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中学・高校受験:学びネット

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相愛中学校・相愛高等学校

 
  ─相愛の女子教育─
社会でも家庭でも活躍する良き女性を育成
 創立125年。地下鉄本町駅より徒歩1分、大阪の商業地域の中心に位置する相愛中学校相愛高等学校。女子教育を重視し、仏教精神に基づいた『自分が生かされていること、生きることのありがたさを感謝し、慈悲の心を身につける』教育を実践している。
 また、龍谷大学とも教育連携校関係にあり、今まで相愛大学と行っている高大連携のプログラムを拡大。これにより普通の高校ではできない様々な体験が可能になった。そして今年度より、さらなるステップアップを目指し、龍谷大学付属平安中高で校長を務め、共学化や大学付属に尽力した実力者である安井大悟氏を校長に迎えて、「改革元年」と称し新たな一歩を踏み出し始めている。

校 長: 安井 大悟
住 所: 〒541-0053 大阪市中央区本町4-1-23
電 話: 06-6262-0621
交 通: 地下鉄御堂筋線「なんば」駅より4分、同「梅田」駅より5分、地下鉄御堂筋線「本町」駅下車C階段4号出口すぐ。(A階段6号出口から専用通学路があり、雨の日も傘をささずに登校可能)
学生数: 中学校 143名
高等学校 335名 (2013.5.1現在)
ホームページ: http://www.soai.ed.jp/

 

安井校長就任で新風吹き込む
本当のキャリア教育を目指す

 大阪商業地域の中心に位置する本町。その駅から雨でも傘をささずに専用の通学路を抜ければ、約1分で校内に入ることができる場所に相愛中学校・相愛高等学校はある。建学の精神は「當(まさ)に相(あ)い敬愛(きょうあい)すべし」というもので、相愛学園の名前もこの精神により名付けられた。女性らしさを身につけ、自分らしさを叶え、相愛らしさを感じながら成長するその女子教育には強い信頼が寄せられており、偏差値重視で受験校を輪切り状態にする塾や学校の進路指導とは一線を画す相愛を進学先に選択する保護者も少なくない。また、歴史と伝統ある学校故に、地域には自らが卒業生であるという保護者も多く、中には祖母・母・娘の三世代に渡って相愛で学ぶ家庭もあるほどだ。

 その相愛に新校長という新たな風が今年度から吹き込むことになった。就任する安井大悟校長は立命館大学で修士課程を修めた後、定時制高校で幅広い年齢層や働きながら学習する生徒の手助け、京都女子で女子教育、龍谷大学付属平安中高では男子教育から共学への改革の流れを手がけるなど、長年にわたり様々な中高教育に携わってきた教職者。その手腕で実践するのは新たな相愛のキャリア教育だ。

 「自分の将来を決め、その目標達成のための近道を検索し、そこにむかっていくのが現在多くの学校で行われているキャリア教育と呼ばれるものです。しかし、我々の目指すキャリア教育とは、自分が大きく豊かになることを前提として、世の中はどう動いているのかを見極める。そして情報を収集して自分の目で確かめ、自らも情報を発信していく能力をつけることです。これが本当の個人のキャリアをつくる教育です。教員もこのキャリア教育を理解するように意識改革を求めており、就任早々にキャリア教育推進部を新設して、組織で考えていく体制をつくりました」

 そう語る安井校長だが、自分の就任と同時に劇的に相愛が変化するとは思ってはいないと笑顔で語る。ただ、学校が大切にする『もてなしの心』というホスピタリティは重視しており、学内に徹底。教職員だけでなく学校の事務室でもいかんなく発揮されており、学校全体の他者への対応が丁寧で柔らかである。

 「よく教職員が『一丸となる』という表現が用いられますが、それぞれ教員も素晴らしい個性を持っている人間です。そういった人たちが一丸になって、意識を同じくすることは不可能。それよりも、それぞれの個性を際立たせられる教育目標を立て、自分の持ち場に置いて一所懸命に目標達成を目指してもらえれば、それが意識改革につながるのではないでしょうか」

 入学式では人としてどう生きるかを見極められる人間となるように生徒たちに語りかけた安井校長。これからの相愛がどのように変化して行くかが楽しみである。

個性を重視し、目標を達成する
2学科2コース制で広い進学先に対応

 相愛での学びは2学科2コース制。普通科特進コースは少数精鋭のクラス編成で基礎・基本を徹底指導して国公立・難関私立大学受験を目指す。補習講座も多数予定されており、進路実現のために手厚く指導が行われる。実績もあがってきており、府大、教育大学を中心とする国公立大学への合格者を輩出している。普通科進学コースは、個性も意欲の持ち方もそれぞれ大きく異なる生徒が集い、併設校である相愛大学への進学をベースとした指導が行われる。また、他の各大学からも指定校推薦枠が設置されており、個性と可能性を伸ばしながら他方面にも視野を開くことができる幅広い人間育成を実践している。

 相愛の特徴のひとつでもある音楽科は、音楽を学びたいと考える生徒に十分な指導が行える教師陣と設備を誇っている。中学の音楽科進学コースでは通常の音楽以外に「聴音」や「楽典」「コールユーブンゲン」の授業を実施。また、放課後には音楽科進学実技講座で専攻実技やピアノの副科実技の指導を受けられる。無論、校長推薦制度で相愛高校音楽科への進学に対応しており、高校では平均約12時間の専門教科の授業や、大学教授を含む講師陣が指導する多彩な実技専攻などで、相愛大学音楽学部などへの進学を目指す。

 もちろん、女性としての礼儀作法の教育も中学・高校通じて行われているが、さらに放課後にはSoai教養講座を開講。楽器演奏や華道、茶道、英会話といった情操教育の中で自分を磨き、深めることができると生徒たちからも好評だ。また、新たに龍谷大学と教育連携校(建学の精神を共有する宗門関係学校としての高大連携)の締結を実践。相愛大学と行ってきた高大連携がさらに幅広くなり、様々な高大連携のカリキュラムを通じて将来の夢を具体的に思い描くことができるようになった。

 進学実績も年々向上しており、平成24年度入試では関西圏大学からの指定校推薦枠が270名以上に達した。文系学部だけでなく、関西大学などをはじめとする理工系、京都女子大・関西医療大をはじめとする福祉健康医療系などからも推薦枠が出されており、受験生の選択肢がさらに幅広くなっている。

 仏教精神を基に、人間として、知識人として、社会人として、そして良妻賢母として成長することができる相愛中学校相愛高等学校。相愛の今後の女子教育を力強く安井校長は話す。「大阪の商業地域の中心で、実力ある社会人と良妻賢母としての心の豊かさを両立させて活躍する『船場のいとはん』的精神を持つ女性を、多く社会に送り出していきたいですね」

 
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