マナビネットオープンスクール2021 ●掲載:塾ジャーナル2021年9月号/取材:塾ジャーナル編集部

面倒見の良い少人数指導と自己肯定感の向上で
生徒の希望進路をかなえる

賢明学院高等学校通信制課程

多くの受検者を輩出しているということで日本英語検定協会より「奨励賞」を受賞


2016年に開校した賢明学院高等学校通信制課程では、1学年約80名、1クラス25名程度という少人数での指導を徹底。進学希望の生徒が多く、昨年の進学率と単位取得率はともに80%、さらに卒業率は90%と高い数字を誇る。中学校の学び直しから大学受験にまで対応し、自己肯定感を高める教育が良い意味で通信制のイメージを覆す。少人数教育、学習サポート、特別活動などについて長瀬達也教頭に話を伺った。


少人数で一人ひとりに手厚く
中学の学び直し、英検指導もきめ細かく対応

JR上野芝駅から徒歩15分。閑静な住宅街を楽しそうに中高生が歩いていく。やがて小高い丘にあらわれるのが賢明学院だ。幼稚園から高等学校までを有するカトリックの伝統校であり、通信制課程は「すべての子どもに教育を」の思いから2016年にスタート。校舎やグラウンド等、すべての施設を全日制と共有し、制服も着用、高校生らしい学校生活を送りながら自分のペースで学べる。

「全日制の生徒は、元々は女子校だったこともあり、落ち着いていてまじめな生徒が多いですね。そういう校風から、通信制教育課程の生徒も同様のタイプの生徒が多いです。校則も全日制同様厳しいですが、だからこそ安心して入学してもらえ、また、みんな目標をもって頑張っています」

通信制教育課程の生徒は1学年約80名で、専任の教員8名のほか全日制の教員も加わり、少人数制を多くの教員で見る手厚い指導を実現している。毎週土曜日のスクーリングは登校が必須だが、水曜日と金曜日は学習サポートを行っており、登校自由。国語・数学・英語の中学レベルからの学び直し、高1レベルの授業、受験対策のクラスと、各人のレベルに合わせた授業を行う。出席は自由だが、各教室とも少人数なので教師がきめ細かく対応している。

英検の対策講座では、5級から2級まで級ごとのクラス編成で実施。少人数のため、細かい指導ができ合格率が非常に高いとのこと。さらに大学受験のための発展的な授業も行っており、小論文対策もしている。


制服と校則もある。「アルバイトは社会とつながることで自己肯定感を高めてくれるので、許可を取ればやることができます」(長瀬教頭)

平日は自習室も開放。生徒は自分に合った学び方を選べる。また、木曜日は特別活動になっており、知識を吸収するだけでなく、心も豊かになる様々な行事が用意されている。
「陶芸やうどん打ちなどの体験に、宝塚や吉本新喜劇、劇団四季などの文化・芸術鑑賞会も。また、キャリア教育として海遊館に行き、バックヤードを見せてもらったこともあります。サメを上から見る機会はなかなかないので、生徒たちも興奮していました。そのほか宿泊行事もあり、2年生では3泊4日で石垣島へ行きます」

特別活動では終了後、振り返りシートで「自己分析」を行う。そうすることで自己肯定感の向上になり、勉強への意欲や友達づくりへとつながっていく。
「専任教員8名はみな褒めるのがうまい。子どもたちにはつねに激励や褒める言葉を多くかけています。専任教員は、全日制でいえば学年の担任団のようなもの。密に連絡を取り合って一人ひとりの生徒を見ています。また、週に一度は保護者に電話をし、三者面談も年に3回実施。40分~1時間かけてじっくり話をします。一人の生徒を多くの大人たちで見守り、育てていくことが本校の方針です」

大学進学の夢を
実現させる生徒たち


本物にふれる機会となる、バラエティーに富んだ特別活動や行事

大学への合格率も年々高まっている。
「昨年、慶應義塾大学に現役合格した生徒の入学当初の偏差値は50程度。しかし、最終的には70を超えました。本校には大勢の中は苦手だけれど、少人数だから勉強に集中できる、そういう生徒が多いのですが、彼も少人数だからこそ自分の実力を発揮できたのだと思います」

小学校5年生から不登校になった別の生徒は、在学中に英検2級に合格。第1志望だった大阪商業大学に合格した。「『入学当初、アルファベットや筆算を基礎から教えてもらい、“わかる楽しさ”に気づいた』と言っています」と長瀬教頭。

「子どもたちには自己肯定感がとても大切だと思っています。卒業してからの人生の方が長いのです。いろいろなことがありますが、自信をもってチャレンジしていってほしい。8名の専任教員は、毎日生徒のことを想って積極的に取り組んでいます」
 
 
 

賢明学院高等学校通信制課程  https://kenmei.jp