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中学・高校受験:学びネット

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東海大学付属大阪仰星高等学校 中等部

 
  中学2年生が臨んだマレーシア海外研修
自分から動ける生徒を育てる独自の教育
 野球やラグビーなどのクラブ活動の活躍、国公立大学をはじめとする進学実績など「真の文武両道」を実現することで受験生・保護者から高い支持を受ける東海大学付属大阪仰星高等学校中等部。高等学校は、今年の入学生の9割が専願生で、専願率の高さは大阪府内のトップ。中等部では、ICT設備の充実やグローバル教育の取り組みなどで、より生徒や保護者に選ばれる学校を目指している。今年からは、中学2年生の北海道研修旅行をマレーシア海外研修旅行に変更。新しい取り組みで生徒が何を感じ、今後の学習にどのように影響しているかなどを聞いた。

校 長: 揚村 洋一郎
住 所: 〒573-0018
大阪府枚方市桜丘町60-1
電 話: 072-849-7211
交 通: 京阪本線「枚方市」駅
JR学研都市線「河内磐船」駅より
京阪交野線に乗換え「村野」駅下車徒歩10分
スクールバス 奈良方面は近鉄学園前~
登美ヶ丘~白庭台~田原台~学校
生徒数: 269名(中等部)
1,132名(高等学校)
ホームページ: http://www.tokai.ed.jp/gyosei/

 

クラブ活動だけではない熱望される魅力
親子・兄弟で仰星出身の生徒が20%

 今年の中等部入学生90人の内、約9割がA日程で受験するなど、専願率の高さが伺える東海大学付属大阪仰星高等学校中等部。「中等部は昨年、野球・サッカー・ラグビー部が大阪大会で優勝、メディアの露出も高く本校を熱望してくれた生徒が多かったのでしょう」と、生徒募集対策室長でありサッカー部のコーチでもある渡邊紀尚先生。さらに、「きっかけがクラブだったとしても実際に入学すると、クラブだけではない本校の良さを理解してくれるようで、兄弟姉妹での入学や口コミで受験する生徒が多い」とも。

 高校は創立40周年を迎え、卒業生が保護者となるなど、家族・親族のだれかが仰星出身という生徒が約20%を占めている。「中身を知って選んでくれているのがうれしい」と渡邊先生は満足そうだ。

宗教や出自が多文化な環境を体験
身振り手振り交えコミュニケート

 中等部が力を入れているのがグローバル教育の充実だ。今年から、中学2年生全員が参加するマレーシア海外研修旅行がスタート。

 「これまでは、1年生は静岡県の三保、2年生は北海道、3年生はハワイの研修旅行を実施していました。ハワイでは、オールイングリッシュで授業を受けるなど、かなりハイレベルな内容が予定されています。そこで、ハワイ研修前に海外の経験を積んでおいた方が良いのでは、と決めたのがマレーシアです」

 今回の研修は3泊5日の行程で、伝統的なマレーの生活を営む農村でのホームヴィジットや作業体験、ヒンドゥー教の聖地訪問、伝統産業である錫製品の博物館見学とものづくり体験、さらに現地の大学生との市内見学や現地のインターナショナルスクールとの学校交流など、びっしりのプログラムが組まれていた。

 「マレーシアを選んだのは、宗教も人々の出自も実に多文化な国だからです。いろいろなバックボーンを持つ人がいる環境を体験してもらうことが一番の狙いでした。中学生では、まだ英語でコミュニケーションをとることが難しい。ましてや、農村では必ずしも英語が達者な人ばかりではありません。そんな中で、身振り手振りを交えて、いかに自分の気持ちを相手に伝えるか、よい経験ができたと思います」

 現地の中学生との交流では、お互いの国の伝統的な文化や遊びを伝えあったり、スポーツをしたりと楽しい時間を過ごした

 「日本では、まだまだ海外の人と交流する機会が多くはありません。また、生徒の多くはどうしても受け身になりがちで、自分から積極的に自己主張をすることが苦手です。生徒たちには、今回は失敗をしに行こうと話していました。この経験が、1年後のハワイ研修に生きると良いと思っています」

 帰国後の生徒たちは、少しでも海外の人とコミュニケーションをとれたことへの満足感と同時に、もっと英語力を身に着けようと励んでいる生徒も多いとか。

 「マレーシア研修の影響か、9月に1ヵ月カナダに留学した生徒もいます。英語の学習や海外の文化を知ることの必然を感じるとともに、自分たちの国である日本のことを、きちんと勉強して自分の考えを自分の言葉で話せるように勉強しようと言う生徒もいました」

 9月の文化祭では、一人ひとりがマレーシア研修の結果をレポートにまとめ展示発表が行われた。

全校生徒が1人1台iPadを所有
ICT環境の充実で効率のよい授業を

揚村 洋一郎 校長

生徒募集対策室長
渡邊 紀尚 先生

 中等部では、全生徒が毎日クラブ活動に参加できるように授業時間の削減に踏み切ったが、授業のクオリティーを下げないために、ひと役買っているのがICT設備の導入だ。

 同校では、生徒全員が1 人1 台iPadを所有している。ネットワークでつなぎ、生徒のiPadに問題を流すことで、プリントの配布や回収する時間が短縮される。生徒は自分が知りたいことをすぐに検索できるので、積極的に調べ学習に取り組め、その成果をiPadに記録する。新しい大学入試では出願時にポートフォリオを提出させる学校が増えているため、高校時代に何に取り組んだか、自ら学びに向かう姿勢や工夫などが詳細に残せることで、大学側に充実した自己調査書が提出できる。

 「iPadは6年前から導入していて、メリットの方が大きいと思っています。生徒は自分なりの使い方を考えています。ICTの環境が当たり前の時代に生きていく生徒たちには、こういう経験が早くからできるのは良いことです」

 大阪仰星の中高一貫教育では、英数特進コース・総合進学コースを設置、中学受験時にコースを選択する。以前の英数特進は授業時間の関係でクラブ活動に出られない日があり、定員割れを起こすこともあった。現在は、クラブ活動にも打ち込める環境であり、受験者数は伸びている。

 「授業時間の削減は思い切った決断でしたが、活力のある子が英数特進コースに増えました。クラブ活動で身体と精神を鍛えておけば、受験勉強にも打ち勝つことができます。実際に、大学受験に合格する生徒の約90%はクラブ活動に参加しています。思想を培え、体躯を養え、知能を磨け、希望を星につなげという創立者の言葉を受け継ぎ、学力も体力も養っていきます」と渡邊先生は話す。

高校の学習指導要領改訂に合わせ
中学も新たなカリキュラムを計画中

 中等部の進化はまだ続く。高校の学習指導要領の改訂に合わせて、中学校も動き始めている。

 「どんな形になるかは、まだ具体的に話せませんが、高校のカリキュラムに合わせて中学でどこまで学習すればいいのかを考えています。大学進学はもちろん大切ですが、大学合格は人生における通過点です。その先、社会に出てどう生きていくのかを指導するのが中高時代。数年先も読めない不透明な現代、グローバル化が進み、さまざまな価値観を持つ人と一緒に働く時代。これまでの教育では受け身だった生徒を、自分自身でアクションを起こせる生徒に育てたい。力強く人生を歩んでいけるように、この6年間で私たちにできることは何かを考えています。〝リボーン〞というか、つくり直すイメージです」

 来春には、何らかの発表がある同校に今から期待が高まる。

 
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