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中学・高校受験:学びネット

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立教池袋中学校・高等学校

 
  「自由の学府」が未来を拓く5日間
賜物を引き出す将来設計プログラム
人生観を拡大させる「哲学者」たち
立教池袋中学校・高等学校には、授業がない1週間がある。全学年が日常から離れて、学年齢にふさわしい人間力と未来予想図を構築するプログラムを体験する。その根底には「生徒一人ひとりの賜物を引き出す=エデュケート」を理念とする、同校の揺るがない教育観がある。生徒の興味・関心を引き出し、次のステージへつなげていくプログラムは、歴代教員たちの緻密な準備と情熱によって完成度を磨いてきた。高1・高3が臨むオリジナル学習プログラムをここに紹介する。

校 長: 鈴木 弘
住 所: 〒171-0021 東京都豊島区西池袋5-16-5
電 話: 03-3985-2707
交 通: JR線、東京メトロ丸ノ内線、有楽町線、副都心線、西武池袋線、東武東上線「池袋駅」徒歩10分・東京メトロ丸ノ内線「要町駅」徒歩5分・西武池袋線「椎名町駅」徒歩10分
学生数: 中学校 437名
高等学校 437名 (2016.7.1現在)
ホームページ: http://ikebukuro.rikkyo.ac.jp/

 

なぜ学ぶのか、どう生きるか
哲学する立教池袋生

 「何のために生きるのか?」「なぜ学ぶのか?」―― 生徒全員が一度は「哲学者」を通過すべきであると語るのは、鈴木弘校長。立教池袋中学校・高等学校では授業のない1週間、中1・中2は清里キャンプ、中3・高2は校外学習、高1・高3はそれぞれ「キャリア学習」と「The TOEIC Week」を体験する。

 「中1はまさしく『立教ナイズ』されるわけです。祈りに始まり祈りに終わる、感謝する生活を送る。集団行動を通して、本校の教育目標『共に生きる』を学びます。もうひとつの教育目標『真理を探究する力』を発揮するのが中2。自然環境教育を通して、生物多様性を『いかに学ぶか』生徒たちが体験します」

 中3と高2の校外学習(4泊5日)は「立教らしさ」の集大成。「日本のどこに行き、何を学ぶか」生徒自身が4つの現地自主研修コースを作り上げる。自主研修行程の費用・食事・研究内容など綿密な「計画書」を作成する。教え込むのではなく、何を学ぶかは生徒たちの判断。計画を作る話し合いの中で自他の違いを認め、仲間の立場に立って考える力を大切にする姿勢を、立教池袋では大切にしている。

 高1と高3は「何のために学ぶのか、どう生きるのか」という問いに向き合う。

 「キャリア学習とは、自分の中にある見えない力=『賜物』を知ること、好きなことには没頭できる、その力で勝負するのが人生だということを知ってほしい」と鈴木校長。「生徒一人ひとりは途轍もない『神様から与えられた賜物』を全員持っていると確信しています。だから我々の教育はeducate(引き出す)教育そのものなんです」

高3生、TOEICに挑む
理論と実践から学ぶ5日間

 5日連続の集中講座「The TOEIC Week」の2日目。最終日のTOEIC IP Testの目標スコア別に3グレイド6クラスに分かれて授業を行う。どのコースを選ぶかは生徒の自由だ。「Special Advanced」(目標スコア500〜600、英検2級取得者対象)の高3生たちは「結構ハード」「打ちのめされています」と苦笑しつつ、「普段の英語授業とは違う価値がある、すごく意味のある時間だと思う」と言う同級生の言葉に皆が頷く。中1から少人数制で週7時間、英語の4技能(Reading・Writing・Listening・Speaking)をバランス良く伸ばす授業を受けてきた。

 「Special Advanced」コースには帰国生や同校の国際交流プログラムに参加してきた生徒が8割いる。「ほんものの英語」に触れてきた自負がある。それでも「省略語など聞き慣れない単語がかなりある」、「英字新聞を読んで語彙を増やしたい」と、自分の英語力が把握できた、今後の英語学習の目標が見えた、と口々に語る。

 2・3日目の午後は「Global Study」と「Field Work」だ。前者はニューヨーク大学のプロフェッショナル学部東京校にて「異文化におけるビジネス交渉術」のレクチャーを受ける。後者は日本人ガイドによる英語の観光案内のあと、日本文化を紹介する現場での苦労や配慮を学ぶ。学年主任・後藤寛先生は、ビジネスや日常の英会話から「コミュニケーションに必要なのは語学力だけではない」ことを生徒に気付かせたい、と語る。「結局『自分が何を持っているか』です。自他のバックグラウンドや、その国の文化知識、そして相手に伝えたいメッセージがあるか」。

 5日間の「英語の理論と実践」を、ある生徒はこう解釈した。

 「異文化コミュニケーション力はこれからの世界では絶対必要。そのためには文法や読解などのベースもしっかり作らないと。そのバランスの大切さを知る5日間ですね」

働く意味を理解する高1生
「自分の生き方」を見つめる

 「高校に入った直後に高校3年間の生活の指針を作りたいんです」と、教務部長・原真也先生は高1特別プログラム「キャリア学習」のねらいを語る。プログラムは、立教大学キャリア支援コーディネーター・正木澄江氏による基調講演から始まる。「仕事」は、過去から現在へつながる自分が向かっていくもの。中学までの過去、そして未来予想図をワークシートに描き、「どの大学・学部に進学したいか、そのためにいま何をすべきか」と現在に立ち返る。

 2日目は立教大学教授6名による「特別講座」を受講。3・4日目、生徒たちはグループに分かれて20人近い職業人OBをインタビュー訪問し、最終日にプレゼンテーションを行う。「特別講座」では、大学で学ぶ、自分の目標を持つとはどういうことか、講師がその研究や仕事に進んだキッカケなどを聴く。

 理学部物理学科教授・村田次郎先生に積極的に質問をしていた高1の2名は、講義後も興奮冷めやらぬ様子。「物理の話は難しかったですが、普段見ている世界が違って見える不思議な感覚になった」、「『起こったことを振り返り、自分が今できることを考える』、それを長い人生で続けてきた先生だから、今ここで研究をなさっている。『振り返り』が大事だと思いました」。

 山岳部だった村田先生は遭難で多くの友人を亡くした。その後、学問に向き合い直し、物理学的に絶対安全に生還できる「ひとり登山法」を編み出した。

 「すごくカッコイイ。自分で行動を選択して、自分のやりたいことをやる。僕が一番目指している生き方です」
社会で地道に頑張る大人たちとの対話が、生徒たちの「働く意味」ひいては「人生観」を変えていく5日間だ。

 
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