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中学・高校受験:学びネット

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大谷中学校・高等学校

 
  難関国公立大への合格者も数多い伝統の女子校
2019年、高等学校に3か年課程を新設
1909年(明治42年)、南御堂の一角に開校した大谷中学校・高等学校。その後、阿倍野に学 び舎を移し、一世紀を超える歴史を紡いできた伝統の女子校である。「朝に礼拝 夕に感謝」を 校訓に、社会に貢献する女性の育成を行なってきた。来年は創立110周年を迎える。これまで大 阪府下唯一の中高完全一貫女子校として、難関国公立大や医学部医学科へ多数の合格者を出して きたが、次年度から高等学校に3か年課程を新設し、高校入試を始めることになった。大きな改革 を行なう理由は何なのか。就任2年目を迎えた堀川義博校長にうかがった。

校 長: 堀川 義博
住 所: 〒545-0041 大阪市阿倍野区共立通2-8-4
電 話: 06-6661-0385
交 通: 各線「天王寺」駅より徒歩17分
地下鉄「阿倍野」駅より徒歩8分
南海「天下茶屋」駅より徒歩15分
市バス「阿倍野筋5丁目」より徒歩5分
生徒数: 595名(中学校)
690名(高等学校)
ホームページ: https://www.osk-ohtani.ed.jp/

 

これからの時代に必須の女性力を育成
高校3か年課程には2コースを設置

 「志望者を増やしたいから高校入試 を始めると思われるかもしれませんが、 生徒募集のためでは絶対にありませ ん」と取材の冒頭、堀川義博校長はき っぱりと言った。 「近い将来、日本では労働力が大きく 不足すると推測されています。誰がそ れを補填するのか。AIやロボット、 シニア層、外国人労働者という議論が ありますが、女性こそが補うというデ ータがあるんです。ということは、今 まで以上に女性の力が必要になります。 そういう状況を考慮して、より多くの 社会に貢献できる女性を育むために、 高校からの門戸を開くことにしまし た」

 新設されるのは、従来の6年一貫課 程とは別の、「プレミアム文理」「アド バンス文理」という3か年課程の2つ のコース。授業には独自のカリキュラ ムを採用し、募集人員は各4 0名である。

 プレミアム文理コースは、難関国公 立大や医学部医学科、各種医療系を目 指す生徒を、アドバンス文理コースは、 国公立大や難関私大を目指す生徒を対 象としている。両コースとも2年次か ら理系・文系に分かれ、志望に応じた 受験指導を行なっていく。入試は英数 国理社5教科の学科試験を実施。英語 では、英検、T O E F L i B T、 IELTSといった資格を有する生徒 には、スコアと学科試験の点数のうち、 高い方を合否判定に使用する方針だ。 また、帰国子女入試も行なう予定であ る。

 3か年課程の新設に伴い、高校の制 服も一新する。同校は長らくセーラー 服を着用しており、その可愛らしさが 評判だったが、次年度よりスーツスタ イルを採用する。(中学校はセーラー服 を継続)

 「創立者の左藤了秀は、『次世代の命 を育む女性にこそ高い教養と豊かな魂 を』と110年前の開校に際して教育 理念を掲げました。当時はまだ男尊女 卑の気風が色濃く残っていた時代です が、この言葉はまさに2 1世紀型の教育 を先取りしていると思います。女性は 輪の中を大切に守ろうとする特性を持 っています。これは母性からくるもの だと思うのですが、この特性は調整能 力という才能です。人の心を読み取り、 互いに助け合って他者を思いやる力で す。そんな力を持つ女性こそ、これか らの社会が必要としているはずです」

国公立大の医学科へ多数の合格者
グローバルマインドを育むコースも

堀川 義博 校長

 従来の中高6年一貫課程には、3つ のコースがある。まず、医歯薬看護系、 難関国公立大への進学を目指す「医 進」。大学の医学部、薬学部の教授に よる特別講義を始め、大学の医学科見 学会を行なうなど、医学部への進学を 多方面でバックアップ。昨年度は徳島 大、島根大、滋賀医科大など医学部医 学科に1 0名が合格。大阪大を始めとす る歯学部へも5名が進学。獣医学部、 看護、検査技師、理学療法士を養成す る大学への合格者を多数輩出している。

 「特進」は難関国公立大、私大への 進学を目指すコース。高2から文系理 系に分かれた選択科目が多く、生徒の 目標に応じた指導を行なっている。中 でも「特文クラス」は東大、京大など の最難関大を志望する生徒が集まって おり、センター試験対策だけでなく、 二次の記述式試験にも対 応できる論述力の養成を 行なっている。伝統的に 理系が強く、昨年、化学 室を新装して大学の研究 室に劣らない設備を整え た。また、古文では独自 に編集した教材を使用し ているのも特徴だ。

 2015年に設置され た「凛花」は、国際教育 を発展させたいという理念を掲げ、グ ローバル人材の育成、英語力の強化を 進めている。生徒全員がiPadを活 用し、中1からオールイングリッシュ 授業を実施。英語暗誦大会、起業体験、 模擬国連など多彩な活動を行う。海外 への修学旅行のほか、希望者には、姉 妹校や留学提携校への1年、3ヵ月の 留学制度も用意されている。

 「凛花コースでは国際社会で通用す るマインドを育みたいと考えています。 そのためには自国の文化を身につける ことも大切です。茶道や華道といった 和の文化を学びつつ、一方でプレゼン テーションやPBLといった問題解決 型学習を重視しています」

難関の〝世界適塾入試〟合格者5名
宇宙飛行士を目指す生徒も

 昨年度の大学合格実績を見ると、京 都大1名、大阪大8名、神戸大3名な ど、3コース合わせて計4 7名が国公立 大に合格している。 中でも大阪大の世界 適塾入試(推薦・ AO入試)には5名 が現役で合格。この 数字は全国の私学で 1位である。その他、 京都大医学部、東北 大へも推薦・AO入 試で合格している。

 また、早稲田大、 上智大など関東の難関私大へも多数が 進学。関関同立には9 0名以上が現役で 合格している。

 「JAXAの『一日宇宙記者体験』 の選考に残った生徒がいます。全国で わずか4名という狭き門ですが、彼女 は『こども科学教室』の講師を務め、 金星の大気圧といったテーマで世界的 な科学コンテストへの出場も果たして います。そういう体験を通して、将来 は宇宙飛行士を目指したいと、航空工 学を学ぶために東北大へ進学しました。 中高6年間で自分の進むべき道を見つ けたんです。宇宙飛行士になるのは夢 ではなく目標になりましたと嬉しそう に話してくれました。私も本当に将来 が楽しみです」

 教育環境を整備するために、グラン ドを人工芝に張り替える予定だ。また、 隣接した場所には天然芝を植えて、生 徒が交流できる憩いの空間「恵の杜」 も造成する。両計画とも来年3月に完 成する予定だ。

 来春から新たなスタートを切る大谷 中高。長らく紡いできた校史をどう展 開していくのか、楽しみである。

 
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