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中学・高校受験:学びネット

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日本大学高等学校・中学校

 
  21世紀型教育の基盤となる、新校舎が来春完成
 
70年を超える伝統と歴史に培われた中・高の一貫教育を実施している日本大学高等学校・中学校。日本大学の正付属校として、大学まで視野に入れたより計画性を持った教育を実現している。
6年前に男女共学化に踏み切り、2年前には新校舎建設に着工。来春いよいよ完成するこの新校舎は、様々な最新の設備が整い、21世紀型教育に大きく貢献することが予想される。

校 長: 齋間 文也
住 所: 〒223-0051 横浜市港北区箕輪町2−9−1
電 話: 045-563-2131
交 通: 東急東横線・地下鉄日比谷線日吉駅下車徒歩12〜15分
バス日吉駅東急バス1番のりば スクールバスあり
学生数: 中学校  986名
高等学校 1,464名 (2004.9.1現在)
ホームページ: http://www.nihon-u.ac.jp/orgni/yokohama/

 

日本大学高等学校・中学校の昨年度の入試状況は、中学校では過去最高の1,969名の出願者を記録した。また高校の推薦入試では、5教科の評定「23」という基準をクリアする受験生が募集人員を超えて受験。
高校進学時には受験がなく、日本大学の進学も可能なため、6年間は学習にクラブ活動に、自分の可能性に思いきりチャレンジできること、そして6年前に男女共学化を果たしたことが、人気の要因である。
来春新校舎が完成すれば、ハイレベルな教育環境が整っていることで、さらに人気は高まるだろう。

「教室棟」と「総合体育館棟」を併設した豪華な新校舎

新校舎は、従来グラウンドがあった場所に建設されている。「教室棟」と「総合体育館」が併設された建物で、「教室棟」は主に高等学校の教室と図書館、特別教室がある。特別教室とは、理科系教室・音楽室・視聴覚教室・家庭科教室、そしてコンピュータ授業を行うCIA教室。教室棟の中央部には、2階まで吹き抜けのアトリウムをはじめ、冷暖房の完備はもちろん、「スウィンドウ」と呼ばれる空気循環システムを導入し、快適な教育環境を提供している。
「総合体育館棟」は、1階に屋内体育スペースの「アリーナ」と柔道場・剣道場、2階には卓球やダンスができるダンススペース、3階には屋内温水プールが設けられている。
アリーナは天井が高さ14mもあり、壁は衝撃吸収構造。柔道場・剣道場は各々128畳の広さを有し、床材や畳はケガのことを配慮したものが使われている。温水プールは、自動電動開閉トップライトを備え、プール独特の空気を逃がすため、3階に作られた。これらの技術は、日本大学から情報を得て、導入されたものである。
「竣工式は平成17年1月21日。新校舎のネーミングは生徒からも募集してるんですよ。竣工記念に鐘をクリスタルガラスで囲み、六角形の台座に乗せたものを作ろうと考えています。台座には引き出しを作り、そこにタイムカプセルを入れるつもりです」。齋間文也校長は、にこやかに話す。

男女共学化の相乗効果

平成16年度で中高の6学年すべてが共学となった。来春は男女共学化後の初めての大学進学実績が出る。
「女子は真面目にコツコツ勉強するので、文系の上位者は女子ばかりなんですよ。いい意味で意識し合って、学習面でも競争しているようですから、来春はきっといい結果が出ると思います」と広報部伊東忍主任は胸を張る。
伊東主任の言葉通り、日本大学が実施した「付属高等学校標準学力試験」で10,932人中トップに立ったのは、同校の女子。彼女はクラブ活動に多忙だが、「日大の獣医学科へ進学したい」と家庭学習を怠らず、しっかり学力がついたという。
新校舎建築にあたっても、女子に人気の高いダンスができるスペースを作るなど、男女共学校として施設も充実してきた。さらにソフト面でもより充実させようと、教員で「共学校研究会」を立ち上げ、今年1月から早速他校の見学会を実施しながらノウハウを蓄積している。
研究会は、男女共学にかかわるもののみならず、「コミュニケーションサポート研究会」、「レッスンルーム研究会」も立ち上げている。
「コミュニケーションサポート研究会」とは、自分で考え、行動できる自立した生徒に育てることを研究する会で、すでに教員が研修などを受け、勉強合宿などを実施しながら自立を促す計画である。
「昨今は少子化で過保護になりがちですから、自立する機会が少ないでしょう。家を離れれば見えてくるものも多いはずです」と齋間校長。
「レッスンルーム研究会」は、習熟度別授業を推進する研究会で、大学進学をある程度保証された同校の生徒に刺激を与えようと考えたものだ。齋間校長は「文部科学省のゆとり教育とは異なり、大学は要求が高い。優秀な生徒を入学させたいと考えていますから、推薦入学でも内申書だけではなく、試験も重視する傾向が強くなってきました。優劣ではなく刺激剤を与え、伸ばしていきたい」と話す。

付属校ならではの大学教養講座

付属校のメリットは、日本大学に進学しやすいということだけではない。施設を設計・建築する際も大学から先端の技術や情報が得られるほか、授業にも多くの恩恵を反映することができる。
教授が専門知識をわかりやすく講義する「出前授業」や、逆に高校生が興味のある授業を大学で受ける機会も設けている。これらは高校生が進路を考える上で非常に良い刺激となっている。
「教育とは夢と夢との出会いである」と齋間校長は言う。夢を抱いて門をたたく生徒、そして「生徒一人ひとりが立派な人間に成長してほしい」という夢を持つ教員たち。
やりたいことがある生徒なら、教育環境は申し分なく、バックアップは惜しまない学校である。今後も注目していきたい。

 
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