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中学・高校受験:学びネット

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東京成徳大学深谷中学校

 
  平成25年4月、中高一貫コース開校!
GMARCH以上の大学合格を目指して
「徳を成す人間の育成」を建学の精神に掲げ、平成25年に開校50周年を迎える東京成徳大学深谷高等学校。大きな節目となる来春、東京成徳大学深谷中学校を敷地内に開校。中高一貫コースをスタートさせる。教育目標は「国際社会で活躍できる人物の資質の育成」。6年一貫教育のメリットを最大限に生かし、高い英語力とコミュニケーション能力を持った生徒の育成を目指していく。大学進学も国公立へ30人、最低でもGMARCH以上の大学合格が目標。生徒の可能性を大きく引き出す教育が深谷から始まろうとしている。

校 長: 大谷 幸男
住 所: 〒366-0810 埼玉県深谷市宿根559
電 話: 048-571-1303
交 通: JR「深谷」駅から徒歩25分 スクールバス7分。この他7本のスクールバス路線あり
ホームページ: http://tsfj.jp/

 

高校でTOEICを導入
ハイレベルな英語力を育成

 平成25年4月、東京成徳大学深谷高等学校に併設する形で開校する東京成徳大学深谷中学校。これにより、深谷市では初の中高一貫コースが誕生する。

 現在、建設中の中学専用校舎には、1階にコミュニティラウンジが設けられ、生徒同士や教師とのコミュニケーションが自然にできるように設計されている。また、職員室の隣に集会室を設置。放課後には自習室に早変わりし、わからないところはすぐに教師に聞ける環境も整えていく。

 「埼玉県の県北地区においても、中高一貫教育に対する意識が高まり、高校の説明会や相談会で『中学校をつくらないのですか』と聞かれることが多くなりました。こうした地域の期待に応えようと、開校を決めました」と同中学開設準備室長の富岡達夫先生。

 また現在、日本で求められているのは「グローバルな人材」であるとし、国際社会で貢献できる人材の資質の育成を目指し、特に英語教育に力を入れていく。

 同コースの英語教育がユニークなのは、英語を車の運転と同様の技能として捉えていること。段階的に明確な数値目標を掲げ、ひとつずつクリアにしていくことで、英語力を積み上げていく。

 第一段階として、初めて英語に触れる生徒も中2までに英検3級以上を目指す。中3では高校中級レベルの準2級が目標だ。

 高校では実践的な英語力を高めるため、就職や昇進でも問われるTOEICを導入。高1で550以上、高3までに650以上のスコアを目指す。

 この目標を達成するため、年間210時間もの英語の時間数を確保。同校は週6日制だが、火・木曜の7時限後の講習の時間は「英検対策」に特化する。

 加えて、英語に触れる機会も数多く用意する予定だ。中2では英語のみで過ごす「イングリッシュキャンプ」を、中3ではマレーシア・シンガポールへの修学旅行が計画されている。

 アジア圏を選んだ理由は「アジアの同年代の生徒が流暢に英語を話す姿を見て、『私たちは今のままでいいのか?』と思ってもらいたい。中3でそうした刺激を受けることで、早い段階から意欲を持って英語に取り組んでもらえたらと考えています」と富岡先生。さらに英語力をブラッシュアップさせたい生徒には、希望者を募り、ホームステイも企画している。

 同コースが英語と同等に力を入れたいと考えているのは理数教育だ。中学校の新校舎の中には中学専用の理科室を設けた。理科離れが著しいと言われている中学生を理科嫌いにさせないよう、実験を多く取り入れた授業を展開していきたいと考えている。7月に行われたオープンスクールでも理科実験が大好評だったこともあり、手応えを感じている。

深谷名物「ねぎ」を題材に
発展的体験学習を

 このように英語や理数をはじめ、高い学力の育成を目指している同コース。学力指導においては3つのポリシーを掲げている。

 ひとつは「完全習得主義」。先取り学習をしながらも、生徒一人ひとりの理解度や定着度を測りながら、学んだことをきちんと理解させていく。そのため同コースの定員は70名。2クラス35人の少人数クラスで目の行き届く指導を行う。

 二つ目は「多角的学習主義」。学校がいろいろな体験を提供することで、生徒がさまざまなことに興味を持ち、学習意欲を喚起させることを目的としている。

 予定しているのは、深谷の名産物「ねぎ」を題材とした農業体験だ。育てて収穫することはもちろんだが、深谷市には日本各地のねぎが集まるイベント「全国ねぎサミット」もあり、「本コースの中学生がここで発表をしても面白いと考えています」と富岡先生。

 中2では県外へ民泊しての農業体験、中3のマレーシアへの修学旅行時でも農業体験を予定しており、身近なところから海外へと徐々に視野を広げる仕組みも考えられている。「ねぎをキッカケに、世界の食糧事情まで考えられるようになっていければと考えています。このように一つの題材からアイデアは無限に広がっていきます。本校ではこれを『発展的体験学習』と呼んでいます。生徒には体験で得た成果をきちんと発表する場も提供してあげたいですね。相手の話をよく聞き、同時に自分の意見もしっかり述べることができる。このことは社会においても、求められている力だと感じているからです」

 世代や地域を超えた人々とコミュニケーションを図り、積極的に触れ合うことを重要視している同コース。グローバル人材に必要なコミュニケーション能力も同時に高めていきたいと考えている。

 もうひとつのポリシーは「実力重視主義」だ。中間・期末といった範囲の決まったテストとは別に、範囲を設定しない模擬試験に近い実力テストを実施することを予定している。これによって大学受験に必要な真の学力を付けるのがねらいだ。

 同コースの進学目標は国公立30人、早慶上理10人、GMARCH30人。定員70名にして、これだけの実績を出すことを明言している。「英語に力を入れているので、最低でもGMARCH以上の大学に合格できる力が身に付くと思っています」と富岡先生。

 中学入試は1月10日を第1回として、1月中に4回、2月に1回の全5回を予定。試験教科は2教科もしくは4教科で、さいたま市や高崎市での試験も検討されている。

 
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