【専修学院】B4判/両面カラー

専修学院は茨城県の南部に位置する龍ヶ崎市、取手市の旧藤代町、稲敷市の旧新利根町、旧江戸崎町にそれぞれ1拠点の計4拠点を擁する地区中堅塾。チラシは昨年の春の募集期に、4教場近隣に一斉に折り込んだもの。大都市周辺の地区中堅塾の戦略は非常に難しい。一方には大手塾が林立し、もう一方には専門塾が立ち並ぶ。地区中堅塾はある意味、特徴を持たないところに特徴があるわけだが、そうした中にあってこうした塾、つまり特定のイメージを持たない塾は、消費者の選択肢の中にも入り込みにくいからである。この塾はその弱点をなんとか避けようと「面倒見のよさ」に的を絞っている。目の付け所は正解であろう。消費者が地区中堅塾に求めるイメージともピタリと合致する。が、残念なことにこのチラシには、面倒見という言葉はあってもそれを実感させるものがほとんど記載されていない。ほしいのはその一工夫であろう。