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中学・高校受験:学びネット

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2013/5 塾ジャーナルより一部抜粋

[特集] 静岡学園中学校・高等学校
社会に貢献できる「真のエリート」を育成
知的好奇心を刺激する静学メソッドで 学習意欲がアップ

     

 一昨年の春、五大陸と七つの海をイメージした壮大な新キャンパスに生まれ変わった静岡学園中学校・高等学校。移転後、初めてとなった昨年の中学入試では、過去最高となる150人が受験。今年も学力上位層の受験生が入試に臨むなど、同校の教育理念に共感する保護者は年々増えている。同校が掲げる「真のエリート教育は真の人間教育にあり」という教育理念。真のエリートとは知性だけではなく、豊かな人間性や高い志を持った人材のことだ。これからの世界が求めるリーダーを育成する同校の取り組みに注目が集まっている。

校 長: 石田 邦明
住 所: 420-0833 静岡県静岡市葵区東鷹匠町25
電 話: 054-200-0191
交 通: JR「静岡」駅から徒歩20分、または、しずてつジャストラインバス「静岡駅―横内町」6分乗車、バス停から徒歩4分、静岡鉄道「音羽町駅」徒歩8分
学生数: 中学校 209名
高等学校 1,075名 (2013.3.1現在)
ホームページ: http://www.shizugaku.ed.jp
   

学力上位層が入試にチャレンジ
教育理念に保護者の期待大

 「過去3年間、入学者の学力は右肩上がりに伸びていましたが、昨年入学した生徒の成長ぶりは素晴らしいものがあります。この3年でも一番ではないでしょうか」

 そう語るのは、静岡学園中学校・高等学校の石田邦明校長だ。学力の向上はもちろんだが、さまざまなことに好奇心を持ち、のびのびと学校生活を送る生徒が増えた。校長室に石田校長の出す数学問題を解きにやってくる1年生もいると嬉しそうに話す。

 今年の中学入試は、昨年に比べて受験数は減ったものの、昨年の倍率から学力の高い層がチャレンジしてきた。「子どもたちもそうですが、保護者の方の期待感もふくらんでいると思います。本校の教育理念を理解していただき、『この学校なら安心して任せられる』という流れがでてきたと感じています」

 同校が教育理念として掲げる「時代が求め、世界が期待する真のエリートの育成」。石田校長は「これからのリーダーは、人間として自分がどうありたいか、世界をどう変えていきたいのか、哲学を持っていなければ周囲の人間を引き付けることはできません」と熱く語る。

 「そのためにも、生徒には知識だけではなく、人間性を育み、高い志(人生の目標)を持つようになってほしいと考えています。例えばノーベル賞を受賞した山中伸弥先生は、科学の研究を通して病気で苦しむ人を救いたい、社会貢献をしたいと考えて、研究を続けてこられたのだと思います。このように自分が得意とする分野の知識を広げ、人々を幸せにする。人の幸せが自分の幸せと思える人生哲学。そうした人間になるための土台を培うのが本校での6年間なのです」

好奇心や人間性を育む
シズガクゴールデンタイム

 同校ではこうした人間力を育成するため、7〜9時限目に「シズガクゴールデンタイム(SGT)」という特別カリキュラムを設けている。

 これは中学1年生全員が参加する陶芸やステンドグラスといった創作活動の他、日本の伝統的ゲーム「囲碁・将棋・かるた」を通じて、思考力や集中力を養う講座もある。また、大学や企業から外部講師を招き、専門分野についての講義をしてもらうなど、普段の授業ではできない幅広い学びの機会を数多く用意している。

 さらに昨年からは生徒会の中に「ボランティア局」を設置。市町村等のボランティア要請の情報を同局が集約し、生徒に情報を発信。生徒は自分ができそうなボランティアに参加する。町内会のイベントに参加したり、生徒たちが野菜を育て近隣の高齢者の方々にプレゼントしたりする活動も始まった。今年は校外に畑を借り、本格的に農作業にも挑戦する予定だ。

 こうした経験の中から「社会に貢献するためには、自分がいまどういう力を身に付けていかなくてはならないか。それをはっきりと自覚し、勉強の意欲を高めてほしいと思います」と石田校長は話す。

全国初の「教養科学科」で
より深く幅広い知識を身に付ける

 同校の特色の1つが、高校では全国初の設置となった「教養科学科」(単独学科として)だ。基本教科をしっかり学ぶのはもちろんだが、教科横断的に学ぶ「専門科目」があることが大きな特徴。幅広い視野から、教養を身に付けることができる。

 ユニークなのは本来、授業では一緒に教わることのない国語と数学の両面から論理を学ぶ「ロジカルリーディング」、コンピューターや情報ネットワークの活用法を学ぶ「情報教養テクノロジー」、アジアやユーラシア大陸を軸に教科書の枠を超えた新しい視点で歴史を学ぶ「グローバルヒストリー」等、知的好奇心を刺激する科目が揃っていること。

 「教養科学科」は、高1では「教養科学科(探究系)」と「教養科学科」に分かれており、中高一貫生は探究系に進学。さらに高2からは「探究文系」「探究理系」に分かれて医歯薬・理系や難関国公立を目指す。中学時から大学進学を意識したカリキュラムが組まれており、英数では高3の学習は高2で修了。高3は大学受験対策期として備えることになる。

 学力向上のために学校側も大いにサポートをするが、同校では一番の原動力は「生徒が自主的に学ぶ姿勢」と考えている。シズガクゴールデンタイムやさまざまな活動の中から夢中になれるものを見つけ、学習意欲に火をつけ、自然な流れで向学心を引き出していくのが静学メソッドだ。

 石田校長は「本校では教師が生徒の悪いところを指摘するのではなく、良いところに目を向け『すごいな』『こんなに素晴らしい力があるじゃないか』と、良い面を伸ばす教育をしていきたいと考えています。20年、30年後に生徒が社会でどんな活躍をしてくれるか。とても楽しみです」と話している。

 学務課入試広報担当の齊藤仁志氏は、同校への受験を希望する小学生は「ぜひ体験入学で学校の雰囲気に触れてほしい」と勧める。同時にプレテスト(無料)に参加し、出題の傾向も掴んでもらえればと話す。試験科目は国語と算数の2教科で、時間は1教科60分。試験後には解説授業も行う。

 参加者にはプレテスト終了後、判定別の弱点克服のための課題プリントを送っている。

 「課題プリントは、提出していただければ添削してお返ししています。この対策をきっちりやってきた児童は、本番入試でも力を伸ばしていますので、ぜひ活用してください」

中学校説明会 6月1日(土)13:30〜(本校)

体験入学 7月20日(土)・9月7日(土)9:30〜

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