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中学・高校受験:学びネット

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霞ヶ浦高等学校

 
  大学進学も就職指導も万全 現役で生徒の希望進路を叶える
茨城県・霞ケ浦の湖畔に位置する「霞ヶ浦高等学校」。進学希望者が増えている同校では、今年から最高学力レベルの特進ゼミ、進学ゼミのクラスを集めた進学棟を設置。学力向上への改革が着々と進んでいる。また、大学進学だけでなく、就職や専門学校への進路指導も手厚く、3年後には、どの生徒の希望も実現できるよう教員が一丸となって取り組んでいる。

校 長: 赤城 正俊
住 所: 〒300-0301 茨城県稲敷郡阿見町青宿50
電 話: 029-887-0013
交 通: JR常磐線「土浦」駅より関鉄バス・JRバスにて霞ヶ浦高校前下車
学生数: 947名 (2011.09.1現在)
ホームページ: http://www.kasumi.ed.jp

 

「勉強の部活化」で
さらなる学力向上へ

 知育・体育・徳育の三位一体の教育を掲げ、勉強だけでなく部活動での実績も目覚ましい「霞ヶ浦高等学校」。難関国立大を目指す「特進ゼミ」、国公立・難関私大を目指す「進学ゼミ」の他、「進学」「総合進学」「総合」の各5コース制を3年前からスタート。平成22年度の大学進学希望者の現役合格率は98%を達成した。23年度からは「特進ゼミ」「進学ゼミ」コースの全学年を一つの校舎に集結。さらに進学実績を向上させたい考えだ。

 「ゼミコースでは、1クラス20人ほどの少人数編成を展開しています。将来的には進学棟の授業を担当する教員は専任とし、自習室や図書館も整備。収容人数の拡充や遅い時間まで開放できるようにしていきたいと考えています」と入試広報室長の下田陽一郎先生は話す。

 同校の特長のひとつに、進学するコースが入学試験後に変えられることが挙げられる。最初は入試結果に基づき、コース分けがされるが、入学前にもう一度クラス編成テストが実施されるため、入学までの間に勉強を重ねれば、ワンランク上のコースに行くこともできる。

 しかも、必ずしも学力だけで編成されているわけではない。部活動を軸に高校生活を送りたい生徒は、6時間授業の総合コースに所属しながら、大学進学を目指すケースもある。特進・進学ゼミの生徒は7時間授業が必須だが、進学コースの生徒は水・木・金の7時間目は選択演習(英・数・国)になっており、部活動か授業かどちらかを選択することも可能だ。全国レベルで活躍する運動部が多い同校ならではのシステムをとっている。

 下田先生は「本校は部活動の指導者に恵まれていると思います。この教員の指導力があるから結果を出せているのです。この指導力は学習面でも同等の力を発揮できるのではないでしょうか。進学コース以上のクラスは『勉強の部活』として捉え、放課後の学習指導も考えています。その仕組みが確立できれば、さらに進学実績が上がると期待しています」と話している。

就職希望者にも
きめ細やかな指導

 勉強面ではコース分けにとどまらず、生徒の要望をきめ細かくすくい上げ、丁寧に対応している同校。進学だけでなく就職希望の生徒にも手厚い指導が行われている。

 「本校はすべての生徒が大学進学する学校ではありません。専門学校や就職に進む生徒もいます。それぞれの生徒が3年後に迎える進路については、必ず現役で夢を実現してもらいたいと思っています」と赤城正俊校長。

 就職や専門学校進学に際しては、生徒の適性に合っているかどうかじっくり話し合う。一口に就職と言っても、さまざまな職種がある上、専門学校も狭い分野での技術を身に付けることになるため、ミスマッチが許されないからだ。

 「生徒はなかなか自分の将来像をつかめません。ですから、教員側から積極的に話をしたり、保護者との面談を設けたりするようにしています。こうした普段の生活の中で、生徒にヒントを与えていきたいですね」と下田先生。中には、進学を希望しながら、家庭の事情で就職に進路を切り替える生徒もいる。

 「以前に比べて、メンタル面での悩みごとを抱えている生徒は増えていると思います。専門のカウンセラーも来てくれていますが、担任や授業を受け持つ教員が、生徒が普段と違う顔色をしていたら見逃さず、すぐ対応するようにしています」

 反対に、生徒が相談に職員室を訪れるケースも多い。

 「本校の職員室の壁は低いと思いますね。在校生に限らず、卒業生もよく遊びに来てくれます。どの卒業生も『霞ヶ浦高校の時代に戻りたい』と言ってくれるので、嬉しいですね」と、赤城校長は顔をほころばせる。かつての卒業生が就職先として快く生徒を受け入れてくれる例も少なくない。

地元の祭りにも参加
地域に信頼される学校へ

 全国制覇を何度も成し遂げ、五輪選手も輩出している「レスリング部」、今年の高校野球県大会では2年連続3度目の準優勝を果たした「硬式野球部」等、名門と言われる部活動が多い霞ヶ浦高等学校。

 「どの部活動でもしつけ指導は厳しくしています。やはり心を指導しないと強くなれません」と赤城校長。

 また、プライベートな時間も指導に費やす等、熱心な指導をしてくれる顧問教員も多く、生徒からの信頼は絶大だ。

 水泳部の顧問でもある下田先生も「生徒がベストな環境で大会に臨めるよう、環境を整えるようにしています。食事面のサポートはもちろん、フォームの確認のための写真撮影もこなします」と話す。

 チア・ダンス部は地域での活躍が目覚ましく、地元のお祭りや近隣の陸上自衛隊武器学校のイベントに招待され演技を披露している。オープンスクールでチア・ダンス部のパフォーマンスを見て感動し、同校への進学を決める中学生もいるほどだ。

 「チア・ダンス部が招待されるのは、本当にありがたいことです。地域の方々から信頼される学校でありたいと思います」と赤城校長は語る。地域の環境美化月間には、学校総出で清掃活動を行っている。

 2009年に同校の敷地内に霞南至健中学校が開校。来春には第一期生が卒業する。同校は外部受験コースか中高連携コースの選択ができる。中高連携コースは、霞ヶ浦高校の進学コース以上に進学する予定。外部進学者でも公立受験が不合格だった場合、霞ヶ浦高校への進学が保障されている。

 下田先生は、「地域の方から信頼されるには、どの学力レベルの生徒が入学してきても一定の進学実績を出せるよう積み上げていくことが大事だと思います。生徒には勉強も部活動も充実した学校生活を送り、希望の進路に進んでほしいですね」と結んだ。

 
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