中学・高校受験:学びネット

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開明中学校・高等学校

 
  学年の6割が国公立大で学ぶ
挑戦し続ける開明の取り組みに焦点を
 100周年事業の一環として建設された新キャンパスは5年が経ち、最新の設備が整ったことで生徒たちの学びはさらに充実したものになっている。「開明」の特徴は生徒全員が国公立大を目指す中高一貫校であり、近年では60%を推移する合格率を誇っている。そのため中学の受験者数は1000名を超える人気ぶりだ。振り返って見れば本校の転換期は平成3年の中学開設から。国公立大対応のシステムをつくり、平成13年の共学でグレードアップ。今や学年の6割が国公立大で学んでいるという数字を弾き出している。

校 長: 早坂 元実
住 所: 〒536-0006大阪市城東区野江1-9-9
電 話: 06-6932-4461
交 通: JR・京阪「京橋」駅より徒歩8分
京阪「野江」・JRおおさか東線「JR野江」より徒歩12分
地下鉄谷町線「野江内代」駅より徒歩12分
地下鉄長堀鶴見緑地線「蒲生四丁目」駅より徒歩12分
生徒数: 767名(中学校)
836名(高等学校)
ホームページ: http://kaimei.ed.jp

 

中学入学者は女子が増加
男女の比率が同等に

 若葉がみずみずしい5月の半ば、記者は開明中学校・高等学校を訪れた。最寄り駅から8分ほど歩くと8階建てのキャンパスが姿を現す。圧倒される思いで眺めていると、2階のエントランスにつながる大階段から生徒たちが降りてきた。中1生だろうか、まだ幼さの残る男子生徒たちがテストの話題で盛り上がっていた。今は中間テスト期間の真っ只中だ。

 今年の中学受験の結果は出願者1234名、受験者1000名弱、入学者257名と好調だ。今回初めて男女の数が同じであったことには注目したい。

 「受験者は男子が多かったのですが、そういう中での結果です。偶然でしょうが、入学者の男女比率が同じというのは初めてですね」と早坂元実校長はうれしそうに話す。これまでの入学者は男子が幾分多く、同等になった要因を聞くと「国公立指向の保護者や女子の生徒さんが本校を選択してくれたと思います」。中でも、中高の6年間で進学目標をどのように実現しているか、学校生活をどのように過ごしているのか等の教育活動を見ての結果だともいう。

 受験までには授業見学会や学校説明会に多くの受験生・保護者が参加している。もちろん「この学校なら預けてみよう。学びたい」と間違いのない選択をするためのリピーターも多い。

 「大学付属ではありませんから、6年間を過ごして、それぞれの進路を実現する。そのために進路目標をしっかりと決めて努力する。これが大事なんです」

 あらゆる進路が本校では開かれているため、生徒たちは自分の可能性を大きく広げて飛躍しているという。

 実際、過去5年間の国公立大の合格率は、60%(現浪込)前後を推移しており、一番高いときで78%と驚異的な数字をあげている。さらに今年度は京都大学に20名、阪大・神大でも多くの合格者を輩出するなど国公立大学への進学校として成長・進化しているのだ。

合格を勝ち取るための
独自の教育システム

 本校は基本1学年6クラス240名の生徒が在籍しており、先の国公立大合格率60%ということは、学年の生徒の6割が国公立大で学んでいるということだ。

 「どのクラスからも国公立大合格が出て初めて60%、70%の合格率が出ます。生徒たちは頑張ったと思います。我々は、いつも生徒たちに、彼らが持っている可能性の大きさを教えられています。大変な努力ですよ」と早坂校長は生徒を称える。

 合格を勝ち取るための教育システムには本校独自のものがつくられており、各学年クラス全員が国公立型のカリキュラムで学んでいる。一人ひとりの夢を育む6年一貫教育には、東大・京大・国公立大医学部医学科の進学を目指す「スーパー理数コース」(S理数)と難関国公立や難関私大、医歯薬系大の進学を目指す「理数コース」がある。

 「中学に入学するとS理数と理数の教材を揃えて指導していきますから、大きな指導の変化はありません。中1から高1までは共通のカリキュラムで学び、高2で文系・理系の選択をします。理数で入学した生徒でも中3と高1の進級時に成績によっては転コースを可能にしています」

 2020年の高大接続改革にも対応している。英語では「聞く」「読む」「話す」「書く」といった4技能を生徒にいかに身に付けてもらうか、英会話などの行事を絡めたやり方を工夫しているという。例えば、中1の京都への郊外学習では、外国人観光客に「英語で突撃インタビュー」という生徒が興味を持つような企画を実施。

 「学校で勉強した自分たちの英語が通じるか、楽しんでやっていますよ。これからは英語を使っての学習や研究なんかは当たり前になるでしょう。できるだけ英語に関わる機会をつくって、4技能習得の下地をつくってやりたいと思っています」

学びが広がる多くの行事
保護者や卒業生も応援団に

早坂 元実 校長

 教科指導とも結びついている多くの行事は、併せて大学にも結びついていると早坂校長は言う。そこには卒業生、保護者らが応援団のように関わり、生徒たちを一緒に育てているとも話す。

 その一つが、8月の後半に開催される高1対象の"開明大学"だ。OB・OGが50人ほど集まり、大学の学びを紹介するといったもの。運営はすべてOBたちで、企画から準備まで行っている。工学部や理学部、医学部など10講座が実施され、生徒たちは聞きたいと思う講座を選ぶ。「ある程度、生徒は大学でどういう勉強をしたいか、どういう職業につきたいかなど、イメージを持って先輩の話を聞きます。具体的な大学の学部までつながるように先輩たちは話してくれます」

 そのほか、理科実習、文化祭、弁論大会、プレゼン大会、著名人による講演会など、枚挙に暇がない。プレゼン大会では、自分たちで楽しく発表しようとかなりの工夫をしているという。早坂校長が見学をしたのは「水の上を歩ける仕掛けをつくり、どこまで歩けるか?」といった実験だ。「なかなか楽しかったですよ」。各教室にプロジェクターが設置されたことで、いろいろな調べ学習も効果的に発表できるため生徒の視野も多いに広がった。

 パンフレットに大きく掲載されているのは、本校ならではの行事である「夜間歩行」。満天の星空のもと、43キロを仲間とともに歩く中3の卒業行事だ。歩き切って高校に進むという意味も含まれているという。生徒にとっては貴重な体験であるが、かたや保護者にとっても子どもたちの成長を間近に見られる良い機会となっている。

 参加した保護者のコメントは「22時30分頃、薄暗い灯りの中に、ヘトヘトに疲れながらも笑みがこぼれる子どもたちの姿がありました。ホッとするのもつかの間、豚汁とおにぎりを配布。女の子たちが、今まで食べた豚汁の中で一番おいしかった、と言ってくれたときは本当に嬉しくて保護者の方全員に伝えて回りたかった」と子どもたちと感動を共有した内容だった。

 行事を教育の場として位置づけ、仲間と協力した研究発表や頑張る経験、視野を広げる問題意識の調べ学習など、行事の中には多くの学びが盛り込まれている。

 「学びの土台になるところの物を生徒たちは見つけてくれていると思います。そういう中で興味関心を広げて、自分が進むべき道を選択する力を養ってくれれば良いなと思っています」

 本校に奉職して40年の早坂校長の言葉には重みと温かみを感じた。

 
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