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中学・高校受験:学びネット

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四條畷学園高等学校

 
  高短連携強めた保育コース開始
最寄り駅より徒歩1分という便利な場所に建つ四條畷学園高等学校。昨年より時代に合わせた生徒の要望に応えるべく、教育改善委員会が結成され、様々な計画を実現している。その一環として、昨年度には、吹奏楽部員を中心とした吹奏楽クラスが始動した。そして、来年度よりは系列の四條畷学園短期大学保育学科との高短連携により、保育コースが設立。将来、保育士や幼稚園教諭を目指す受験生の関心を集めている。

校 長: 松田正己
住 所: 〒574-0001 大阪府大東市学園町6-45
電 話: 072-876-1321
交 通: JR学研都市線「四条畷」駅徒歩1分
学生数: 1,050名 (2005.11.1現在)
ホームページ: http://www.shijonawate-gakuen.ac.jp

 

高短連携での教育図る
保育コースが始動

 時代の変化に伴い、生徒の考え方も多種多様化してきている現代。この時代に合った、現代的な教育の在り方を見直し、改革を行って学園の発展と活性化を実現する。これが、四條畷学園高等学校に一昨年結成された『教育改善委員会』の設立趣旨である。代表である山光夫先生を中心に、様々な新改革を計画。すでに何案かは実践されており、選択肢の広い学校として、多くの受験生から注目を集めている。

 来年度より設立される保育コースでは、保育士や幼稚園教諭を目指す生徒を対象とした様々なカリキュラムが用意されている。「系列の四條畷学園短期大学では、保育学科が設立されており、本校からも、進学を希望する生徒が多くなっています。そういった生徒の中には、高校入学時から『保育士や幼稚園の先生になるんだ』という、はっきりした目的意識を持つ生徒も少なくありません。その意欲を高校生活でさらに高め、ある程度の知識を持って、短大に進学できるように、来年度からこの保育コースを実施することにしたのです」と山先生は話す。

 ただし、四條畷学園高等学校の保育コースでは、難しい短大のカリキュラムを先取りするわけではない。保育関連科目では、家庭科の教員と短大の専門教諭が、連携を取りながら生徒を指導。専門的な学問の導入部分として、幼稚園で使われる音楽や遊び、幼児教育に関する話などを学び、興味や関心をしっかりと植え付けることを優先させる。また、保育士や幼稚園教諭に必須となるピアノ講習も、家庭での負担をできる限り少なくするために、実技を週2時間カリキュラムに含み、初心者から熟練者まで生徒のレベルに合わせて指導できるよう、複数のピアノ教員が待機している。さらに、併設の四條畷学園幼稚園で、体験学習やイベントに準備段階から参加。幼稚園での園児の生活や、イベントで行う教諭の仕事内容に触れ、どのような知識や感性が必要とされるのかを、体験から学べるようになっているのも特徴だ。

 無論、100%ではないものの、他校受験よりは内部進学が優遇されるため、後に四條畷学園短期大学の保育学科を目指すなら、高校からこのコースに入学し、学びたいという生徒も増えてくると予想される。

 「もともと、短大の保育科に入学する生徒の約半数が、四條畷学園高等学校からの内部進学者です。それを見越して、高短連携でさらに意識の高い生徒を送りこむことができるコースにしたいですね。来年度の始動が楽しみです」

 実際に幼稚園教諭からの話も聞ける土曜講座も開催する予定があり、保育に携わりたい夢を持つ生徒には、非常に注目されるコースである。

同じ目的を持った級友と学ぶ
クラブ員中心の吹奏楽クラス

 様々なクラブ活動で高い結果を上げている四條畷学園高等学校だが、中でも秀逸なのが吹奏楽部の活動である。多くの大会や御堂筋パレードなどに参加、また校内でのイベントでも活躍するクラブであり、学園としてもかけがえのない存在となっている。この活動に最も必要なのが、チームプレーであり、全員の心がまとまっていることが、演奏にも大きく関わってくるのだ。そのために、授業中からこの団体行動の基礎を築こうと、昨年から作られたのが総合コース内の吹奏楽クラスである。もともと、総合コースで100名以上が在籍する大きなクラブだけに、各学年で1クラスくらいの生徒数を有している。同じ目的意識を持つ仲間と同じクラスで学ぶことで、音楽だけでなく、その他の学科の勉強意欲も高めることが可能となるのである。

 「このクラスの2・3年次の選択科目では、合奏や合唱と言った音楽学科が重点となります。しかし、基礎学習は徹底しますし、カリキュラムはほとんど他の総合コースのクラスと変わりません。入学時から『四條畷の吹奏楽部に入部したい』と思っている生徒には、このクラスへの入学を薦めます」
  基本的には3年間を同じクラスで過ごすことになるが、途中、吹奏楽部の退部や、将来目標の変化などで、クラスを変わりたいと思う生徒には、学年単位でのクラス変更が可能となっている。これは保育コースも同じであり、総合コースという懐の深いコースを持つ、四條畷学園高等学校ならではの、生徒に対する心遣いである。

 

生徒の個性に合わせて
様々な授業とコース制

 四條畷学園高等学校のコースは、総合コースと特進コース、そして来年度から始まる保育コースと、大きく3つに分けられる。中でも総合コースは前述の吹奏楽クラスの他に、2年次より総合標準・総合文理の2コース制となっており、高校に入学してから将来目標を模索する生徒のために、様々な選択肢の中から時間をかけて考えられるようなカリキュラムが組まれているのだ。また、土曜講座では、ホームヘルパー2級養成講座を実施。知識や理論だけでなく、校内での実技や夏期休暇を使っての施設実習など、実際の介護への意欲が増す講座となっている。希望者のみの講座だが、高齢者が増えつつある時代に合わせ、生徒の関心も高い講座である。

 「総合コースでは、この他にもITや芸術、語学、調理など多様な講座を設定し、体験できます。また、短期大学のライフデザイン学科での一部授業を、高校で体験できるようにもなっています。これらの授業の中から、社会で活かせる能力や経験を身につけて、将来の生きる力の一部として欲しいですね。一方、特進コースでは、さらに多くの生徒の要望を満たすために、数年前から男女共学化を始めており、昨年からは入学時に文系・理系・APEXの3コースに分けて、基礎・専門ともに学力充実に取り組んでいます」

 特進理系コースでは、系列の四條畷学園大学のリハビリテーション学科への優先入学が開かれており、他にも薬学や看護など、医療系に進学を希望する生徒が多く学んでいる。
  また、特進文系コースでは3週間の語学留学を含め、その前後に計80時間に及ぶ英語教育を実践。確実な英語能力が身につくカリキュラムが組まれている。
  国際的な視野で活動したり、海外の大学を目指す生徒に注目されているのは、特進APEXコース。1年間のオーストラリア留学で英語を使いこなせるようになる一方、プレゼンテーション能力も磨き、海外でも自分の意見を述べられるような実力を身につける。このコースは中学からの6年一貫制だが、高校からの編入も可能となっているため、英語圏で活躍したい受験生から注目を集めているコースである。

 
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