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中学・高校受験:学びネット

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大阪国際大和田中学校・高等学校

 
  中高6年の「特進一貫コース」で国公立大学を目指す
 
大阪国際大和田中学校・高等学校は、JR大阪駅から30分、京阪沿線にあるアクセスの良い学校である。女子校から共学校へ変革して今年で3年目、中学・高等学校の全学年が共学となった。
来年度からはより進学指導を望む声に応え、中学では特進一貫コース、高校では理数コースを新設し、生徒の進路に沿う指導をきめ細かく行っている。

校 長: 奥田 三郎
住 所: 〒570-8555 大阪府守口市藤田町6丁目21番57号
電 話: 06-6904-1118(代)
交 通: 京阪本線「大和田」駅または「萱島」駅より徒歩8分
学生数: 中学校  156名
高等学校 761名 (2004.9.1現在)
ホームページ: http://www.owada-h.oiu.ed.jp

 

2つのコースで伸ばす中学校

大阪国際大和田中学校は、その校名の通り、「GLOBAL MIND(グローバルマインド)を教育精神とし、「豊かな人間性と知性をはぐくみ、創造力と行動力をもって、国際社会に貢献しうる人材を育成する」という教学理念で教育にあたっている。
進路に沿ってコース制を設け、多彩な行事で楽しいスクールライフが送れるよう配慮されている。
中学校では、「国際コース」と「特進一貫コース」の2コースを設定、独自のプログラムで基礎学力を養成する。
「国際コース」は、英語に重点を置いたカリキュラムで、英検準2級を目標に、徹底したオーラルコミュニケーションの能力を養成する。3年次の春休みにはオーストラリアの姉妹校を訪問し、交歓授業に参加する。逆に毎年オーストラリアの姉妹校から生徒が来校し、同校の生徒宅にホームステイをしながら交歓授業を行い、交流を深めている。
一方、「特進一貫コース」は、来年度よりこれまでの「英数コース」を改め、高校進学時には外部生は入れず、少人数制で効率的な6年一貫教育に特化するコースだ。進路は国公立大学および難関私立大学である。このコースでも春休みに、オーストラリアの姉妹校訪問がある。
  同校は第2土曜日以外は平常授業を行い、どちらのコースも授業時間数は来年度より3時間増やし、38時間とする。コースは2年次になる前に変更することも可能だ。
また、「国際コース」は高校に進学した時点でも高校の他のコースに変更は可能だが、「特進一貫コース」は、変更は中学2年次に進級するときのみである。
「中学からの内部生は、6年間でかなり成果が上がっているにもかかわらず、高校で外部生と別クラスにしなかったため、外からはそれが見えにくいとのご指摘もありました。また国公立大学などの進学希望も増えてきたので、来年度からはっきりとコースを設け、打ち出すことにしたのです」と一貫主任の鹿島秀樹先生は話す。
今年度早くも現中学3年生で、「一貫クラス」を作り、上位7名の生徒を主要5教科において完全に別クラス展開で指導しているが、実力テストで偏差値73を採るなど、前例のない伸びと成績を上げている。
しかも素直で性格のよい生徒ばかりなので、他校での指導経験をもつ講師たちはみんな驚くという。

どの生徒もきめ細かく指導

中学生では、まだ6年後の進路についてはっきりした考えを持っている生徒は少ないため、動機付けや学習指導にはかなり工夫がいる。また中には、家庭学習の習慣が身についていなかったり、小学生のときにするべき学習が抜けている場合もある。教員は親近感がわくよう20〜30代の若い教員が選ばれ、きめ細かくわかるまで指導している。
「有名進学校などでは下位の生徒は切り捨てられてしまうというようなことを聞いたことがありますが、うちはどの子もしっかり面倒をみます」と鹿島先生は話す。例えば「チャレンジ講習」という補講では、定期試験の下位15%の生徒は強制的に補講に出席させる。そこではOGと教員5〜6名が生徒がわかるまで遅い時には8時ごろまで教えることもある。
「長時間つきあうことで、生徒の意欲が出ます。勉強する習慣を身につけられるかどうか、下位の生徒もそこをクリアできれば、6年後には有名私立大学にもきっと合格できるはずです」と鹿島先生はきっぱり言う。

高等学校は、理数コースを新設

高等学校は従来の「英数コース」、「国際コース」、「教養コース」の3コースに加え、来年度より「理数コース」を新設する。
「英数コース」は国公立大学や難関私立大学を目指すコース、「国際コース」は英語力の伸長を柱に、文科系難関大学を目指すコースである。中学と同じく姉妹校との交流の他、高校2年次に全員がカナダ、ニュージーランド、マレーシア&シンガポールの3つに分かれ、5〜20日間の海外研修旅行に出かけて、生きた英語と国際理解を身につける。
「教養コース」は4年制大学、短期大学、専門学校など幅広い進路に対応したコースで、女子のみのコースだ。
新しく設ける「理数コース」は、昨今の理科系学部の人気を受けてつくられた。国公立大学や難関私立大学への進学を目指し、授業時間数はコースの中で最も多い42時間。
週4日は8時間授業で、終わるのは5時20分。その後特別補講を行う場合もある。
「特進一貫コースの場合は6年間ずっと38時間授業で、先取り学習を行い、ゆとりを持って国公立大学の入試に臨めますが、高校3年間で実力をつけようと思ったら、どうしても時間が多く要ります。細かな学力チェックをはかり、長期休暇中の補講も実施して、高度な問題への対応学力をつけていきます」と河井康宏教頭は語る。
来年度は、共学になって初めての大学進学実績が出る。その3年後には「一貫クラス」や「理数コース」の一期生の実績が出る。一貫クラスの一期生は、今でも大阪大
学に合格できるレベルだという。
「穏和で素直な生徒たちのよさはそのままに、十分指導していきたい」と河井教頭。今後が楽しみな学校である。

 
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