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中学・高校受験:学びネット

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武蔵大学

 
  社会人基礎力を培う少人数教育がさらに充実 ―― 平成19年度「武蔵大学説明会」開催 ――
武蔵大学はゼミを中心とした少人数教育により、社会で必要とされる「社会人基礎力を備えた人材」を多く輩出してきた。今年度は情報教育・語学教育において新たな取り組みを開始、教育内容をさらに充実させている。また来年度より入試制度を改革し、全学部日程入試を実施する。その大学説明会が6月30日に開催され、高校の先生方ら約150名が出席した。

校 長: 平林 和幸
住 所: 〒176-8534 東京都練馬区豊玉上1-26-1
電 話: 03-5984-3715(入試課)
交 通: 西武池袋線「江古田駅」南口より徒歩6分、西武有楽町線「新桜台駅」より徒歩5分、都営地下鉄大江戸線「新江古田駅」より徒歩7分
学生数: 経済学部 1,912名 / 人文学部 1,256名
社会学部 990名 (2007.9.1現在)
ホームページ: http://www.musashi.ac.jp

 

経済産業省「産学連携による
社会人基礎力の育成・評価
事業」に採択

説明会冒頭で挨拶した平林和幸学長は「本学は、高校の先生方に『面倒見のよい大学』と評価される一方で、知名度の点で劣るのではとの指摘も受けてきた。今年度から、本学のよい教育を広く知っていただける新たな取り組みを開始している」と述べた。

そのひとつが、IT基礎教育における日本アイ・ビー・エム株式会社(以下日本IBM)との「協業型授業」である。本格的な企業情報システムを使い、企業経営を疑似体験しながら、実社会で役立つ実践的な思考力や問題解決力、IT基礎力を養う。日本IBMは武蔵大学にシステムを提供するほか、学生をサポートする講師も派遣する。

また、「一昨日の6月28日に、経済産業省の『産学連携による社会人基礎力の育成・評価事業』に本学の課題解決型授業(PBL:Project Based Learning)が採択された」という報告もなされた。

このプログラムは、大学で学んだ専門知識を活用し、企業から与えられた課題を解決していくというもの。実践型教育を通じて学生の社会人基礎力を育成する。さらに、その成果を企業に明示する取り組みである。

平林学長は最後に「今後もさまざまな取り組みを行い、特徴ある少人数精鋭主義の大学として活躍していきたい」と述べて挨拶を結んだ。

1年次より少人数ゼミ教育が必修

続いて、経済・人文・社会学部の各学部長が挨拶に立ち、それぞれの教育内容を紹介した。

【経済学部】清水敦経済学部長は、経済学部の特徴について、まず「経済学部のなかに経済・経営・金融の3学科があり、学生は弾力的に他学科の授業を履修できる」と述べた。

例えば、経済学科に所属する学生が金融学科のゼミをとることも可能だ。高校生が経済関係の学部に進学したいというときに、最初から学科を選択するのは難しい。入学後に自分の関心が他の分野にあることに気づく場合もある。その点、同大学では学科を越えて、自分の関心のある分野を学ぶことができる。

特徴の第2は、全学部に共通しているが、1年次より少人数のゼミを中核とした教育を行っている点だ。ひとつのゼミは平均して15名前後。教授らがきめ細かく指導し、主体的に考え行動する力や、人とコミュニケーションする力を養う。

【人文学部】人文学部は3年前に大きな改組を行い、現在は「英米比較文化」「ヨーロッパ比較文化」「日本・東アジア比較文化」の3学科を設置している。改組の目的は、グローバリゼーションの展開に対応するとともに、「比較」という考え方を全学科に及ぼすためである。その結果、「英米比較文化」学科を例にとると、英米を中心にオーストラリアや南アフリカ・インドなど、今や世界で重要な位置を占めるようになった国々も意識しながら、多元的に研究することが可能になった。

高村忠明人文学部長は学科の説明に続いて語学教育にも触れ、「今年度より3学部共通で、入学後にTOEIC®学内模擬試験を実施。従来の学部学科別から到達度別のクラス編成へ変更した」と述べた。これにより学生は自分の英語力に合った授業で、よりきめ細かな指導を受けられるようになった。

同大学では、海外研修制度や長期・短期の留学など多様な留学制度が用意されており、学生が自分の力に応じて留学制度を利用できるように、留学準備講座も充実している。

高村学部長は「本学で力をつけて、東大や早稲田の大学院へ進学する学生もいる。国際教養学部や外国語学部への進学を考えている高校生に本学を紹介していただきたい」と話を結んだ。

【社会学部】社会学部は社会学科とメディア社会学科の2学科を設置している。やまきてつや社会学部長は、学部の特徴として2年次で行う実習授業を紹介した。

社会学科では、アンケート調査を実施する。アンケートは学生が立案し、調査票を配布。回収から分析、報告書作成までを1年間をかけて行う。一方メディア社会学科は、実際にフィールドに出かけてドキュメンタリーフィルムを完成させる。今の学生が取り組んでいる例としては、ホームレスの人たちと彼らを支援するNPO団体を取材するというものがある。これは最後に作品としてDVDにまとめる。

ヤマキ学部長は「実習授業は学生にとって得難い体験。それをもとに3・4年次にゼミで研究し、最終的に卒論や卒業制作として成果を形に残す。これを徹底しているのが本学の特徴」と締めくくった。

学生が語る武蔵大学

入試制度においても新たな取り組みが始まった。全学部入試の導入である。さらにAO入試が全学部に拡大された。説明会で川島浩平入試委員長は「受験生に受けやすさをアピールしたい」と語った。このほか、説明会では今回初めての企画として、講師を招いての講演会や、学生自身による武蔵大学の紹介が行われた。

同大学では学生が自主的にさまざまな活動に、なかでも特徴的なのが、毎年12月に開催される「経済学部ゼミ対抗研究発表大会」(通称=ゼミ大会)と、学生による大学広報誌「武蔵(ムサ)ナビ」だ。

「ゼミ大会」は経済学部のゼミが一同に会し、研究テーマ別のブロックに分かれ、1年間の成果を発表。優勝を競い合う。審査員は教員のほか、同大学出身のビジネスパーソン。スポンサーもついており、参加者に賞品や景品が提供される。「知の格闘技“経−1GP”」というコンセプトのもと、昨年度は大会のイメージキャラクターとしてK−1のTATSUJI選手をポスターに起用し、大会を大いに盛り上げた。その他、全学部参加型ゼミ大会MIX(Musashi Idea Competition X)や、人文学部では、卒論報告会が行われるなど、ゼミの活性化が全学部で行われている。

一方「武蔵ナビ」は、企画制作や予算の工面、広報活動まですべて学生の手による。これは全国初の試みとして、朝日新聞・読売新聞などメデイアでも取り上げられた。8月発行の第3号では「ゼミの魅力」を特集している。

説明会ではこの後も、情報教育や語学教育、就職状況について詳細な説明が行われ、参加者は最後まで熱心に聞き入っていた。

2月3日(日) 全学部入試を実施!
●得意な2科目で受験可能
選択・国語・英語の3教科から得意な2教科を選択。3教科受験の場合は、高得点の2教科で判定。
●1回の試験で学部内のすべての学科に志望可能(受験料は1回分でOK)
●一般方式、センター方式入試など他の入試との併願が可能
●全教科オールマークシート解答

 

 
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