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中学・高校受験:学びネット

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京華女子中学・高等学校

 
  リーダーシップと コミュニケーション能力を備えた 真に賢い女性を育成
昨年、創立100周年を迎えたばかりの京華女子中学・高等学校。今年度より就任した見附豊和校長は、京華中学・高等学校出身者で、京華女子中学・高等学校での教鞭もすでに34年を超える母校愛に満ちた教師である。長い年月の中で育まれた「こころを豊かにする教育」と、新たな時代を切り拓く「リーダーシップを持つ人材の育成」、そして未来へ羽ばたく力を養う「女子教育」は、昔から変わらぬ信頼を持って、広い地域から愛され続けている。

校 長: 見附 豊和
住 所: 〒112-8613 東京都文京区白山5-13-5
電 話: 03-3946-4434
交 通: 都営三田線「千石」駅より徒歩5分、東京メトロ南北線「千駄木」駅より徒歩18分、JR山手線・都営地下鉄三田線「巣鴨」駅より徒歩15分
学生数: 中学校  159名
高等学校 416名 (2010.07.1現在)
ホームページ: http://www.keika-g.ed.jp/

 

教育・コミュニケーション・EHD(心の教育)
3つの柱に支えられた人間教育

 都心からほど近い白山は、多くの大学や高校が集まり、静かな中にも活気のある文教地区だ。そこにしっかりとした存在感を持つ建物が、昨年100周年を迎えたばかりの京華女子中学・高等学校の校舎である。外観は重厚なイメージだが、校舎の内外には、あちらこちらに花が彩りを添えている。また、昼食や英会話の授業など多様に使える憩いの空間・マルチパーパスラウンジは、カーテンや絨毯を淡いピンク系で統一、優しさを感じる造りになっている。このように清潔さ、美しさと規律正しさを併合しているのも女子校ならではの雰囲気だろう。

 この歴史と伝統ある学校を統率するのは、今年就任したばかりの見附豊和校長。就任は34年前だが、姉妹校となる京華中学・高等学校(男子校)の卒業生であり、在校時代から入れると、延べ45年以上京華にかかわっており、京華教育の専門家と言ってもよいベテラン校長である。

 その見附校長が引き継いだ京華女子中学・高等学校の教育は、『英語に厚いカリキュラム』・『コミュニケーション能力を育成する体験学習とクラブ活動』・『自らを律し、他者を思いやる心の育成を行うEHD(Education For Human Development)』の3つの柱を基盤としている。

 「この教育を実践する人事も、現在世代交代を迎えています。急激に若手に変えるのではなく、中心になる中堅クラスの教員とベテラン、そして若く活気あふれる人材が手を取り合うチーム制を導入し、より強い力で生徒たちを引っ張っていこうと考えています」

 京華は、見附校長のような母校への愛情を持つ卒業生が多いことも特徴である。100年間に卒業した生徒の子どもや孫が世代を超えて入学し、充分満足な教育を得て巣立ち、また次の世代を送り込むという環が成り立っている。この信頼の環の強さが、京華の特色であり、人を引きつける要素ともなっている。

 少子化や不況の影響で生徒数が減少したこともあるが、それはもう過去の話。今の京華は、教員の努力により改革され、オープンキャンパスや説明会に訪れた多くの受験生が、入学を希望するようになっているのだ。

より良い生徒の育成を目指し
来年度よりカリキュラム改革

 6年間一貫教育のうち、中学3年間は学習習慣付けの徹底と習熟度別授業による授業で、個々の学力を伸ばしていく期間。特に英語には時間が割かれており、授業外でも、中学1年はネイティブの教員を中心とした八ヶ岳校舎での基礎英会話教室、中学3年はシンガポールへの修学旅行。また、中学2年生以上の学年では、希望者対象のオーストラリア語学研修もあり、ホームステイをしながら、現地の語学と文化を学べるのだ。

 「実力のある子は、昨年中学2年で、2人の生徒が英検2級を取得しています。楽しく学べば、自然と語学力も身に付くのではないでしょうか」

 高校の3年間は、志望大学合格を目指して、特進クラスと文理クラスでの指導に切り替わる。特進クラスは、英数国のIT(集中)ゼミや八ヶ岳進学教室など、より丁寧な指導で、国公立・難関私立大学現役合格を目指す。文理クラスでは、個別学習や小論文講座などで、指定校推薦や推薦入試を念頭において、進学を目指すことになる。

 また、今年度の高校1年から特進クラスが2クラスとなり、特進アドバンスと特進スタンダードに分けてグレード別にクラス編成を行い、高校2年からはさらに文選・理選の選択制を取り入れて、きめ細かなカリキュラムで進学体制を実現させている。今後もこのような変更や改革は進めていくと言う。

新しい時代のリーダーを養う
特進・文理のコース制や
さまざまな体験イベント

 「高校からの入学生は、実験などの体験が少ないですね。例えば、理科実験でバーナーに火をつけることができない。これは、公立中学での理科実験の際に、男子学生が率先して携わったため、女子生徒は見ているだけだった、というのが大きな原因です。今後はこういった実験を含め、体験学習を増やし、そこから知識とともに、女性にこれから求められるリーダーシップを養ってほしいと願っています」

 授業以外では、宇宙ステーション実験棟で保管した種と地球で保管した種との発芽と生育の比較実験を担当する宇宙プロジェクト・校内に畑を作り、そこで植物がどのように育ち、収穫し、食べられるかを知る体験・大手劇団のミュージカル鑑賞やEHD音楽発表会・多分野で活躍する卒業生による講座など、実に多彩なイベントが用意されている。

 「自分の進む道を見つけるのは、あくまでも生徒自身。生徒が各々の道を探すために、体験環境を提供するのが、我々学校の役割です」

 無論、保護者との信頼関係も重視。特に思春期の女子生徒を預かるということで、心の悩みや通学時の安全には心を砕いている。どのような些細なことでも話せる相談室の設置や、ラインネットによる保護者との緊密な連絡体制で、生徒の学生生活の安定を保障、保護者との信頼関係も強固なものとなっているのだ。

 
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