22年春、株式会社立高校から初の法人化
ネット授業が注目される勇志国際高等学校
イルカと学ぶ
熊本県の天草諸島は、大小120もの島々がある。勇志国際高等学校の本校がある天草市御所浦町はその中心にあり、海あり、山ありの贅沢な自然環境に恵まれた環境にある。
ここから毎日、インターネットを通じて授業を配信しているが、1年に1回、生徒たちは、スクーリングに参加する。
学校では、平成18年2月から「イルカ体験授業」が始まり、15歳から68歳までの生徒延べ1,000人がこの授業に参加した。
学校の正門前すぐの入り江に設けられた15メートル四方のいけすには、「カイ」と名付けられたオスのイルカが生徒たちを迎える。生徒たちは一緒に泳いだり、えさをやったり、カイのジャンプに歓声を上げたり、時を忘れて授業に参加する。
勇志国際高等学校のカイは、生徒ばかりでなく島中のアイドルで、マスコミにもイルカを体験するユニークな授業は、よく「イルカの学校」として紹介されている。
野田将晴校長は、勇志国際高等学校のスクーリングついて、「たった4泊5日のスクーリングだが、毎回参加する生徒たちは、何かを感じ取って帰ってくれている。初めて来る生徒は特に、高校に来た時とスクーリングを終えて帰る時では、目の輝きが明らかに違っている。イルカはもとより、大自然の力を十分に吸収して、一回りも二回りも生徒たちは成長している」と語ってくれた。
通信制高校の勇志国際高等学校の日常の授業は、全国の提携校や自宅でインターネットを通じたライブ授業やオンデマンド授業(画像授業のダウンロード)で受講できる。内容はレポート対策授業から英会話・大学受験授業まで、さまざまな授業を受講することができる。授業を行うのは、本校教員、スクーリング等で顔なじみになった先生なので、親近感を持って授業に参加でき、学習効果、継続性で大きな効果がある。また、卒業式なども全国からWEB中継で行われる最先端のネット活用をしている。
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