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中学・高校受験:学びネット

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法政大学第二中学校・高等学校

 
  大学教育につなげるバランス教育
 
法政大学第二中学校・高等学校は、付属校のメリットを生かし、受験技術にとらわれないカリキュラムでハイレベルな学力をつけ、個性を伸ばす教育を行っている。 またクラブ活動も非常に活発であり、文武両道で大きく育つ環境を整えている学校であり、人気が高い。

校 長: 遠藤 節昭
住 所: 〒211-0031 神奈川県川崎市中原区木月大町164
電 話: 044-711-4321(代表)
交 通: 東急東横線・目黒線、JR南武線「武蔵小杉」駅下車、徒歩10分
学生数: 中学校  580名
高等学校 1,964名 (2004.11.1現在)
ホームページ: http://www.hosei2.ed.jp/

 

法政大学第二高等学校は、法政大学の120年余りの伝統と「自由と進歩」の学風を受け継ぎ、1939年にその附属中学(旧制)として川崎市に発足し、中学校は18年前に高等学校と同じキャンパス内に建てられた。
  最寄り駅は東急東横線・目黒線、JR南武線「武蔵小杉」駅で、徒歩10分の閑静な住宅街にある。交通の便がよいことから通学エリアは広く、神奈川・東京はもとより遠く埼玉や千葉から通う生徒もいる。
同校では卒業生の多くが有資格者全入制度で法政大学に進学。その有利な条件を生かし、まさに今やりたい勉強や文化・スポーツ活動に打ち込み、悔いのない中学・高校生活をつくりあげることができるため、中学・高等学校ともに人気が高く、見学者も年々増えている。

ハイレベルな学力習得

同校では現在、法政大学に90%近くが進学しているが、この数字は生徒たちが十分学力をつけなければ達成できないシステムとなっている。
「日頃の成績と一定条件をクリアしなければ推薦は受けられないため、たまたま今は90%ですが、落ちることも十分ありますよ。中学・高校ともに大学を見据えたレベルの高い学習内容になっていますから」と岡稔彦入試委員長は話す。
中学では、先取り学習はせず、高等学校でもコース制がなく、文系・理系にも分けない。「人間は、いつどのようなきっかけで1つの能力が開花するかわからない。早いうちに能力を決めるよりは、いろいろなものを吸収してもらいたい」と岡入試委員長が話すように、同校では中学校・高等学校の6年間は、全教科を全員が学ぶカリキュラムになっている。
まず中学では、新指導要領実施後も学習内容を削減せず、どの教科も基礎学力をつけることを目標に指導。特に英語と数学の授業については通常クラスを2分割した少人数制クラスを編成し、きめ細かな指導で生徒全員の徹底理解を目指す。
英語は「読む」「書く」「聞く」「話す」の4つをバランスよく定着させることを目標とし、特に「聞く」「話す」という音声面にかかわる授業では、ネイティヴ講師と協力した授業を行っている。夏休みには、英語合宿(1年)や英語補習(1・2年)を実施し、さらに自主的な学習の目標を設定する意味で、「英検」に取り組んでいる。
中学卒業までに3級以上の取得を義務づけているが、準2級や2級に合格する生徒もいる。
数学は2、3年生では週単位で「定着テスト」を実施。目標レベルに達していない場合には、放課後の再テスト、土曜日の補習、夏休み特別補習などで理解に導く。
社会では身近な地域・興味ある地域の調査研究レポートを行い、発表することを重視。
理科も実験・実習を数多く行って毎回レポート課題に取り組ませる。これらの授業は大学の授業スタイルにつながるものであり、確実に学力が付いていく。
3年生では総合学習の「国際交流」をベースにした『ニュージーランド』と『中国』あるいは「環境」をベースにした『北海道』と『九州』の4つのコースから1つを選択し、研修旅行に行く。また「法政大学授業体験」を実施。興味のある学部のゼミや講義に参加し、大学の先生方や大学生との交流を図る中で、視野を広げながら、自分の将来・進路を展望する。

調査・討論・発表する授業

高等学校での授業は、さらに付属校ならではのレベルの高いものになる。まずは、調べること、討論すること、発表することが多く採り入れられている。このような力こそが、大学での学問や実社会の場で真価を発揮すると考えているからだ。高等学校では外部生の方が生徒数は多いが、内部生は中学ですでにこのような授業に慣れているため、リーダーシップをとる存在になるという。
「英語学習で言えば、外部生は単語は数多く知っているかもしれないが、使える英語になると、内部生の方がはるかに優れていると言えます。中学から入ると、そういった社会で役立つ本当の学力が早くつくのです」と岡入試委員長。
また、3年生では「選択授業」を実施。これは通常の授業では扱いきれない内容を少人数で学ぶ、まるで大学のゼミのような授業である。「マスコミと現代−社会学入門」、「メディア・リテラシー」、「法学入門」など各教員が自分の専門を生かした授業を開く。この授業を通し、生徒たちは大学進学への道筋をより鮮明にしていくことができる。

文武両道も実践

 受験を意識せず、クラブ活動に最後まで熱中できることも付属校のメリットだ。
文化系では19のクラブに約300名の生徒が参加。映画研究部は昨年自主制作映画祭に入選。放送部はNHK杯放送コンテスト神奈川大会部門優勝。吹奏楽は海外演奏旅行や7年連続東関東大会への出場を果たすなど、活発な活動を展開している。
スポーツ系はすべてのクラブに教員以外の専属コーチをおき、県下屈指の施設で指導を行っている。そのため生徒たちはかなり実力をつけ、ほとんどの部が全国レベルである。
  学習もクラブ活動も思い切りできる法政大学第二中学校・高等学校。付属校のメリットは非常に魅力的だ。

 

 
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