればいい。だから、ふたばさんは種(たね)の姿なんです」。

 今春の青稜中学校の『希望の種(たね)』は定員180名のところに214名。1クラス増やす事態に「理想通りで想定外」と語る。理想、というのは、青稜が第1志望という生徒が大多数を占めたことだ。「斜に構えることなく、学校生活にも教員にまっすぐ向き合ってくれる生徒がほとんどです」。伊東先生が顧問を務める「自然科学部」の新入部員も「まっすぐさ」が際立つ。「動物が可愛い!」とはしゃぐよりは「先輩、どう面倒を見たらいいですか」と真面目に飼育に向き合うタイプ。同部の卒業生たちの進路も、青稜生らしい多様さがある。農学系・生物系はもちろん、前部長は「飼育より運営に熱心」。生き物を管理する部員をどう配置するか、説明会や文化祭でどう見せるか、新しい生き物を飼うための理科室のリフォームなど運営の楽しさや、集団における自分の役割に気付き「世界で活躍したい」と東京外語大に進んだ。今春の卒業生の大学進学実績は東大1名、京大1名、東工大6名、国公立大学57名、早慶上・理科大・ICUに104名など。「生徒各自が意志を貫いて、希望する大学の合格を勝ち獲った結果です。早慶が少ないし地味に見えるので、広報として辛いんですけど(苦笑)」。そう語る伊東先生の声には、「希望の種(たね)」を見事に芽吹かせた生徒たちへの誇らしさが満ちている。

青稜に来たからにはいろんな選択肢があっていい

平野 敏政 校長

 多様性のある生徒集団を作るために、昨春からシンガポール・タイで帰国生入試を初めて実施。中学入試28名、高校入試24名の受験生を集めた。この枠での入学者は高校9名、中学7名の中には中国人・韓国人の子どももいる。教員が「文化の違い」に配慮する場面はあっても、生徒には日常起こる差異や違和感を「君たちの感覚を働かせて解決しなさい」と伝えている。

 「国際プログラム」は一気呵成に進行中、昨年は海外留学生が初めて青稜へやって来た。高1のクラスで半年間、完全に学校生活に馴染んでいたとのこと。「日本語がよく出来る女の子で、本当に自然体でしたね。演劇部に入り1ヵ月後の文化祭には一緒に舞台に上がり、彼女が作った脚本でサヨナラ公演を行っていました」。2人目・3人目の留学生も今春から青稜で学んでいるが、彼らは日本語が全くできない。伊東先生が目を見張ったのは、青稜生たちが、使える英語で気負うことなく、留学生と楽しそうに会話している光景だ。「英語ペラペラではないですけれど軽口を叩いたり、電子辞書で翻訳して教員との間を取り持ったり。日本語を学びに来ている彼らには申し訳ないですが、ウチの子たちの英語力がめきめき成長しています」。

 海外での英語研修プログラムも2・3週間の研修から、2ヵ月の短期留学、5ヵ月のターム留学まで取り揃えている。高校生対象の長期留学を中3からも参加できる体制に整えていく予定だ。「青稜に来たからには多様な選択肢を与えたい」と、「平和学習」(高2)の修学旅行訪問地・沖縄に、来年からアウシュビッツ(ポーランド)が加わる。選択制だが青稜初の海外修学旅行だ。「教員が行きたがっています(笑)。違う場所を訪れた生徒同士が『現地で感じたこと』を提示し合うのは絶対におもしろいはず。事前・事後学習の意義がより明確になると思います」。

主体性と協調性共に育てるのが青稜スタイル

 同校の今年の学校案内パンフレットは斬新なポップアート的デザイン。色とりどりの「ふたばさん」がひしめき合いつつ調和を形作っている。「学校って堅苦しいイメージがありますが、生徒も教員も楽しんでいるよ、と伝えたくて。生徒も10人いれば10人違う。それは教員も同じです」と伊東先生。

 昨今、特に高校からの入学生には、自分の意見を主張する、言葉で表現するスキルを訓練されてきている、と感じるという。が、伊東先生はそこに危うさを見る。「『自分を中心に世界がある』という考え方が多い気がします」。成績の良し悪しと関係なく、時間が守れない・集団行動から逸脱する、といった行動が、入学直後の高校生に目立つという。個性と協調―― 相反する二つの要素を調和させているのが、中高一貫コースの生徒たちだ。長い時間をかけて培われた、先生との距離感、生徒同士またタテとのつながりといった人間関係がベースにあることが前提で「教員が至らないときに『自分たちも動かないといけない』とサポートする、仲間が困っていれば『必要なことは何か』と考える。問題意識や批判的精神を、あらゆる場面で発揮しています。

 世界のなかで、自分がどんな役割を担えば輝くことができるか。そんな『主体性』を見出し、獲得しながら、共に働く=協働するのが、青稜スタイルになっています」。それこそ「学校」のもつ役割、社会に提示できる、青稜ならではの存在価値ではないだろうか。

 
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