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中学・高校受験:学びネット

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常翔啓光学園中学校・高等学校

 
  社会に貢献できる人材を育てる
「熱心であれ」「力強くあれ」「優しくあれ」を
念頭に充実した学校生活を
 1957年に啓光学園中学校として誕生し、その3年後には高等学校を開設し進学校としての伝統を築いてきた常翔啓光学園中学校・高等学校。2008年には現在の校名に改め今年で開校63年目、法人としては2022年に100周年を迎える伝統校だ。「世のため、人のため、地域のため」という建学の精神の下、「社会に貢献できる人間を育成する」を教育の理念とし、大阪工業大学、摂南大学、広島国際大学の3つの大学を要する法人のスケールメリットを生かし、同大学と連携したキャリア教育も特長だ。生徒たちに充実した学校生活を送ってほしいという同校の吉村仁志校長と岩村聡中学校教頭にお話を伺った。

校 長: 吉村 仁志
住 所: 〒573-1197
大阪府枚方市禁野本町1丁目13番21号
電 話: 072-807-6632(入試部)
交 通: 京阪本線「枚方市駅」東口から徒歩約13分、
北口から京阪バスで約5分、
「中宮住宅前」下車
京阪交野線「宮之阪駅」から徒歩約7分
生徒数: 202名(中学校)(2020.5.1現在)
1,203名(高等学校)(2020.5.1現在)
ホームページ: https://www.keiko.josho.ac.jp/

 

学校行事すべてに校訓を
当てはめた目標を設定

 京阪交野線宮之阪駅からなだらかな坂を登った高台に、堂々と現れる先進的な校舎が、常翔啓光学園中学校・高等学校である。広々とした敷地には、多目的ホールを備えたミューズギャラリー(音楽棟)や、国際基準に準拠した常翔啓光クライミングウォールなど、充実した施設が広がる。

 建学の精神・教育の理念に流れる「社会に貢献できる人間を育成する」という教育について、吉村校長は「『学力の向上と人間力の基礎の育成』が目指すところです。これをわかりやすい言葉で表した『熱心であれ、力強くあれ、優しくあれ』という言葉を校訓としています。生徒たちにはこれを常に念頭におき、よく学び、大いに楽しみ、充実した学校生活を送るようにと日頃から話しています」と語る。

 さらに学校行事すべてに「熱心であれ」「力強くあれ」「優しくあれ」という校訓のいずれかを当てはめた目標を設定し、どんな力をつけさせるのか、どんな成長を遂げさせるのかを教員が常に意識しながら、同様に生徒にも意識させながら取り組むようにしている。これを「K1GOALS」と名づけ、幅広い力をつける学びの意識づけとしている。

英語4技能を伸ばすグローバル教育
異文化を理解し、適応力も育てる

 学びの特長としては、グローバル教育、キャリアデザイン教育、21世紀型教育を柱に各自の目標に向けた成長を図っている。

 グローバル教育では海外留学やインターンシッププログラム、ネイティブスピーカーによる授業など、生の英語に触れる機会を数多く設定し、「読む・聞く・書く・話す」の英語4技能をバランスよく習得していく。中学1年~3 年では「Oxford Reading Tree」という英語の絵本180冊を全教室に揃え、オンライン英会話、ネイティブスピーカーの先生の授業や、関西外国語大学の留学生との交流、English Caféなど英語に触れる機会を多くつくっている。

 「英語を身につけるだけでなく、異文化を理解すること、異国での適応能力を育てたいと思っています。間違いなくこれからの日本社会にはいろんな国籍の人が入ってくる。世界中の人たちと協力して、さまざまな問題に立ち向かっていく生徒を育てていかなければならないと考えています」と吉村校長は話す。

 また、吉村校長いわく「医学部以外すべてある」というほどの多数の学部をもつ同一法人内3大学(大阪工業大学、摂南大学、広島国際大学)との連携を生かしたキャリアデザイン教育も同校の強みの一つだ。中学1年の時から同一法人内大学の学部・学科で実際に授業やセミナー、実験体験に参加することで、目標を早期から決めることができ、志望に合った大学、学部・学科選びができるのは大きな魅力となっている。

探求心を持ち、自ら学ぶ
人間力を育てる「21世紀型教育」

吉村 仁志 校長

岩村 聡 中学校教頭

 さらに21世紀型教育で課題解決型授業、アクティブラーニング、ICT教育を行っており、プレゼンテーション力、分析力、解析力、情報のアップデート力を養う。

 「中学1 年では新聞を活用した『NIE (Newspaper in Education) 教育』を実施しています。それにS D G s を関連させ、この記事はSDGsの課題のうちどれに当たるかを考えていきます。今後はSDGsの考えをしっかり持った若者が企業に勤めていくことになると思うので、そういう意識を中学生から育てていきたいと思います」と岩村中学校教頭は語る。

 中学2年は毎年「クエストカップ」に参加しており、2010年から10年連続で全国大会(『教育と探求社』主催)に出場、過去3回グランプリに輝いている。

 中学3年は卒業研究だ。自分の好きなテーマを決めて研究し、パワーポイントを使って発表する。「ミツバチ」の研究を発表した生徒は、実際に長野県の養蜂場まで出向いて調べてきたという。また、イノベーション教育にも力を入れており、大学・企業とタイアップして、未来の商品についてのアイデア出しや、商品にするまでのモノづくりの過程を体験し、デザイン思考(イノベーション創出手法)について学ぶ。

 中学2年での「啓光米」づくり授業も異色だ。学校内に田んぼや畑があり、まずは耕すところから始め、田植えから稲刈りまですべての行程を生徒たちで行う。お米づくりのほか、畑では近隣の幼稚園児と一緒に芋掘りを実施。幼児から頼られる経験をすることで、生徒たちは自己肯定感を高めるのだという。その他にも「茶道」や「華道」といった「情操教育」の授業もあり、多様な経験の中で人間力を培っていく。

目標に合わせたコース設定で
大学合格後までを見据える
休校中はMicrosoft Teams を活用

 コース設定は、中学校が難関国公立・医歯薬系大学を目指す6年一貫の「特進選抜」。国公立・難関私立・同一法人内大学および海外の大学を目指す「未来探求」の2コース。

 高校では難関国公立大学や医歯薬系大学を目指す「特進コースⅠ類〔選抜〕」と、関西圏の国公立大学を目指す「特進コースⅡ類」、難関私立・同一法人内大学を目指す「進学コース」の3コースである。

 同校の教育の最終到達目標は「社会で活躍できる人材を育てること」。志望校合格だけを目標とせず、その後も見据えた人材を育てるため、各自の目標に合わせて指導していくコース設定となっている。

 昨年の進学実績は、国公立大学39名(うち医学部2名、獣医学類1名)、関関同立94名といずれも前年より数字を伸ばし、現役進路決定率は95・3%と実績を伸ばしている。

 また全館Wi-Fi を完備し、ICT化を進めてきた同校では、コロナ禍による休校中もMicrosoft Teams を利用し、朝礼から終礼まで7時限の双方向授業で乗り切った。学校再開後も、課題提出はMicrosoft Teams で行っている。引き続き授業動画をアップする教員も多く、さらにICT化が進んだという。

 ただし課題もあると岩村中学校教頭は語る。

 「急激にICT化が進み、動画配信で学校でも家でも、学校での授業が繰り返し見られる。今後世の中はそういう方向に変わっていくのだろうと思います。しかし本校はそこだけを進めようとは思っていません。吉村校長がいつも口にするように『Face to Face』、顔を合わせないと伝わるものも伝わらない。そこは大事にしていきたいのです。人の話を聞いて理解することは、読んで理解するより難しい。われわれ教員が培ってきた『トークとチョークの伝統芸』を大切に、最新の機器も併用していきたい」

 ICT化を進めながら、人間力も育てていく。常翔啓光学園中学校・高等学校の今後が楽しみである。

 
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