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中学・高校受験:学びネット

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大阪女学院中学校・高等学校

 
  一人ひとりが備え持つ特性を
社会貢献できる力へと育む中高一貫の進路指導
キリスト教を基盤に、真に自立し社会に貢献できる女性の育成をめざす大阪女学院中学校・高等学校。多くの卒業生が医療や教育、マスコミなど幅広い分野で活躍している。進路指導は、教科学習や多彩な学校行事と連動してきめ細かくカリキュラムを編成し、中学入学時より段階的に進められる。中高の6年間をかけて生徒たちは、「幸福とは何か」を問い、生き方について考え、自分の「賜」を活かす進路を見いだしていく。

校 長: 長谷川 洋一
住 所: 〒540-0004 大阪市中央区玉造2-26-54
電 話: 06-6761-4113(高等学校)
06-6761-4451(中学校)
交 通: JR環状線「玉造」駅より徒歩8分/地下鉄長堀鶴見緑地線「玉造」駅より徒歩3分/地下鉄中央線「森ノ宮」駅より徒歩10分/大阪市バス幹線85系統「玉造2丁目」下車すぐ
学生数: 中学校 564名
高等学校 922名 (2014.7.1現在)
ホームページ: http://www.osaka-jogakuin.ed.jp/

 

誰もが持つ
「強み」を見つけて育てる

 大阪女学院の朝は礼拝で始まる。生徒たちは聖書を読み、語られる言葉に耳を傾ける。ミッションスクールとして130年の伝統を誇る同校は、同時に大阪府内有数の女子進学校でもある。今年は京大や阪大など国公立大学に49名が合格。難関私大合格者も数多い。進学先は関西圏はもとより北海道から関東、さらに海外へと広範囲にわたる。

 「偏差値ではなく、本人の希望で大学を選ぶため、進学先はさまざまです」と廣田雅司進路指導部長。

 進路指導は、中学入学時より段階を踏んで行う。新入生には、まず同校オリジナルの「OJ Diary」の使用法を指導する。生徒は日付欄に提出物や課題、自分の予定を書き込み、自分でスケジュールを管理する。自立への第一歩だ。

 次に「生徒保護者対象説明会」を開き、6年間の進路指導の流れを説明する。そのとき廣田進路指導部長は、重要なポイントとして「強み」の話をする。これは「ポジティブ心理学の祖父」と呼ばれる米ギャラップ社の元会長ドナルド・クリフトンの著書『さあ、才能に目覚めよう』による。ギャラップ社は世界各国200万人へのインタビュー調査から、人間の強み(才能)には34種類あり、「誰もが必ず5つは持っている」ことを導きだした。

 「例えば、欠点と思われる『内向的』性格も才能になり得ます」と廣田進路指導部長。

 また「マタイによる福音書25章」のタラントン(talanton)の喩えを紹介する。タラントンとはお金の単位で、1タラントンは約一生涯の賃金に相当する。ある日、主人が3人の僕にそれぞれ5タラントン、2タラントン、1タラントンを預けて旅に出る。しばらくして帰ってくると、5タラントンと2タラントンを預けた僕は、自分の才覚で財産を倍にしていた。しかし、1タラントンの僕は、ご主人様は厳しい方だから、タラントンを大事に地中に隠しておいたと報告。主人の怒りをかって追放された。
「すべての人に充分な才能が与えられています。神から賜った才能を埋もれさせることなく、社会に貢献する力にすることが本校の進路指導です」。

卒業生から職業を学ぶ

 中学2年時に進路説明会を開き、「職業アンケート」を実施。その結果を基に、キャリアガイダンスを開催する。昨年は12分野で活躍中の卒業生が講演した。医師、弁護士、建築士、通訳、パティシエ等々、職種は多種多彩だ。さらに、宇宙飛行士希望者が5人いたため、JAXAにも講演を依頼した。生徒は関心のある職業の講演を聴き、大いに刺激を受けたという。

 2年生から3年生に進級する際には高校での学科・コースの説明会があり、高校を卒業したばかりの先輩たちが、学科・コースごとに体験談を語る。また、外部講師を招いて、「今後社会で必要とされる力」をテーマに講演を行う。

 「海外と繋がる力、チームで仕事する力などは勉強だけでは身に付きません。学校行事やクラブ活動に全力で取り組む本校の教育方針が、将来の力に繋がっていきます」。

 中学から高校1年、2年と学年が上がり、生徒の方向性が定まってくるようになると、進路ガイダンスの機会も種類も増えていく。大学教授を招いての学問分野別講演会、高大連携イベント、学校別説明会等々。学校別説明会には阪大や神大、上智、早稲田など錚錚たる大学が約50校参加する。

 もちろん学習状況や英語力のチェックも怠らない。中学ではベネッセの「学力推移調査」、高校では同社の「スタディサポート」を導入。英語力はGTECとTOEICを受検。さらに今年からは新たに開発された‘GTEC CBT’受検を生徒に勧めている。

 高校3年になると、いよいよ本格的な受験対策がスタート。必要に応じて大学別講座を開設し、センター試験予行も実施する。

 推薦入学には通常の指定校推薦とは別に、関西学院大と同志社女子大、神戸薬科大に協定校推薦枠がある。

 系列の大阪女学院大学・短期大学に進学する生徒もいる。短大には4年制大学への編入学サポートがあり、国公立大学に編入した生徒もいる。

 教科の学習や毎朝の礼拝、多彩な学校行事、クラブ活動を通じて、自分の特性を磨いてきた生徒たちは、次のステップに踏み出していく。

 廣田進路指導部長は、「人生の浮き沈みに直面したとき、必要なのは財産や地位など外的条件ではありません。幸せと思える力、価値観です。生き方の基盤となる進路指導をしていきたい」と語る。

2013年度卒業生(2014年3月卒業)渡邉 咲耶子さん
大阪大学 理学部 生物科学科入学

 6年間の学校生活で印象に残っていることは、先生方が親身になって相談を聞いてくださることと、こちらにやる気があって、やりたいことがあれば、真摯に手伝って下さるということです。

 物理や化学の授業で習った事を使って、日常生活で目にする現象を自分で説明できることに気が付いた時は、とても驚きましたし、心底面白いと思いました。自分が持つ知識で「こうだろうか?」と推測し、化学や物理の先生と、その内容について議論する事も楽しかったです。

 卒業後の進路選択において、この大学の学部を決めたきっかけは、高校での進路指導室から紹介してもらった「高大連携イベント」に参加した事です。いくつかのプログラムの中で、私は高校1年生の秋に、大阪大学で「SAP」という高校生向けの科学に関するイベントに参加し、その体験から将来は理論を追及する方面に進みたいと思い、理学部に行くと決めました。

 学習面以外の学校生活では、キリスト教を基盤としている学校なので、様々なボランティア活動が盛んに行われており、その面からも影響を受けたことがあげられます。普段、聞くことの出来ない活動のお話を聞き、また接する機会があったことは、とても貴重で大切な体験だったと思います。それらのことも、これからの自分の将来につながっていくことと思っています。

※SAP…大阪大学理学部が実施しているプログラム「高最先端の物理を高校生にSaturday Afternoon Physics」の略

 
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