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中学・高校受験:学びネット

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2017/1 塾ジャーナルより一部抜粋

セミナーレポート C3進学アカデミーに学べ!
根拠のない勘による授業は一切なし! コーチングと科学的分析で「必ず成績が上がる」

     

株式会社 BRIDE Academy
C3進学アカデミー(宮城県石巻市)
代表取締役 佐藤 祐太さん

32歳。宮城県石巻市出身。大学時代から仙台市内で塾講師として働く。その後「本当に成績を上げる塾をつくりたい」と25歳の時に独立を決意。石巻市に戻り、自宅を教場にして塾をスタートさせる。2010年3月にC3進学アカデミーあけぼの校を開校。その後2012年に住吉校、2014年に矢本校を開校。2015年には英語と数学の指導に特化したFronTier(フロンティア)を開校した。

 「必ず成績が上がる塾」。そう保護者や生徒から絶大な信頼が寄せられている塾が宮城県石巻市にある。2010年に開塾した進学塾「C3進学アカデミー」だ。「成績アップ=やる気×学習の質×学習量」という方程式を掲げ、コーチングによるモチベーションアップと徹底したデータ分析によるテスト対策、さらには自立型学習教材「ミラクルロード」を使った講習で、生徒の成績を飛躍的に向上させている。勢いが止まらない新進気鋭の塾長に今後の展望を聞いた。

定期テスト5教科合計で
平均60点アップ

 C3進学アカデミーの3つの「C」はチャンス、チャレンジ、チェンジのCだ。常に進化し続ける塾を目指し、Cは足すのではなく3乗にしている。

 現在、同塾の生徒数は約200名。メインの中学生が8割で、小学生・高校生で1割ずつ在籍している。

 この塾が注目されているのは、生徒の成績の上がり幅だ。中学生の定期テストの点数は平均で60点もアップ(5教科合計)。しかも、塾生の5教科合計点の平均は425〜430点というから、ほとんどの塾生は学校の定期テストで1教科80点以上得点していることになる。

 「長年の経験や感覚、勘に頼った曖昧で根拠のない指導はしていません。すべてデータに基づいた学習方法を行っているので、成績が上がるのです」と代表の佐藤祐太先生は語る。

 同塾では、生徒一人ひとりの単元ごとの習熟度を%で把握している。方程式の計算や比例などの単元において、「何が理解できていないか」を分析。苦手な点を確認し、同じ単元をもう1周勉強する。終われば習熟度を再度確認し、もう1周勉強。100%に近づけるまで、同じ単元を5〜6周勉強するシステムだ。

 指導方法は集団と個別と自立学習を組み合わせたスタイル。まずは集団指導で学校の予習をし、個別指導では全員で一斉に演習問題を解く。このとき、理解不足の生徒には個別で指導する。加えて、土・日曜には無学年式の自立学習を実施している。

 「その日に学習したことで間違ったところは、全部直してから生徒は帰ります」

 定期テスト対策も徹底している。石巻市内の全中学校20校の定期テストの内容を調べ、3学年5教科すべてにおいて出題傾向を分析。テストに出題されない問題は、テスト対策からはずし、演習問題を厳選している。

●指導のポイント
根拠のない長年の勘に頼った指導ではなく、科学的根拠に基づいた指導を行う
生徒の習熟度を%で把握し、同じ単元を5〜6周繰り返し、100%に近づける

コーチングHRでやる気アップ
社員研修で行動力を育成

 生徒のやる気を出すために、授業の最初と最後にコーチングホームルームを取り入れている。授業前には、振り返りシートに「今日頑張りたいことは何ですか」「それができたら、1ヵ月後どうなっていますか」などの項目を記入していく。毎回、夢や目標を言葉にして書くようにしているのだ。

 授業後には「今日、目標に書いたことは達成できましたか」「達成できなかったらどうすれば達成できるようになりますか」の設問に答えながら振り返る。このように毎回目標を立ててチェックすることで、自分でやるべきことを考え、生徒は自分で修正していく自立学習ができるようになるのだ。

 「私が本格的にコーチングを勉強するようになったのは2年ほど前からです。生徒指導はもちろんですが、社員研修においても若手の講師を対象に月1〜2回、コーチングや行動心理学に基づいた指導法について話をしています。おかげで社員の行動力が高まっているのを感じますね」

 佐藤先生自身もコーチングスキルを日々実践している。「マイナスの感情を持たない」「否定的なワードは使わない」ことを心がけている。例えば、帰り際に「お疲れさま」と声を掛けるのではなく、佐藤先生は「お楽しみさま」と言っている。「疲れる」という後ろ向きの言葉は使わないのだ。

 佐藤先生のこうした前向きな言動を真似する生徒も表れており、コーチングの成果は生徒たちにしっかり浸透している。

●運営のポイント
コーチングスキルを学習指導や社員研修にも導入。生徒の自立学習や社員の行動力向上に成果を上げる

ミラクルロードで
模試の偏差値が最大14.8アップ

 佐藤先生が自立型学習教材「ミラクルロード」に出会ったのは2012年の冬。教材展で開発者の冨永賢宏氏の本を購入したのが始まりだ。

 「読んでみたら、私が思っていることと同じことが書いてあったので、ミラクルロードを一式全部購入し、全部それを解きました」

 中学の3年分の問題を解くことで、ミラクルロードが宮城県の高校入試と県版の模試をどれくらいカバーしているかを計算。なんとミラクルロードのカバー率は70%。他の教材は20〜30%しかカバーしていないことを踏まえても、圧倒的なカバー率だった。そこで早速、季節講習の教材として導入。理科と社会のこれまで学習した範囲を全部2周するようにした。特に中3生は範囲が広くなるため、60〜100冊近く学習している。

 この効率よく反復学習ができるミラクルロードのおかげで、2016年の夏期講習では平均で偏差値7.1アップ。中には14.8アップした生徒もいた。

 「理科と社会の成績が短期間で上がったことが、偏差値アップの理由です。成績が上がる速度が非常に速くなったと感じています」

 佐藤先生の次の目標は仙台への進出だ。1年以内には、マーケットの大きなところで挑戦したいと考えている。

 「実は毎年25%は何かを変えると決めています。昨年の夏には英・数だけを指導するグループ個別指導のFronTier(フロンティア)を開校しました」

 学力中位〜上位に向け、5教科指導を行っているC3には入塾テストがあり、今まで入塾ができなかった生徒がいた。そこでC3の入塾対象生以外でも、やる気のある生徒の成績を上げたいとフロンティアを開校したのだ。この他、小学生英語講座は1年半前から、小学1〜4年生対象で国・算の指導する「C3スーパーキッズ」は1年前からスタートしている。

 「時代の変化は速い。いつまでも同じではダメです。これからもチャレンジし続けたいと思います」と力強い。

●運営のポイント
高校入試対策にミラクルロードを活用。毎年新しいことにチャレンジし、時代の変化に対応する

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