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中学・高校受験:学びネット

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水戸短期大学附属高等学校

 
  学力を伸ばす確かな指導で難関国立大学に現役合格
県立高校への進学希望者が多い茨城県にあって、水戸短期大学附属高校はSUITANの愛称で知られる県内私学有数の進学校。昨年は、中層レベルの生徒を東京大学現役合格に導き、今春は地元の国立茨城大学に例年の2倍にあたる21人の合格者を輩出して注目を浴びた。難関国公立大へは60人が、難関私大へも77人が進学。生徒の学力を着実に伸ばす安定した実績校として、来春、創立50周年を迎える。

校 長: 田中 睦啓
住 所: 〒310-0851 茨城県水戸市千波町464番地
電 話: 029-241-1573
交 通: JR常磐線「水戸」駅北口から関東鉄道バス(千波車庫・平須・石岡・鉾田各方面行)6番乗場乗車「千波坂上」下車
学生数: 941名 (2008.09.1現在)
ホームページ: http://www.suitan.ed.jp

 

幅広い学力の生徒を伸ばし
現役で難関大学合格へ

 日本三名園の一つ、偕楽園をはじめ、美しい自然環境に恵まれた通学路をJR水戸駅からバスで約10分行くと、県内で有数の進学校である水戸短期大学附属高等学校、通称“SUITAN”がある。

 茨城県では県立高校への進学希望者が多く、私学は受験生の多くが併願となる。SUITANでは県立トップ校との併願生を中心に、幅広い学力の生徒が応募してくる。「SUITANなら、このくらい頑張れば、目標の大学が目指せる」と、確かな指導と安定した実績による安心感ある進学校のイメージも定着した。今年の募集状況は、例年よりも進学SSコース1クラス分の40〜50人多く優秀な新入生を獲得することができ、教師陣としても今後の成果が楽しみだという。

 着実に大学進学実績を伸ばしているSUITANでは、その合格者のほとんどが現役生であることも特長である。昨年は東京大学の現役合格者を出して、広く県外からも注目されたが、今春は、地元の茨城大学合格者を例年の2倍にあたる21人、さらに筑波大学、北海道大学、千葉大学といった難関国立大学合格者を60人輩出した。例年人気のある首都圏の東京6大学・MARCH系と呼ばれる明治、青山学院、立教、中央、法政の各大学のほか、早稲田、立命館、学習院、関西大学といった難関私立大学へも77人が進学し、そのほとんどが現役合格を実現している。

習熟度別の5コースで
高いモチベーションを

 これら優秀な成果を上げる生徒たちは、決して入学時から突出した成績を出していたわけではない。クラス編成は、5教科入試の総得点によって普通科4コースと商業科・経済情報コースの全5コースに分けられる。

 トップレベルの最難関大学合格を目指す「特進SSコース」は340〜350点レベル、国公立・名門私立大学専攻の「特進Sコース」は290〜300点程度、「特進Aコース」は240点くらいの学力。部活との両立を目指す私立大学・短期大学専攻の「進学Sコース」が設けられている。これら各コースで1年間学び、努力が認められる生徒は翌年から上位のクラスへ変更が可能になる。そしてほとんどの生徒がSからSSコースへ、AからSコースへと高いモチベーションで学力を向上させているのだ。

 SSコースは、昨年4月から休みであった第2土曜日も授業を4時間増やし、7時間授業を週4日、合計38時間授業体制にした。部活希望者もいるため、課外ゼミは選択制としている。

 Sコースは土曜4時間、週2日が7時間授業、合計36時間の授業体制。このコースでは、地元茨城大学の合格者を出していく目的で、学力の底上げを狙う。

 またAコースでは、今年の3年生から英語検定・漢字検定をはじめ、各種検定試験への積極的なチャレンジを支援している。資格取得を通じて、基礎学力の向上とともに自信を身につけてもらうことがその目的。成果として、約7割の生徒が大学進学を実現している。

 どのコースの生徒も前向きの姿勢で「SUITANに入ってよかった」と思えるように、教師の熱く細やかな指導が行われている。カリキュラムの拡充、そして生徒のやる気を引き出す教師陣のそのスキルの高さも大きな特色である。

文武両道の教育特色で
専願生のさらなる増加へ

 SUITANといえば、活発なクラブ活動も見逃せない特長の一つだ。県大会を制し、全国大会で大いに活躍したサッカー部。Jリーグへの入団者も多く輩出している。硬式野球部は2度の甲子園出場を成し遂げ、ドラフト会議で指名を受けてプロ野球選手として活躍している先輩たちもいる。このほか全国高校選手権大会に通算7回の出場を果たしている柔道部、全国3位の成績を収めたアイスホッケー部をはじめ、多様なクラブ活動が盛んである。

 来春は創立50周年を迎え、各界で活躍するOBを招いてのさまざまな記念行事も予定されている。

 まさに文武両道をゆくSUITANだが、県立志向が地域の特色でもあるため、専願生と併願生の比率は1対2。この数値の逆転が、今後の課題の一つだという。

 生徒のやる気を3年間どうもたせるか。気持ちをどう理解していくのか。やり方次第で、生徒はいくらでもその力を伸ばしてゆく。県内トップクラスの私学として、50年という半世紀の節目を新たなステップにその教育の特長がより魅力的に打ち出される計画だ。たくましく進化し続けるSUITANの新しい取り組みに目が離せない。

 
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