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中学・高校受験:学びネット

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郁文館中学校・高等学校
グローバル高等学校

 
  生徒一人ひとりが主人公として輝く 夢を持たせ、叶えさせる夢教育を実践
平成18年に学校法人名を郁文館夢学園に改称。夏目漱石の小説『吾輩は猫である』にも登場する伝統の男子校から「夢」をキーワードに、時代の最先端を走る学校へと進化を遂げた郁文館中学校・高等学校。今年は新校舎の完成とともに共学化が始まり、新しい歴史をスタートさせた。受験生や保護者の期待が高まる中、開かれたオープンスクールには親子160組が参加。クラブ体験を通して、同校のありのままの魅力を実感した。

校 長: 宮崎 宏
住 所: 〒113-0023 東京都文京区向丘2-19-1
電 話: 03-3828-2206(代表)
交 通: 東京メトロ南北線「東大前」駅より徒歩5分、東京メトロ千代田線「根津」駅より徒歩10分・「千駄木」駅より徒歩10分、都営三田線「白山」駅より徒歩10分
学生数: 高等学校 758名
中学校  657名
グローバル高等学校 104名
(2010.7月1日現在)
ホームページ: http://www.ikubunkan.ed.jp/

 

12のクラブで体験会
元気でやさしい先輩たち

 オープンスクール当日の7月10日(土)。受付を担当するのは、軟式テニス部の部員たち。続々と集まってきた児童と保護者を、その場にいる全員が「おはようございます!」と、元気よく迎え入れている。

 同校では運動部、文化部合わせて43のクラブがあり、この日は12のクラブが体験会を実施した。

 地下4階の体育館コートで、小学生にドリブルを教えていたのはバスケ部の男子部員。「こうするとうまくいくよ」など、常に声を掛けながら指導する。ユニフォームがぶかぶかの子どもには、裾をたくし上げてあげるなど、優しい先輩ぶりを発揮していた。

 炎天下、屋外のコートで玉突きを教えていた硬式テニス部の男子部員は、「暑いから休もうか?」と児童を気遣い、仲間を思いやる普段のクラブ活動の様子が垣間見えた。

 全国高校選抜大会出場の実績を持つ剣道部では、道場いっぱいに激しい掛け声が飛び交っている。真剣な面持ちで部員に竹刀の構え方を教わっていた小6女子は、「わかりやすく教えてくれる」とにっこり。見学していた母親は「初めての剣道で体験前は怖がっていましたが、やさしく指導していただいて安心しました」と話す。

 多くの子どもたちを集めたのは、料理同好会。同校に講演に訪れた人気女性パティシエ、柿沢安耶さんオリジナルレシピの「トマトプディング」を、部員たちのサポートで子どもたちが調理し、親子で味わった。

 わかりやすい教え方、顧問の指示を待つことなく動ける積極性もさることながら、どの部活でも子どもたちへの優しさや、元気いっぱいのあいさつが印象的だったクラブ体験。こうした資質を育む「夢教育」とは何か、宮崎宏校長に話を伺った。

夢達人ライヴに夢合宿
多彩なプログラムが満載

 「社会の変化を受け、現代は子どもたちが勉強する目的や意義を見いだしにくい時代です。しかし、子どもたち一人ひとりに生まれてきた意義があるのですから、自分が社会で果たすべき役割は何なのか、夢、つまり将来の目標についてしっかり考え、卒業後の長い人生を具体的にイメージできるような6年間を送ってほしい、というのが『夢教育』の考え方です」

 いわば、時代のニーズに合わせて生まれた教育理念だと宮崎校長は話す。

 同校では、夢に向かっていく力を「夢指数=DQ」と名付け、それをさらに、「知識を力にする指数=IQ」、「心の広さの指数=EQ」、「自分を正しく自覚する指数=SQ」の3つに分けている。これらをバランスよく伸ばすことが夢を実現する力になるとし、それぞれの指数に対応した教育プログラムを実施している。

 例えば、「SQ」を伸ばすための「夢達人ライヴ」。ほぼ月1回のペースで、各界で活躍する職業人を招き、講演会を行っている。前述の柿沢氏をはじめ、スポーツ選手、医師、落語家など、これまでさまざまなプロフェッショナルが来校した。「目標になる人生のモデルを、なるべくたくさん生徒たちに見せてあげたい」と宮崎校長。

 また、10泊11日(中学1年生は5泊6日)の「夢合宿」は、夢の達成に向けたプロセスを計画する他、仲間との友情を育み「EQ」を伸ばす絶好の機会だ。クラブ体験で見たように、部活動をはじめとした日々の学校生活も、協調性や思いやりの心を養う。

 さらに、朝テストや「感動させる授業」、ディベート学習など、各種の学力向上プログラムが、着実に「IQ」を伸ばしていく。

 他にも、夢に向けた日々の取り組みを記録する「夢手帳」や、文化祭模擬店での「起業体験プログラム」、実業家でもある渡辺美樹理事長の「理事長講座」、担任と話し合いながら夢を確認する「夢カウンセリング」など盛りだくさん。

 こうした数々のプログラムを経て、生徒は自分の将来の目標をはっきりと意識し、物事に主体的に取り組むようになる。教員は生徒の夢を叶えるため、全力でサポートする。

時代のニーズに応え
卒業生が誇りを持てる学校へ

 この春完成した新校舎は、校舎内にガラス張りの吹き抜けが2ヵ所設けられ、最上階から地下4階の体育館に至るまで、どの教室にも光が差し込む明るさが特長だ。

 「各フロアの中心にハブスペースを設け、子どもたちがクラスを越えて自由に行き来できるようになったのが一番嬉しいですね」と宮崎校長。新校舎にも「EQ」を伸ばす工夫が施されている。

 新たに始まった共学化については、「女性が社会進出している世の中で、女子にも夢を持って輝かしい人生を送ってほしい。また、女子の夢を間近にすることで、男子が男子校時代にはなかった、どんな夢を持つようになるのか、楽しみにしています」と宮崎校長は期待する。

 「輝く夢を持つ生徒一人ひとりが主人公です。勉強、部活、学校行事、何でも構いません。自分が誇れるものを見つけて、夢に向かう精神力にしてほしいと思っています。今後も、常に時代のニーズに応じることができる学校であり続け、卒業生がさらに誇りを持てる学校にしていきたいですね」

 

 
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