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2005/5 塾ジャーナルより一部抜粋

2005年度/関西中学入試を徹底分析する

  受験情報システム 定例セミナーより  
     

2005年度の関西地区/私立中学入試は、1月9日の岡山地区からスタートし、16日和歌山地区、18日奈良地区を経て、22日京阪神地区統一入試に滋賀地区が加わり、翌23日から後期日程へと続く展開となった。

大阪地区では、偏差値50から60に位置する、清風(前期入試前年比+36名)、明星(+33名)、大阪女学院(+34名)大阪桐蔭(+43名)近畿大学付属(+118名)金蘭千里(+51名)といった、いわゆる上位進学校が志願者増を果たしている。

また、偏差値50に満たない中堅校の中にも、聖母女学院(+35名)、金光八尾(+54名)四天王寺羽曳丘(+19名)といった学校は独自の広報戦略により前年度比大幅アップを達成した。

一方、単独日程から一転統一日への合流を断行した関西大倉は、予想を超える大幅な志願者減(−443名)となった。また、人気大学付属校とされる同志社香里(−71名)、関西大学第一(−61名)や、女子トップ校の四天王寺(−61名)の不振も注目されるところだ。
2005年度の入試は昨年度の流れを受けた形で展開されたが、「一部の勝ち組その他」という明暗がより鮮明になるという結果に終わったようだ。

兵庫地区では、最難関の灘(+68名)、甲陽学院(+42名)、神戸女学院(+31名)は順調に志願者数を伸ばす一方、三田学園(−67名)、滝川(−33名)、親和(−86名)、啓明学院(−34名)、といった人気上位校の志願者減が注目される。須磨学園と滝川第二に加え神戸龍谷の誕生により、新たな受験地図が描かれた結果といえる。須磨学園が果敢に"ブランド神話"の切り崩しに挑み、滝川第二と神戸龍谷が、"ボリュームゾーン"の確保へと舵取りを行っている。京阪神地区にあって、唯一長らく『護送船団方式』を堅持してきた兵庫地区だが、今後は「コース制」の拡大、後期日程の更なる進化など大阪府下校に負けず劣らず"知恵比べの入試制度改革"が急速に展開されることは明白だ。護送船団から企業努力(入試広報)による自己防衛へ、英知を結集した募集戦略の再構築にその命運は握られている。

京都地区では、有名大学付属校と難関進学校に志願者が集中している。東山(+73名)、洛星(+36名)洛南高等学校付属(+54名)、京都女子(+48名)、同志社(+107名)、立命館(+99名)、立命館宇治(+58名)が大きく志願者を伸ばしている。また、京都地区全体の前期入試志願者数も約350名増加しており、滋賀地区の解禁日合流、公立中高一貫校の誕生が京都地区における中学入試の裾野を広げ、活気ある入試状況を創り出している。

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