教育ビジョン「学力向上」へ着実な成果
大学進学実績に大きな期待が
今年4月から校名に「女子」の二文字を入れ、「女子校」としてのメリットを前面に打ち出した「聖徳大学附属女子中学校・高等学校」。「Passion for Evolution(進化への情熱)」 を合言葉に掲げ、マニフェストも作成。心の美しい自立した女性の育成とともに、とことん学習の面倒をみることを約束。進学実績や部活動の活躍に、早くもその成果が表れている。
聖徳の教育理念は「和」。聖徳太子の「和をもって貴しとなす」に由来し、この「和」を軸に「思いやる心(礼節)」「助けあう力(勤労)」「かなえる力(知育)」の3つを教育の基本としている。
中でも注目したいのは「かなえる力」。生徒が希望する進路に進めるよう、手厚いサポート体制が敷かれている。中学校の英語の授業時間は公立の2.2倍の680時間。放課後にもゼミが行われている他、学習合宿や東大生学習コーチを招いたゼミなど、多角的な指導で学力は着実に向上している。
こうした成果は進学実績にも表れてきている。2009、2010年の他大学への進学実績はお茶の水女子、筑波をはじめとする国公立に6人。青山学院12人、学習院2人、東京女子大に21人、法政22人、立教12人とGMARCH以上の合格者が右肩上がりで伸びている。
同校では英検や漢検を全員受検。英検では中学で3級、高校で準2級を目指す。すでに準1級を取得している6年生(高校3年生)の阿部桃子さんは、TOEICで915の高スコアをマーク。校内には阿部さんを含む準1級合格者が3人いるなど、英語の学習能力は高い。
「Passion for Evolution(進化への情熱)」のスローガンの下、学習環境を常に進化させ、今年度の大学現役進学率を95%に、数年後には100%にしたい考えだ。
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吹奏楽コンクールで銀賞
書道では全国最優秀作品に
生徒たちは学習面以外でも、多彩な才能を開花させている。
吹奏楽部は9月に開催された第16回東関東吹奏楽コンクールに千葉県代表として出場し、「銀賞」を受賞。練習の成果を見事に発揮した。
また、8月に開催された全国高等学校総合文化祭書道部門では、6年生の渡邊真愛さんの作品が全国奨励賞(最優秀作品10点)に選ばれた。他にも第34回東京学芸大学全国書道展では「全国最優秀団体賞」を受賞。この大会では個人も多くの賞に選出された。
さらに、今年開催された「ゆめ半島千葉国体」の総合開会式には「ダンス部」が出演。千葉の美しい海、空、大地をイメージ豊かに表現してくれた。
このように、生徒たちは「女子校」というステージでイキイキと輝いている。男子がいない環境で、伸びやかな学校生活を送る生徒たち。単に自由闊達なのではなく、伝統に培われた礼節を尊ぶ校風の中で、品格をも備えた女性へと成長していく。
来年度からは制服がリニューアルされ、チャコールグレーを基調としたセーラータイプの制服となる。現代だからこそ求められる「女子教育」を目指し、進化し続ける聖徳大学附属女子中学校・高等学校。そのイメージにふさわしく、若々しい清楚なデザインが印象的だ。
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