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中学・高校受験:学びネット

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法政大学中学高等学校

 
  付属校のメリットを活かして 未来の自分をプロデュースする力を育成
平成19年より男女共学となり、校名を変更。さらに新校舎に移転し、独自の教育プログラム「2-2-1-1システム」を導入。生まれ変わった法政大学中学高等学校は、付属校としてのメリットを活かしつつ、生涯に役立つ基礎学力の育成、そして10年後、20年後の未来をプロデュースしていくキャリア教育に注力し、話題を呼ぶ。入試状況も、中学受験者1,291人・倍率5.7倍、高校受験者838人・倍率3.6倍と絶好調だ。

住 所: 〒181-0002 東京都三鷹市牟礼4−3−1
電 話: 0422-79-6230
交 通: 京王井の頭線「井の頭公園」駅下車 徒歩約12分
学生数: 中学校  516名
高等学校 1,342名 (2008.09.1現在)
ホームページ: http://www.hosei.ed.jp/

 

確かな基礎学力を培う
「2−2−1−1システム」

 京王井の頭線「井の頭公園」駅から徒歩12分、JR「吉祥寺」駅からは徒歩20分。井の頭公園の南に位置する広大な新キャンパスは、敷地の3割が緑化され、豊かな自然環境の中に現代感覚あふれる充実の施設が配されている。広い廊下、ゆとりある歓談スペースを各所に設け、中学棟・高校棟のどの教室からも美しい緑が楽しめる素晴らしい環境である。また、井の頭公園駅・吉祥寺駅を最寄りに、新宿19分、池袋30分、横浜・大宮1時間と、通学至便なアクセス環境にも恵まれている。

 平成19年、この新キャンパスに移転するとともに、カリキュラムも刷新した。それが独自の「2−2−1−1システム」である。中学・高校の6年間を「基礎力養成プログラム」と「高度教育プログラム」の2つでデザインし、生涯にわたって活かせる基礎学力の確立と、大学のその先の10年後、20年後を見据えた学びを目指す。

 まず「基礎力養成プログラム」は、中学1・2年の「ファーストステップ」と中学3年・高校1年の「セカンドステップ」の2段階。主体的に学ぶ楽しさと基礎学力をしっかり体得していく。

 高校2年から「高度教育プログラム@」がスタートし、必修選択科目の履修が始まる。自分の興味ある分野を受講したり、得意科目をさらに深めたり、多くの選択肢から自由に学びをデザインできるのが特長だ。

 高校3年の「高度教育プログラムA」では、必修選択科目を週16時間学習する。高校2年で学んだ入門的内容から大学進学後につながる学びまでを展開。法政大学の授業に参加できる「高大連携プログラム」もあり、当該学部に進学した場合は、そのまま学部の単位として認定される。

 さらに注目すべきは、法政大学への推薦権を保持したまま、他の大学を受験できるというユニークな制度があることだ。入試広報部の藤山弘幸先生は、付属校ならではのメリットであると指摘し、「将来の可能性にチャレンジする選択肢がさらに広がるわけです。センター試験対策講座をはじめ、より自由に、より高い目標にむけた挑戦を支援する体制も多彩に整えています」とサポート体制の充実ぶりを語る。

未来の自分をプロデュース
「MBLAプログラム」

 目前の大学進学だけを意識するのではなく、10年先、20年先を見つめ、自分の未来を創造する力を身に付けること。なりたい自分をプロデュースする力を養うこと。そのためにキャリア教育を充実させ、多彩な選択講座やプログラムが用意されている。

 例えば、昨年度から開設されている「MBLAプログラム」はその代表的な一つ。M(マスメディア)、B(ビジネス)、L(ロー・法学)、A(アカウンティング・会計)を意味し、これら高度な専門分野の入門プログラムを学ぶ。将来を見据えながら幅広い知識を身に付け、社会人としての将来の自分をデザインしていくのだ。また、進路指導のスタッフにキャリアプランナーの柳田正美先生を迎えているのも、他に類のない新しい取り組みである。コミュニケーション力からメンタルケアまでを身に付ける「社会人学」は、より実社会にフィットした内容になっていて、生徒にも好評の講座である。
  進路指導は中学1年次からスタートし、「2−2−1−1システム」と並行して、4つのステージで、計画的・効果的にキャリアアップを図っていく。第1ステージでは、学力の検証と学習習慣の確立を重点的に指導。中学3年・高校1年の第2ステージでは、適性の客観的検査によってなりたい自分づくりの第一歩を踏み出すとともに、法政大学のキャンパス見学を実施。第3ステージでは、具体的に進路アドバイスを行い、高校3年の第4ステージになると、選択講座を活用しながら自分のプロデュースを実行してゆく。

 「生徒は、各自目標をもって主体的に行動しています」と、生徒の成長ぶりを藤山先生は嬉しそうに話す。

法政大学の付属校という
知的財産をフルに活用

 平成20年に就任した牛田守彦校長は、「本校は、15学部を擁する総合大学として躍進めざましい法政大学の付属校です。その知的財産をフルに活用し、10年先、20年先の社会と自分を見据え、高い目標の実現にむけて踏み出してほしい。そんなチャレンジ精神旺盛な生徒の入学を待っています」とメッセージを送る。

 その期待どおり、平成20年度の入試結果は絶好調。中学は出願者1,630人、受験者1,291人、倍率5.7倍。高校は出願者889人、受験者838人、倍率3.6倍。東京でもトップクラスの受験者数にのぼり、優秀な入学生を迎えることができたという。入試は3回実施し、試験問題は「難しいという印象はない」というのが生徒たちの感想で、基礎学力の修得を重視した内容になっている。
  新カリキュラム「2−2−1−1システム」の成果が出るのは、来年度を待たなければならないが、平成19年度卒業生の進学実績は、法政大学学部進学者が196人(在籍者の86.7%)、他大学合格者は国公立大・難関私立大を含め17人。生徒のほとんどが法政大学へ推薦入学しているものの、3年間の総合成績と英検2級、TOEICをはじめ、定められた基準を満たす実力が欠かせない。

 同校は、高度な英語教育で全国に名を馳せ、平成18年に文部科学省より「スーパーイングリッシュランゲージハイスクール(SELHi)」に指定されている。国際交流も盛んで、中学2年のオーストラリア海外研修や、さまざまな研修プログラム、異文化体験が実施されるのも特長だ。

 クラブ活動にほとんどの生徒が参加していることも、受験中心の学校生活ではない証といえるだろう。中学では8〜9割、高校は7割の生徒がクラブ活動に参加し、充実したキャンパスライフを楽しんでいる。

 「生徒と教師の距離が近い環境は本校ならでは。OBたちも常に学校にやってきます。教師は出身校にかかわりなく、法政ファミリーの一員であるという意識が高いため、的確な指導が可能です」。そう話す藤山先生も生粋の法政っ子だ。法政大学付属校のメリットは計り知れない。新カリキュラムの今後の成果に、教育界からも高い期待が寄せられている。

 
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