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中学・高校受験:学びネット

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駒込中学校・高等学校

 
  未来の子どもたちに責任を持つ
私たちに求められる改革とは
偏差値至上主義とは真っ向から対抗し、独自性のある教育を取り入れた「未来投資型教育」が幅広い世代から共感を呼ぶ中、今春からスタートした「国際教養コース」では、世界標準のカリキュラムやICTを活用した授業に、生徒たちはグローバルな世界を身近に感じ、心動かされた模様。来春には「理系先進コース」を新設。STEM教育を中心に、これからの理系イノベーション時代に対応していく。ここにきて、国内外の情勢を見据えたさまざまな改革に駒込の意図が見えてきた。

校 長: 河合 孝允
住 所: 〒113-0022 東京都文京区千駄木5-6-25
電 話: 03-3828-4141
交 通: 都営三田線「白山」駅徒歩7分/東京メトロ南北線「本駒込」駅徒歩5分/東京メトロ千代田線「千駄木」駅徒歩7分/都バス池袋−草63−浅草寿町/「駒込千駄木町」下車(正門前)
学生数: 289名(中学校)
1,292名(高等学校) (2016.11.1現在)
ホームページ: http://www.komagome.ed.jp/

 

世界標準カリキュラムで学ぶ
国際教養コース始動

 「未来投資型教育」に期待をした保護者が多かったことは言うまでもないが、偏差値や内申点に惑わされず「自分の行きたい学校、学びたい学校」として、駒込学園を自ら選択した国際教養コース30名の生徒たち。受験科目3科(英・国・社)オール5という上位層の熾烈な受験競争をくぐり抜けてきた彼らは、現在、学ぶことにも遊ぶことにも全力投球し、パワフルな学校生活を送っている。疑問点があれば先生と生徒で議論し、考えを深めたり、生徒同士で話し合ったりして、解決を図っているという。また、知識注入型のナショナル・カリキュラムではなく、「(IB的要素を兼ね備えた)世界標準カリキュラム」での指導には、ほとんどの生徒が魅力を感じたと語っている。

 アンケート結果によると、将来の夢には半数が英語を活用して海外で働ける仕事を希望し、中には人のためになる仕事や役に立てる仕事に就きたいという回答した生徒もいた。

 河合孝允校長は「世界の現実をリアルタイムで受け止め、正確に把握できる生徒、世界と対峙できる生徒を育成することが、駒込が発信する真のグローバル教育なのです。日々、倫理的思考能力やプレゼンテーション能力を高める教育を実践しているところです」とグローバル教育の本質を語る。

リベラルアーツに基礎を置く
理系先進コースが来春開設

 来春、駒込は「理系先進コース」を立ち上げる。今後急速に強まる理系イノベーション時代に対応したコース設定である。STEM教育(※)を中心とした学びで、国内はもとより、世界の最先端で活躍できる理系のリーダーとなる人材を育成する。具体的には国内のSTEM教育研究の中心である大学と連携し、特別講座を定期的に開催。科学・数学分野でのコンテストである「科学の甲子園」にも参加・支援を予定している。

 「これからの理系リーダーは、人工知能を用いて人間社会を幸福に導ける、柔軟でソフトな人格が求められます。本校が立ち上げる理系先進コースはリベラルアーツに基礎を置くScienceコースとします。言うならば、数学も理科も合一された一つの自然科学として認識できるアカデミックな人材を育成します」と河合校長は力強く話す。

 理系先進コースの10の基本指針が公表されているが、そのうち特に駒込ならではの指針がある。6.「イジメ問題」をバーチャル化時代の「心を病む対人関係問題」として捉え、「仏教的慈悲の精神」を基軸に、相互信頼と異質の認知のできる理系先進クラスを作る。

 ただし、河合校長は言う。「2020年には『高大接続システム改革』が切って落とされます。そして、24年度より新学習指導要領に沿った『大学希望者学力評価テスト』が開始となります。このとき大きく変わるのが数学と理科の教員が協同して指導に当たる『理数探求』科目が導入されることです。そのための対策でもあるのです」。

 駒込の「先行投資的取り組みの意義」の一つはここにあり、同校の改革は、生徒たちに新指導要領に即時対応できるスキルを身に付けてもらうためのものでもあると、付け加えた。

※Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)の頭文字をとったもので、それぞれの領域を一括して扱う総合的な教育

30年後、40年後を見据えた生徒たちへ
世に問う、怒りの改革
河合 孝允 校長

 時代はすでに国境なき「ICT」のベンチャー企業に主軸が移っている。大手家電メーカーや主要企業がアジア資本に買収されていく流れはご存知だろう。今は誰もが知る「情報革命」の時代であり「第三次産業革命」と呼ばれている時代である。これが30年後の2045年になると、スーパーコンピューターがSingularity(技術的特異点)を超える年を迎え、第四次産業革命がスタートすると言われている。AI=人工知能が活躍する高度情報化時代に突入するのである。当然ながら、AIがあらゆる産業分野に投入されていき、労働者はAIにとって代わられる。オックスフォード大学によれば、30年後の2045年には、現在ある職業の99%がAI化され、人の行う仕事はなくなっていると予測されている。

 AI時代到来を荒唐無稽と笑う国は、もはや存在しない時代である。しかし、日本の次世代教育は旧来のまま動こうとしない。この教育界の停滞した現状にショック療法として、センター試験が廃止される。同時に大学入試のAdmission Policyが法的拘束力の下に導入される。東大入試がまず変わり、国公立大学入試は東大に連動して変わる。私大はそれに先駆けて変わらなければ、募集困難大学となるため、すでに改革を開始している。大学への送り手である大手予備校も高大接続改革を分析し、研究をしている。

 では、なぜ私たち「中・高」の私学は蚊帳の外なのか? 理由は簡単。私学中・高は超進学校を中心に、進学実績の成功体験の既得権益から脱却できず、偏差値至上主義擁護の改革批判勢力が大勢を占め、時間の無駄を費やしているからである。

 人工知能が人類をはるかに追い越す時代に、何が人間として最も大切なのか。魂、痛み、苦しみ、悲しみ…弱いからこそ守らなければいけない命があるという価値観。赤ちゃんだからこそ大切にされる。障がい児だからこそ母の心を痛める。そういうことがきちんと伝わる社会を駒込は目指している。

 当たり前のことがなぜ、将来を考えるときに課題にならないのか。なぜ、東大に入れることばかりを一生懸命考えるのか。我々は生き残るために改革をしているのではない。ご縁のあった子どもたちが30年後、40年後、駒込を卒業して良かったと、人生を歩める価値観とスキルを与えていこうという改革を今やっている。

 
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