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中学・高校受験:学びネット

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塾長のためのマンスリースケジュール

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●講習生への接し方

 夏期講習には地区大会を終えて部活動を引退した中3生が集まって来る。加えて今年は、春の入試で公立高校の定員割れが目立ったこともあって、動きが鈍かった新中1生もそれなりに集まって来ると予想される。論語に「近き者よろこびて遠き者来たる」という一節があるが、学習塾は集まってきた子どもたちが満足してくれるかどうかで盛衰が決まる。まずは講習生の満足度をどう高めるかに注力いただきたい。

 満足度を高めるポイントは2つある。1つ目は言うまでもなく「子どもたちの学力の向上」で、学力が身に付いたという実感を持ってもらえるかどうかがカギになる。そのために肝心なのは当然授業だが、授業ではとくに「想起」の部分に力を入れてもらいたい。塾の授業はふつう、@前回の復習↓A今回のテーマ↓B指導者の解説↓C演習↓D今回学んだことの復習↓E(場合によってだが)復習としての宿題、の順序で進められる。これが授業の基本形であって、集団指導であろうが個別指導であろうがこの形は変わらない。この中の「復習」の部分が「想起」である。学習内容を再確認するという意味だが、指導者がどう説明したかをその場の雰囲気をも含めて「思い出す」という意味でこの言葉を使っている。

 ちなみにわたしは、一般的にいって集団指導では「解説」部分が、また個別指導では「演習」部分が過度に多く、「想起」に充てる時間が少なすぎるのではないかと思っている。教育理論は多々あろうが、わたしは基礎的な知識・技能は想起を繰り返すことによって定着し、また思考力・判断力・表現力は指導者がそうした想起を繰り返し行わせる中で発展的に獲得されるものだと考えている。

 ポイントの2つ目は「指導者への好感度の上昇」で、これが高くなると学力も自然に上昇するが、逆に低いままだと学力はなかなか上がらない。このことは皆さんも経験済みのはずで、十二分にお分かりだろう。

 では、好感度を上げるために何をすればよいのか。最低限心がけていただきたいことが2つある。1つは挨拶である。講習生が登塾してきたときと帰宅するとき、必ず指導者の側から相手の目を見て挨拶の言葉をかけてほしい。できるならばついでにハイタッチなどもよいかもしれない。大切なことは子ども一人ひとりに、わたしはあなたを無視していませんよというメッセージを送ることであって、これをキチンと行うかどうかで好感度は大きく変わる。

 もう1つは「褒める」ことである。オベンチャラを言えというのではない。しっかりと子どもを観察して、成長点や努力、小さな行為や行動を褒める。改めて言うまでもなく、ヒトは自分を褒めてくれる人間を「味方」と見做し、人間関係も成立していないのに叱る人間やけなす人間を「敵」と見做すものである。講習生全員に毎時間必ずというのは難しいかもしれないが、講習期間中に少なくとも4、5回は「褒める」を実践してほしい。そうするだけで指導者に対する子どもの好感度は上がる。結果的に塾に対する満足度も上がり、講習後の塾生数も自然に増えてくる。

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