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中学・高校受験:学びネット

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2015/11 塾ジャーナルより一部抜粋

武蔵大学

 
  多文化共生と他者理解の視点を備えた
「グローバル市民」を育成
武蔵大学の前身は1922年、日本初の七年制高等学校として誕生した旧制武蔵高等学校。創設者の根津嘉一郎氏(初代)は東武鉄道など多くの鉄道事業に携わり、政界でも名を残した実業家だ。「ゼミの武蔵」として知られ、4年間必修の少人数ゼミは、建学の理想のひとつである「自ら調べ自ら考える力ある人物」を育成する学びの基盤として受け継がれている。近年では、全学をあげて先導的なグローバル教育を展開し、2015年度から「ロンドン大学と武蔵大学とのパラレル・ディグリー・プログラム」を経済学部でスタート。世界で活躍する「グローバル市民」の育成を進めている。

学 長:
住 所: 〒176-8534 東京都練馬区豊玉上1-26-1
電 話: 03-5984-3715(入試課)
交 通: 西武池袋線「江古田」駅徒歩6分、西武有楽町線「新桜台」駅徒歩5分、都営大江戸線「新江古田」駅徒歩7分
学生数: 経済学部 1,893名
人文学部 1,418名
社会学部 1,095名 (2015.11.1現在)
ホームページ: http://www.musashi.ac.jp/

 

「ゼミの武蔵」が育む
多様な視点を持ち
自ら考えて行動できる人材

 武蔵大学では、建学の三理想「1.東西文化融合のわが民族理想を遂行し得べき人物」「2.世界に雄飛するにたえる人物」「3.自ら調べ自ら考える力ある人物」を実現するため、創設時より「ゼミナール(ゼミ)」を軸とする少人数教育に長年取り組んできた。

 一般的にゼミは3年次から始まるが、同大学ではすべての学生が1年次からゼミに所属する。学生が自ら学びたいテーマを決め、十数名の少人数で調査や発表、討論を繰り返しながら学ぶゼミでは、学生一人ひとりが主役。どの学生も責任ある役目を果たすことで自主性が育まれ、互いに学び合う経験から、論理的思考力やコミュニケーション能力などを養うことができる。

 同大学では毎年400を超えるゼミが開講され、その学びは多種多様。4年間必修としてゼミで学び、各学部に研究成果を発表する場も設けられている。また、ゼミの発展形である「三学部横断型ゼミナール・プロジェクト」という授業では、実在する企業からの課題(CSR報告書の作成と発表)に3つの学部の学生が協働で取り組む。学部の垣根を超え、専門分野が異なる学生との作業や、企業担当者とのやりとりを通して、実社会で必要な多様な視点を身に付けていく。

日本初、ロンドン大学の
経済経営学士号を取得できる

 現代社会において急速に進んでいるグローバル化。グローバル人材の育成が危急の課題となっているが、武蔵大学では各学部の特色に応じたグローバル教育の強化を進めている。

 その一環として、2015年度から経済学部で「ロンドン大学と武蔵大学とのパラレル・ディグリー・プログラム」がスタート。武蔵大学にいながらロンドン大学と武蔵大学の授業を受講し、すべての試験に合格すれば2つの大学の学位を取得できる。

 語学の成績などによる選考があり、定員は約20名。学生は、ロンドン大学のカリキュラムを理解できる英語力が要求されるため、入学後に学内で英語の授業を受けた後、フィリピン・セブ島での8週間の集中英語研修で徹底的に英語力を鍛える。IELTSスコア5・5以上を取得できれば、1年次の9月からロンドン大学のIFP(基礎教育プログラム)を受講できる。

 「このプログラムは、留学せずとも武蔵大学で授業を受けることで、世界有数のカリキュラムを持つロンドン大学の経済経営学士号を取得できるというのが最大の特徴です。武蔵大学の試験だけでなく、ロンドン大学の試験もあり、それらに合格しなければなりません。日本で初めての取り組みですから学生の関心も高く、20名の定員のところ40名以上の申し込みがありました」と山嵜哲哉学長は話す。世界的な著名人を数多く輩出してきたこの国際的プログラムに、今後ますます注目が高まりそうだ。

日本で、海外で
グローバルなセンスを磨く

 武蔵大学では、すべての学生を対象にグローバルな視点を養う環境を整えている。学内にある国際村「Musashi Communication Village(MCV)」は英語が公用語。無料の少人数英会話レッスンや異文化体験イベント、料理教室といったアクティビティーを数多く開催し、楽しく外国語を学べる機会を提供している。

 2009年からは、アメリカの州立総合大学の日本校であるテンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)との単位互換プログラムも実施。武蔵大学で学びながら科目等履修生としてTUJの科目を履修するか、留学生として1学期以上1年以内の間、TUJの科目のみを履修することができる。授業はすべて英語で、このプログラムに参加するための追加の授業料は不要だ。

 海外留学のためのサポート制度も充実している。世界各国の協定校への長期・短期留学のほか、自ら選んだテーマと研修先で1ヵ月の現地調査を行い、報告書にまとめる「学生海外研修」や、オーストラリアで6週間の就業体験をする「グローバル・インターンシッププログラム」といった制度も用意している。いずれも奨学金制度があり、海外へと羽ばたこうとする学生を力強くバックアップしている。

 「本学では、多様な価値観を受け入れられるメンタリティーを持ったグローバル市民の育成のため、あらゆる学生が個性に応じてグローバルなセンスを磨ける多彩な受け皿を用意しています。今後は大学院まで視野に入れ、海外の大学の学位が取得できるダブル・ディグリー制度を整えていきたいと考えています」と山嵜学長は語る。これからの社会で必須となる他者理解・多文化共生の視点を、日本でも海外でも育めるステージが武蔵大学にはある。

学生のキャリア意識を高める
武蔵独自のプログラム

 武蔵大学はキャリア支援においてもゼミ教育のメリットを生かし、少人数制のきめ細かなサポートを行っている。キャリア支援センターには専門資格を持つ職員が10名以上常駐。3年次後期には学生全員と面談し、それぞれの希望に合ったアドバイスを行っている。また、卒業生と内定を得た4年生による「武蔵しごと塾」は、実践的な内容で学生から人気の就職支援プログラム。ゼミ形式のグループディスカッションや本番さながらの面接指導を通して、自分の問題点に気付き、就職活動での表現力を高めるのが狙いだ。

 今年から企業エントリーの時期が繰り下げられ、新スケジュールとなった就職活動。学業と就職活動の両立に戸惑う学生も少なくないが、山嵜学長は「キャリア支援センターでは、企業と密に情報交換を行いながら、採用状況を随時学生にアナウンスし、安心して就職活動を進められるようにサポートしています」と話している。

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