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中学・高校受験:学びネット

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二松學舍大学附属 高等学校

 
  新入試制度で志願者が急増
心の教育と、大学入試改革への取り組みに期待
 漢学者である三島中洲が1877(明治10)年に漢学塾として二松學舍を創設してから141年。高校としては創立70周年を迎える二松學舍大学附属高等学校。千鳥ヶ淵にほど近く、都心とは思えないほど落ちついた環境にある学校だ。 「心を育て 学力を伸ばす」をコンセプトに、論語教育に基づく人格教育に加え、大学入試改革に向けた学力育成を展開。新しい大学受験に対応できる学力だけでなく、心もしっかり育ててくれる。こうした取り組みに受験生や保護者が共感し、人気が急上昇している。

校 長: 本城 学
住 所: 〒102-0074 東京都千代田区九段南2-1-32
電 話: 03-3261-9288
交 通: 東京メトロ東西線・半蔵門線・都営新宿線 「九段下」駅下車徒歩6分、 JR線・地下鉄「市ヶ谷」駅「飯田橋」駅 徒歩15分
学生数: 924名
ホームページ: http://www.nishogakusha-highschool.ac.jp/

 

穏やかな生徒の姿と温かい教師の対応

 今春の志願者が例年の2倍を超え、入学者数は453名と、爆発的に人気が上がった二松學舍大学附属高等学校。

 「本校に期待をしてくれた新入生を迎えるため、嬉しい悲鳴をあげながら準備をしてきました。生徒が増えたことで、校内は以前にも増して活発な雰囲気になりました。上級生も1年生の手本になろうと頑張っています」と本城学校長は嬉しそうに話す。

 これだけ人気が高まった理由は都の授業料減免措置などの外部要因に加え、「人が評価されたからだと思っています」と本城校長。まず1つ目は礼儀正しい生徒の姿だ。昨年の学校説明会では、初めて生徒が受付や校内の案内役を務めた。その人数は延べ100名を超える。

 「本校の生徒の様子を見てもらうことで『こんな風に穏やかな生徒に育つんだ』ということが分かってもらえたようです。また、生徒と直接話すことで『第一志望ではなかったけれども、今は本当に入学してよかった』といった、率直な声を聞いていただけたのも良かったと思います」

 昨年から入試制度を変更し、わずかに出願基準に満たない受験生でも相談できるような体制にした。学校説明会では受験生の気持ちに寄り添い、丁寧に対応。校内の温かい様子に「この先生がいる学校なら安心」と思った保護者が多かったようだ。アンケートでも「生徒の態度が素晴らしかった」「先生たちがすごく親切」という回答が多く寄せられた。

クラブ活動がますます盛んに自己推薦入試を導入

 そうした評判は出願傾向にも現れた。例年1つの中学校からの志願者数は1〜2人だったが、今年は8〜9人も志願するケースも多く見られた。学校説明会に参加した受験生が「二松學舍は話を聞いてくれる学校」と、口コミで評判を広げてくれたのではと同校では受け止めている。

 さらに昨年、夏の甲子園に野球部が出場したことも追い風になった。全員で力を合わせて勝ちにいく、高校生らしい爽やかなチームに学校のイメージを重ねて同校に憧れる受験生も増えた。

 生徒が増えたことでクラブ活動もさらに活発になった。全国レベルの実績を誇るダンス部や野球の応援で活躍するチアリーダー部、ギター部や野球部はもとより、吹奏楽部も部員が増え、多くのクラブ活動で盛り上がりを見せている。

 来年の入試ではA推薦入試の基準を上げることになるが、その代わり「自己推薦」という新しいカテゴリーを設定した。これは中学校の校長(担任)の推薦書は必要なく、自己推薦で出願ができるもの。A推薦の基準にわずかに満たない本校第一志望の受験生が相談できるようになっている。やる気のある受験生にとって嬉しいチャンスとなりそうだ。

大学入試改革を見据えて 着実に準備を進める

本城 学 校長

 同校では大学入試改革に向けて、着々と準備が進んでいる。

 昨年、2年生全員がスコア型英語4技能検定「GTEC」を受験した。今年も1、2年生が全員受験する予定だ。

 生徒の英語への意欲も高まっている。英語圏への海外語学研修(ニュージーランド)の参加者は昨年13名だったが、オーストラリアに行く今年は大幅に増えて23名となった。希望者が多かったために、絞り込んだほどだ。また、台湾中国語研修の参加者も昨年の1名から6名へ増加した。

 ICT教育にも力を注ぐ。今年5月にはPC教室を大改修。電子黒板としても使用できる壁面ホワイトボードを設置し、アクティブラーニングのツールとして活用。また、英語4技能を習得のためのソフトもパソコンに搭載した。今後はここでオンライン英会話などもできるようにしていきたいと考えている。

 今年度からはタブレットを全校生徒が持つようになった。クラウドサービス「Classi」を使い、コミュニケーションツールと学習ツールの両面で活用している。

 「昨年度は試行の年だったのですが、今年度は私の想定より頻度も使い方も進化していると感じます」と本城校長。

 例えば、教師は予習してほしい内容を生徒にタブレットを通じて連絡。反転授業の前段階のような形で、予習を前提にした授業を展開している。理科の授業では、タブレットを使って実験結果をまとめたり、クラス全員で共有したりと、情報の発信と共有が容易にできるようになっている。

 一方、記述力や表現力を高めるため、土曜日の朝読書の時間には全国紙のコラムを読んで自分の考えをまとめる「読解力・表現力育成プログラム」も昨年度から導入。

 一昨年度から始まった、皇居や日本銀行、東京国立近代美術館などへ歩いて行ける立地を生かしたアクティブラーニング「九段フィールドワーク」も引き続き実施する予定だ。

今だからこそ大切にしたい心を育てる論語の授業

 新しい取り組みにチャレンジする一方、同校では「論語」の授業を大事な教育活動として位置付けている。思いやりがあり、芯のある豊かな生き方ができる人を理想として、毎週1時間の3年間、全コースの生徒が論語を学んでいる。

 「生徒が論語の中から好きな章句を選び、その理由や今後の人生にどう生かしていきたいかを綴る活動も始めました。良い作品は選集としてまとめ、今年で2冊目ができました」と本城校長。論語の教えに影響を受けて、自分の学習態度を見つめ直し、志望大学に現役合格を果たした卒業生もいる。

 「英語の4技能育成やICT教育にも取り組みますが、大切なのは学校としてのコアな部分をしっかり持つこと。それがないと学校改革も表層的なものになってしまいます。幸いなことに、本校には伝統ある論語教育があります。これを核に、様々な改革に取り組んでいきたいと考えています」と本城校長は話している。

 
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