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中学・高校受験:学びネット

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東洋大学附属姫路中学校(認可申請中)・高等学校

 
  姫路に新風
市内初の男女共学中高一貫教育で
難関国公立大現役合格をめざす
東洋大学附属姫路高校は、今年創立50周年を迎える。全国に名を知られるスポーツ強豪校として、また難関大学進学をめざす進学校として、毎年多くの受験生を集め、姫路の地に深く根を張ってきた。さらに次なる50周年の発展に向けて、2年前にスーパー特進コースを開設し進学面をより強化するなど、学校改革を進めている。来年度には中学校を開校。難関国公立大学への現役合格に照準を合わせた中高一貫教育を開始する。姫路に新しい風を吹き込む中学校誕生に、保護者や教育関係者の期待と関心が集まっている。

校 長: 橋本 俊雄
住 所: 〒671-2201 兵庫県姫路市書写 1699番地
電 話: 079-266-2626(中・高共通)
交 通: JR姫路駅(北口)からバスで約25分(東洋大学姫路高校下車)
学生数: 高等学校 1,143名 (2013.7.1現在)
ホームページ: http://www.toyo.ac.jp/himeji-jh

 

中学校開校に向けて
経験豊富な教師陣が集結

 書写山の麓に位置する東洋大学附属姫路高校の校地面積は、約10万6千u。甲子園球場の約8倍もの広さだ。その一角でいま建設工事が進められているのが、今年7月竣工予定の「50周年記念校舎(仮称)」である。地上5階建て、広々としたエントランスや多目的ロビー、最新設備を整えた特別教室からなるこの新校舎が、中学生の学びの場となる。

 同校が悲願の附属中学校新設を教職員の全員一致で最終決定したのは、2010年の7月末。それ以降、橋本俊雄校長が司令塔を担い開校準備を進めてきた。まず中高一貫校の実際を知るために、教員と手分けして全国各地の有力私学26校を訪問した。そのなかで見えてきたのは、「やはり『教育は人なり』ということに尽きます」と橋本校長は語る。

 有能な人材獲得を最優先課題として取り組んだ結果、中学開設準備室にキャリア豊富なベテラン教師陣が集結した。「いずれも中学校で校長、副校長や主幹教諭、教務部長、学年主任などを務めた実績充分な先生方です」。

 さらに、高校にも新しい人材が入ってきている。そのなかの数学担当教諭は、高校入学時に偏差値が50前後だった生徒たちを、3年間で東大や京大レベルにまで引き上げてきた実績の持ち主だ。

 「外部からの『新しい血』が、本校の教師陣を啓発して授業力を高め、活性化させてくれます」。橋本校長の期待は大きい。それもそのはず、今回参画したメンバーは、橋本校長の熱意に賛同し、「姫路の教育に新しい歴史を刻みたい」という意気込みにあふれている。

目標レベル到達まで徹底指導

 中学校の募集定員は60名。1クラス30名の少人数体制である。高校進学後も他コースとは合流せず、独自の一貫教育システムにより「確かな学力」と「豊かな人間力」を育む。

 学力を伸ばすために週6日制で1週37時間の授業時間を確保。主要教科は公立の約1.3倍、英国数に関しては約1.5倍の時間数を設定している。授業は学力に応じた習熟度別編成で行う。理解が不十分な生徒には、放課後などに教科担当が分かるまで指導し、目標レベル到達を確かなものとする。さらに長期休業中の補習授業により、それぞれの弱点克服をサポートするなど、生徒の学力を大きく伸長させるための徹底した指導体制を整えている。そのうえで高校2年までに高校の学習内容を終了し、高校3年では大学入試対策に本格的に取り組む。

 難関国公立大学への現役合格を勝ち取るためには、授業を受けるだけではなく自ら意欲的に学ばなければならない。

 橋本校長は、「自学自習を習慣づけることに重点を置いています」と話す。

 実際に高校のスーパー特進コースでは、毎朝8時から1時間目が始まるまで生徒たちが自習に励んでいる。中学でも、生徒が自ら課題を見つけ、調べて考える機会を豊富に設けることで、主体的に学ぶ姿勢を育てていく考えだ。また、パソコンを使った自学自習システム「すらら」を導入し、生徒一人ひとりが学力を十分に伸ばせるよう配慮している。

「キャリア・フロンティア」プロジェクトが
豊かな人間力を育む

 同校では、難関国公立大学合格をめざすだけでなく、「豊かな人間力」の育成を重要な課題として位置づけている。その核となるのが、「諸学の基礎は哲学にあり」という東洋大学の建学の精神に基づいた「キャリア・フロンティア」プロジェクトだ。この教育プログラムは、これまでのスーパー特進コースが人として大きく成長してきた2年間の取り組みを通じて開発されたもの。

 「ここでいう哲学とは、物事の本質に向かって深く考える力のことです」と橋本校長。

 この力を、「書く」作業を通して培うという。「書く」ことにより、聴く力・考える力・データをまとめる力・そのデータから何かを発見する力・人に伝える力を育成する。同時に、与えられた課題を単に消化するのではなく、自ら課題を見つけ、調べ、考え、計画し、実行できる段取力を培う。さらに、発表や討論などを通して生徒の視野を大きく広げ、コミュニケーション能力を高めていく。

 すでに昨年8月、スーパー特進コースの2年生が2泊3日の日程で群馬県にある東洋大学生命科学部の研究施設を訪れ、発酵をテーマとした課題研究に取り組んだ。

 また今年3月には、東洋大学の創立125周年記念国際シンポジウムに生徒代表4名が参加した。使用言語が英語であることや、専門的な内容の難解さに素直に驚き、目標に向かって気持ちを新たにしたという。

 ディベートにも力を入れる。高校においても毎年12月に講師を招いて実践的な講習を行っているが、中学ではディベート甲子園の全国大会出場をめざして、取り組みをさらに強化する。

 橋本校長は、「難関国公立大学現役合格を目指すだけではなく、大学入学後や社会人になってから力が発揮できる教育を目指す」と話す。そのためには、まず教える側が自ら成長を遂げていく必要がある。変わろうとしない人間の言葉は子どもに伝わらないからだ。

 中学校新設決定から3年。手探りの状態からスタートし、情報を収集しながら、自分自身をバージョンアップさせ、開校準備を進めてきた橋本校長は、自信を持って「生徒と教職員がともに成長し続け、常に進化し続ける学校をめざし、保護者や地域の期待に応えることを約束します」と言い切る。

学校説明会
7/7(日)・8/3(土)
児童・保護者対象 10:00〜(9:30受付開始)

オープンスクール・新校舎見学会
8/31(土)
児童・保護者対象 10:00〜(9:30受付開始)

学校見学会(新校舎)および説明会
第1回9/21(土)・11/24(日)
児童・保護者対象 10:00〜(9:30開始)

プレテスト(国語・算数・理科)
11/2(土)
児童対象 9:30〜(9:00受付開始)

※いずれも本校にて開催

 
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